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Wellness

【専門家監修】デリケートゾーンの正しい洗い方をおさらい

デリケートゾーンはどのように洗っていますか?デリケートゾーンは汚れがたまりやすく、正しく洗浄できていないと匂いやかゆみが発生する原因に。そこで今回は、デリケートゾーンの正しい洗い方やケア方法をご紹介します。デリケートゾーンにおすすめのソープも!

2020.05.15公開

デリケートゾーンの正しい洗い方とは?

弱酸性の専用ソープで優しく洗浄する

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デリケートゾーンの正しい洗い方は、弱酸性のデリケートゾーン専用ソープを使って優しく洗浄することです。デリケートゾーンは他の肌よりも酸性度が高く、陰部のpH値はだいたい3.8~4.5の弱酸性。膣内のpH値を保つことで、雑菌が膣内に入るのを防ぐことができるんですよ。

また、デリケートゾーンは粘膜に近い場所なので、洗浄力の強いボディーソープやpH値が高い中性やアルカリ性のボディソープを使うとトラブルの原因になりかねません。

そのためデリケートゾーンの洗浄には、phを調整した弱酸性のソープか、デリケートゾーン専用の弱酸性ソープを使うのがおすすめ。アルカリ性のソープを使うと膣内のpHバランスが崩れるので注意してくださいね。

間違った洗い方だと恥垢がたまる原因に

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デリケートゾーンの正しい洗い方ができていないと、性器に恥垢(ちこう)がたまる原因になります。恥垢とはデリケートゾーンにたまる白いカスのことで、恥垢をそのままにすると匂いやかぶれなどのトラブルを引き起こしてしまうことも。

デリケートゾーンをしっかり洗っているつもりでも、恥垢が落とせていないと意味がありません。恥垢はニオイや雑菌繁殖の原因となるので、日頃から正しい洗い方でケアすることが大切です。

【洗浄方法】デリケートゾーンの洗い方

①外陰部は指を使って優しく洗う

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デリケートゾーンの洗い方は、指を使って外陰部を優しく洗っていきます。ソープをしっかり泡立てたら、泡で優しく陰部を包み込むように洗いましょう。指の腹で撫でるように外陰部を洗ったら、お尻の穴まわりも優しく洗浄してください。陰毛にも汚れやカスが付着しやすいので、忘れずに洗浄して◎

お尻から外陰部に向けて洗うと膣内に汚れが侵入してしまうため、デリケートゾーンを洗う時は後ろから洗わないように気をつけて。陰毛部分から外陰部、そしてお尻の穴まわりという順番で洗ってくださいね。

②恥垢は指先で丁寧に洗う

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性器にたまった白いカスや汚れはなかなか落ちないので、指先で丁寧に洗って恥垢を落としていきましょう。恥垢が特にたまりやすいのは、大陰唇と小陰唇の間の溝になっている部分です。汗や汚れもたまりやすいので、ソープの泡で指を使って優しく洗浄してください。

恥垢を洗う時は、指の腹を使って泡で包み込むように洗うのがポイント。爪を立てないように注意して、カスや汚れが残らないように洗っていきます。陰核部分もカスがたまりやすいので、皮をめくって丁寧に洗ってあげましょう。陰核や大陰唇、小陰唇のまわりをしっかり洗えていれば匂いの心配もなくなります。

③鏡で見ながら洗う

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カスや汚れが落ちているかどうか心配な場合は、鏡で確認しながら洗浄するのもおすすめ。自分の性器を見るのは恥ずかしいという人も多いですが、性器の状態を知っておくことで正しくデリケートゾーンをケアすることができます。特に、恥垢がたまりやすい部分を洗う際は、鏡でチェックしながら洗うとキレイに洗えますよ♪

【ケア方法】デリケートゾーンのケア方法

①タオルを優しくあてて水分を取る

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デリケートゾーンを洗浄したら、タオルを優しく陰部にあてて水分を取ります。タオルはコットン100%など肌ざわりの良いものを使うのがおすすめで、ゴシゴシと擦らないように水気を拭き取りましょう。多少の水分が残っていても問題ないので、タオルを軽く押しあてるように拭いてくださいね。

②乳液やクリームで保湿する

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デリケートゾーンを洗ったらそのままにせず、乳液やクリームで保湿することもセットで行いましょう。デリケートゾーンは皮膚が薄く乾燥しやすいため、乳液や美容液、クリームなど保湿アイテムを塗って潤いを与えることが大切。保湿アイテムも、デリケートゾーン専用のものや弱酸性のものを使ってくださいね◎

③オイルで膣マッサージ

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デリケートゾーンを乳液やクリームで保湿したら、オイルを使った膣マッサージを行うのもおすすめ。膣をオイルでマッサージすることで、膣内がやわらかくほぐれたり、血行が良くなって冷えが改善するなどの効果が期待できるんです♪

膣のオイルマッサージは、オイルを指になじませて外陰部からマッサージしていきます。大陰唇、小陰唇、膣口を優しくオイルを塗りこみ、膣内を傷つけないように、爪は短く、指の腹を使って、円を描くように丁寧にマッサージをおこないます。指を入れて丁寧に。力を入れないように気をつけて、滑らせるようにオイルマッサージしてください。

