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おりものの量や黒ずみが気になる!出産前後に感じるデリケートゾーンの変化と効果的なケア方法

おりものの量や黒ずみが気になる!出産前後に感じるデリケートゾーンの変化と効果的なケア方法

ホルモンバランスの影響により、身体の変化を大きく感じやすい妊娠から出産後。おりものの量が増えたりデリケートゾーンの黒ずみが濃くなったり、見た目が気になるマイナートラブルに対して、多くの女性が放置したままにしている傾向があるそうです。出産前後に感じるデリケートゾーンの変化にデメリットはあるのか、効果的なデリケートゾーンケアの方法とともに解説していきます。

2022.07.22

妊娠中に感じるデリケートゾーンの変化

女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」が増える妊娠中は、妊娠前に比べてホルモンバランスが大きく変わるといわれています。具体的にどのような変化がデリケートゾーンに起こるのか、身体への影響をまとめてみました。

「黒ずみ」が濃くなりやすい

妊娠を機に多くの女性が感じる不快な症状といえば、デリケートゾーンの黒ずみ。女性ホルモンの変化とともに分泌が増えるメラニン色素「メラノサイト」によって、黒ずみやすくなります。

妊娠中のストレスからも血行不良による代謝が低下して、黒ずみの悪化につながるケースもあるので、妊娠=黒ずみが起きやすい状態といえます。

「かゆみ」「かぶれ」が起きやすい

妊娠中は、皮脂分泌の働きに関係する男性ホルモンが低下しやすいうえ、水分や栄養が胎盤に送られるために肌が乾燥しやすい状態になりがちです。

とくに妊娠中期〜後期はかゆみが出やすく、デリケートゾーンはもちろんおなか周りなど身体全体にかゆみやかぶれが起きることも。

肌質が変わるので、下着の擦れやムレなどちょっとしたデリケートゾーンへの刺激が、かゆみ・かぶれにつながります。

「おりもの量」が増えやすい

妊娠でおりものの量が増えるのは正常な身体の状態といえます。ですが、以下の状態が見られた場合は注意が必要です。
「急におりものの量が増えた」
「血が混じっている」
「カッテージチーズっぽい」
「水っぽい」
「臭いがきつい」

感染症や子宮ガンの可能性があるほか、流産や早産のリスクが高まりますので、早めに医師に相談しましょう。

出産後に見られるデリケートゾーンの変化

妊娠によって変化した身体の状態から元の身体に戻ろうとする産褥期。ここでもホルモンバランスによるマイナートラブルが見られます。

黒ずみが濃くなったまま

ホルモンバランスが整っていく産後は、1年ほどでデリケートゾーンの黒ずみが元に戻るようです。

しかし実際は、黒ずんだままというパターンの方も多くいらっしゃるようです。

膣のゆるみによる痔・尿もれ

子どもを産むことで広がった膣内は産後の経過とともに戻るとされますが、身体に大きな負担がかかるため100%の状態に戻ることはないといわれています。

出産による膣のゆるみや膣内の筋肉が低下から尿漏れにつながりやすくなります。

便秘になりやすい

子宮を支えていた骨盤底筋が妊娠・出産によって衰えたり伸びたりすると、排便時の押し出す力が弱まり便秘につながります。

また、出産時の傷口を気にして便秘を我慢する、育児疲れや産後うつなど自律神経の乱れも便秘を引き起こす原因になります。

妊娠中〜産後にできるデリケートゾーンのお手入れ

マイナートラブルが起きやすい妊娠中から産後は、効果的なデリケートゾーンケアを取り入れることで膣の自浄作用が整い、美容と健康の両方からアプローチができます。

自宅で実践できるお手入れ方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

黒ずみ対策

まぶたより皮膚が薄いといわれているデリケートゾーンは、刺激から遠ざけることが大切。サイズの合わない下着で摩擦を与えない、お風呂でゴシゴシ洗いをしないといった日頃からの行動が黒ずみ予防につながります。

また、デリケートゾーン用のスキンケアによる保湿・美白ケアは、摩擦によるダメージから肌を守る効果も。

ビタミンC誘導体やプラセンタエキスなどメラニンの生成を抑える働きが期待できる成分が入ったスキンケアを選んでみるのもおすすめです。

乾燥・かゆみ対策

妊娠から出産までのホルモンバランスの変化、そして年齢を重ねるとともに減少していく女性ホルモンの影響で、デリケートゾーンは保湿ケアが重視されるようになります。

言い換えれば、保湿ケア=乾燥やかゆみ、さらにはにおいケアにも効果ができるということ。

お風呂から上がったら10分以内を目指してデリケートゾーン専用のローションやクリームでやさしく保湿することを意識してみましょう。

便秘・痔・尿もれ対策

子宮を支える骨盤底筋群は、妊娠中からトレーニングすることで便秘や痔、尿もれの予防になります。

トレーニングのポイントはおなかに力を入れないこと。仰向けに寝て、こぶし1つ分ほど足を開き膝立ちした状態になったら、左手をおなか当てて腹筋まわりの力を抜きます。

おなかを緩めたまま、肛門・膣に力を入れて約10秒間キープ。その後、30秒ほど脱力&リラックスします。このしめる・緩めるを、10回ずつ1日5セットを目標に行うのがおすすめです。

妊娠・出産後は日々のセルフケアが大切

身体の変化を大きく感じやすい妊娠中から出産後は、毎日のケアが何よりもベスト。

顔や身体をケアする延長線上にデリケートゾーンもお手入れしてあげると、膣の自浄作用が正常に働き、黒ずみや臭い、かゆみ、乾燥といったトラブルや感染症の予防対策になります。

まわりまわって「免疫力の向上」「うるおい肌」など自分自身の美容と健康につながるかもしれませんね。

5年後、10年後の健康を考えるという意味でも、ぜひデリケートゾーンのセルフケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。

■Writer's Profile

izumi

ライフスタイルライター|日本化粧品検定1級|TCカラーセラピスト|旅、美容、グルメ、おしゃれ、働くアラフォーの心に響いたリアルライフを執筆   

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instagram:@izumi_tabism
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