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【腸内環境と膣内環境について】デリケートゾーンの悩みとの関係についても解説

【腸内環境と膣内環境について】デリケートゾーンの悩みとの関係についても解説

腸の健康が重要視される昨今、最近では腸を整えることがデリケートゾーンにもいい影響を与えることが知られています。さらに「膣内環境」を整えることも大事だとか。女性にとってデリケートゾーンの悩みはすぐにでも解消したいものです。そこで、腸内環境や膣内環境、デリケートゾーンの関係についてお話します。

2022.01.29

腸内環境を整えるとは?

腸内にはさまざまな腸内細菌が存在していて、以下3つに分けられます。

腸内細菌
  • 善玉菌
  • 悪玉菌
  • 日和見菌

  腸内環境を整える上で大事になってくるのがこの3種類の腸内細菌の割合(バランス)です。  

具体的には、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7 であることが最も望ましいと言われています。しかし、近年の食生活の変化や多様性(西洋食など)によって悪玉菌の割合が多くなる傾向にあり、食生活の改善が必要な場面も増えています。また、ストレスなど精神面も腸内環境と関連していることがわかってきました。このように、腸内環境は全身の健康と密接に関係していて、さまざまな要因でそのバランスが繊細にコントロールされています。

腸内環境と膣内環境

腸の健康は全身の健康につながります。
さらに、腸と膣内環境やデリケートゾーンとの関係も大切です。

膣内は腸と同じようにヒダ状の構造をとっており、粘膜で覆われています。そして、膣内にも細菌が数え切れないほど生息しており、膣内フローラを形成していることが特徴です。
膣と腸の出口である肛門は近くに存在するため、腸と膣はさまざまなコミュニケーションを取りながらお互いのバランスを保ちます。

実際、膣内には多くの乳酸菌が存在し、膣内のpHを4.5付近に保つことで膣内感染症や尿路感染症、性感染症などの予防を助けると考えられています。
さらに、膣内環境が整うことで、デリケートゾーンのにおいなどの悩みも軽減される可能性があるようです。
このように、腸内環境と同時に膣内環境も最近では重要視されるようになりました。

腸内環境とホルモンバランスも大事

女性にとっては月に一度訪れる月経。
月経時に多くの女性がストレスを感じているのは月経前症候群(PMS)であるからかもしれません。
PMSでは、食欲や睡眠欲の増加、イライラなど精神面での不安定、むくみ、冷え、腹痛や頭痛などの症状が起こります。

そこで大事になるのが腸内環境です。
腸と脳は繋がっているといわれており、神経伝達やホルモン分泌にも関わっています。

腸内環境が良くない場合、ホルモンバランスが乱れやすくなってしまいPMSや月経期間の辛い不調を感じやすくなってしまいます。
また、腸内環境を整えることで、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が行われ、精神面での不調の軽減を助けます。
普段から腸内環境を整えることの意識は、デリケートゾーンや月経前の不調を解消する上でとても大事なのです。

デリケートゾーンのケアも大切

膣内環境のバランスはとても繊細であり、あまり強い刺激には耐えられません。
そのため、一般的なボディソープで洗ってしまうと、膣内細菌の自然なバランスを崩してしまい、感染症につながる可能性があります。
デリケートゾーンは、専用の商品で洗うほうが好ましい理由はここにあり、できれば低刺激なもので洗うようにしましょう。

まとめ | 腸内・膣内環境とデリケートゾーン

最近では健康意識の高まりから、腸内環境について注目が集まっていて、腸と、膣内環境やデリケートゾーンは密接に関係していることがだんだんわかってきました。
普段から腸内環境を整えておくことは、女性の体にとって大切です。
また、赤ちゃんは産道を通って生まれてくるときに、お母さんの腸内細菌を受け継ぎます。
これは、腸内細菌が腸の出口から膣で赤ちゃんに受け渡されるため。
このように、女性の生涯を通した体の健康として、腸内だけでなく膣内ケアも意識してみてはいかがでしょうか?

■Writer's Profile

Kwhr ai

管理栄養士 / フリーランスライター&コンサル / 環境系大学院の博士課程にて乳酸菌の研究中 / 腸内環境とセルフケア / プラントベース(ヴィーガン)な暮らしを満喫中

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