デリケートゾーンの洗い方の注意点

ボディタオルやスポンジは使わない

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デリケートゾーンを洗う時は、ボディタオルやスポンジは使わないように注意して。ボディタオルやスポンジは体を洗うのに便利なアイテムですが、デリケートゾーンは他の肌よりも刺激に敏感な場所です。ボディタオルやスポンジを使うと、摩擦によって外陰部や性器が傷つく原因になります。

デリケートゾーンの洗い方は、指を使って優しく洗うのが基本。爪を立てず、指の腹でマッサージするように洗うのがコツです。汚れやカスを落とそうとして、指でゴシゴシこすらないように気をつけてくださいね。

内性器(膣内)は洗わない

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デリケートゾーンを洗う時に注意したいのが、内性器(膣内)までは洗わないようにすること。膣内にはデーデルライン桿菌(かんきん)という善玉菌が存在しており、善玉菌のおかげで膣内が弱酸性に保たれているんです。内性器に悪玉菌が侵入するのを防ぐ役割も果たしています。

膣内を洗うと善玉菌まで洗い流れてしまい、匂いやかゆみの発生に繋がってしまいます。デリケートゾーンの匂いが気になると膣内までしっかり洗いたくなりますが、逆に匂いの原因になってしまうので要注意。内性器は洗わず、外陰部だけを洗浄しましょう。

ソープの泡はしっかり洗い流す

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デリケートゾーンの洗い方では、ソープの泡をしっかり洗い流すことも大切なポイントです。ソープの泡が残っていると、逆に匂いやかゆみの元になってしまいます。デリケートゾーンを泡で洗った後は、陰部に残らないようにしっかりシャワーで洗い流すようにしましょう。

デリケートゾーンの洗浄におすすめのソープ5選

①アイム ラフロリア デリケートボディウォッシュ

「アイム ラフロリア デリケートボディウォッシュ」は、デリケートゾーンだけでなく全身にも使えるボディウォッシュ。デリケートゾーンと同じ弱酸性・pHバランスで処方され、しみることなくやさしく洗い上げてくれます。保湿成分として乳酸菌を配合し、肌のうるおいを残してくれるのも嬉しいポイント。

天然の香水とも言われるイヴピアッツェローズの透明感のある華やかな香りが洗うたびにふんわりとかおって女性らしい気分にしてくれます。

②アンティーム「フェミニンウォッシュ」

アンティームの「アンティーム フェミニンウォッシュ」は、敏感肌にも優しいデリケートゾーン専用のリキッドソープです。トウキ根エキスやドクダミエキスといった和漢のエキスを配合し、植物の力でデリケートゾーンのコンディションを整えます。肌の潤いはしっかり残して、気になる匂いやムレを洗い上げてくれますよ◎

③イロハ インティメートウォッシュ モイスト

イロハの「インティメートウォッシュ モイスト」は、スクラブ剤を配合した弱酸性のソープです。スクラブ剤の植物性グルコマンナンがデリケートゾーンの汚れやカスを吸着して、スッキリと洗い上げます。

保湿成分のグリセリンを配合しているので、汚れをしっかり落としつつ皮膚の潤いをキープ。女性らしくセクシーなフレッシュジャスミンの香りで、デリケートゾーンの匂い対策にも効果的です♪

④カティエ ハイジーン ウォッシュ

カティエの「ハイジーン ウォッシュ」は、パリ生まれのオーガニックブランドが販売するデリケートゾーン専用ソープです。アロエベラエキスやヤグルマギク花エキスなどのオーガニック原料を使用しており、敏感な部分を優しく洗浄。皮膚のpHバランスを整えて、デリケートゾーンを清潔に保ちます。

⑤トレスマリア ソープ

トレスマリアの「トレスマリア ソープ」は、デリケートゾーン専用に作られたジェルタイプのソープです。泡立たないソープで、デリケートゾーンをくるくるマッサージするように使用します。汚れやカスを優しく取り除き、デリケートゾーンの匂いやムレ、かゆみを防止。低刺激処方の無添加ソープなので、敏感肌の人にもおすすめです♪

以上、デリケートゾーンの洗浄におすすめのソープを5つ紹介しましたが、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしましょう。用途・目的別におすすめの石鹸を紹介していますので、何を選んだらいいのか分からない場合は要チェック!

正しい洗い方でデリケートゾーンを清潔に保とう!

デリケートゾーンは他の肌よりも外部刺激に敏感で、とても繊細な部分です。汚れやカスがたまりやすい部分でもあり、正しく洗えていないと匂いやかゆみが酷くなってしまうことも。デリケートゾーン専用のソープを使って、しっかり汚れを落とすことが大切です。

今までデリケートゾーンの洗浄を怠っていたという人も、これからは正しい洗い方でお手入れするようにしてみてください。デリケートゾーンを優しく洗浄して、清潔な状態を保ちましょう♪

■記事監修

原 由記  Yuki Hara(Mellia株式会社 代表取締役 CEO/ホルモンバランスプランナー)

2017年にMellia株式会社を創業し、女性一人一人に寄り添うデリケートゾーンケアブランド「I’m La Floria」の商品開発・コンセプターを務める。化粧品メーカーで商品企画兼広告プロモーション部を統括し執行役員としてヘアケア業界NO1ブランドを生み出す。会社員時代に感じた女性特有の悩みや、ホルモンバランスから起こりうるトラブルに着目し、女性の健康と美に関心を持つ。セラピストと女性ホルモンバランスプランナーの資格を所有し、女性の身体に関する正しい知識を取得したうえで、商品開発にも活かしている。

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