
オイル美容のメリットとは?自分に合った取り入れ方やおすすめの使い方を解説
「スキンケアにオイルを使用したらべたつきそう」、「オイルを使用したらニキビが増えそう」など、オイル美容にネガティブな印象をお持ちではないですか?美容オイルには、肌に嬉しいいろいろな効果があります。オイルとひとことでいっても質感はサラサラしたものからコックリしたものまでさまざま。ここでは、オイル美容をスキンケアに取り入れるメリットやおすすめの使い方、用途・効果別オイルの種類をご紹介します。
オイル美容がおすすめな理由

肌には水分と同じく油分も必要です。水分バランスと油分バランスが整うことで肌状態も安定するので、どちらかが不足しても乾燥や肌不調を招きます。
そして、肌が乾燥すると、より肌表面を守ろうと皮脂を分泌させてしまうので、ベタつきの原因にも。水分と油分のバランスを保ち、しっかり保湿して乾燥を防ぎたいですね。
だからこそ取り入れたいのがオイル美容。オイルは肌に必要な油分をしっかり補い、水分と油分のバランスを保つとされています。また、浸透率が高く、美容成分と組み合わせることで肌の奥までしっかり浸透する効果が期待できます。
油膜で水分の蒸発を防ぐ効果も期待できるので、シーズン問わずぜひスキンケアにオイル美容を取り入れるのがおすすめです。
塗るタイミングが大切!スキンケアへの取り入れ方

スキンケアにオイル美容を取り入れる場合は、塗るタイミングが大切になります。塗るタイミングや順番によって肌への効果が変わってくるので、自分の肌状態にあったタイミングを選びましょう。
スキンケアの最初に取り入れて「浸透力」アップ
オイルは、洗顔後すぐ、スキンケアの最初に使用することで、次に使う化粧水や美容液の浸透を助けてくれます。また、肌を柔らかくしてくれるので、肌がもっちりとした質感に。
このとき、サラサラとしたテクスチャーのオイルを選ぶと、その後のメイク崩れも防ぎやすくなります。
スキンケアの最後に使用して「保湿力」を持続
オイルには、肌の水分蒸発を防ぎ、肌をしっとり保つ役割があります。そのため、普段のお手入れにプラスしてあげると、肌の保湿力の持続が期待できます。お手入れの最後に使うクリームに少量混ぜてもよいですし、クリームを塗る前に、肌になじませるのがおすすめです。
肌の乾燥が気になる方は、ぜひ普段のスキンケアにオイルをプラスしてみてくださいね。スキンケアの満足感も変わるかもしれません。
マルチに使えるオイル!スキンケア以外のおすすめの使い方

実はオイル美容はマルチに活用できる美容法。ここからは、スキンケア以外でやってほしいおすすめの使い方をご紹介していきます。
ファンデーションに混ぜてツヤ感アップ
ファンデーションを使うときに、1滴程度の少量のオイルを混ぜてみてください。自然にメイクのツヤ感がアップします。また、オイルによるメイク中の保湿効果も期待できます。
ベタベタにならないように、量は少量でOK。肌と日焼け防止のために、酸化しにくいアルガンオイル、ホホバオイル、スクワランオイルなどを選びましょう。
メイク直しのときにも使えます。オイルで保湿しながらメイク汚れを軽くオフしてから、下地などを塗り直し。オイルを取り入れることでツヤ肌が復活します。
ヘアスタイリングに使用してツヤ髪へ!
ヘアスタイリングにもオイルは大活躍!ヘアセットした後、オイルで仕上げると切れ毛や枝毛も目立ちにくくなり、髪がツヤっとします。
ポイントは、軽めでサラッとしたテクスチャーのオイルを使用することと、毛先を中心につけること。テクスチャーの重いオイルはスタイリングが取れてしまう可能性があります。また、髪の毛の根本に付けてしまうとツヤっぽさよりもベタつきが目立ってしまうので気をつけましょう。
髪に優しくツヤ感を高めてくれるのがオイル。ぜひ、日々のヘアスタイリングに使用してみてください。
お風呂上がりのボディケアに
オイルはボディケアにも使えます。顔と同様、ボディケアの際にオイルを先に使うことで肌を柔らかくし、その後のボディクリームなどの浸透を助けてくれます。
お風呂上がりには、タオルドライする前にオイルを全身に塗布。すぐになじんで、肌がもちっとするのが分かると思います。
その後、ゆっくりボディクリームなどで保湿するのがおすすめ。ブースター的にオイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
爪ケアで先端まで美しく
昨今の感染症のこともあり、手洗いと消毒の回数が増えています。気づいたら手がかさかさということはありませんか?ハンドクリームに混ぜて手の保湿力をアップさせるのもおすすめですし、爪周りをオイルでケアするのもおすすめです。
爪周りは保湿のお手入れをしないと角質が硬くなりやすく、爪も割れやすくなってしまいます。甘皮あたりにオイルを乗せて、しっかりと爪の周りにオイルをなじませてあげましょう。指先までふっくらときれいに見せられます。
自分に合ったオイルの種類は?

オイルにはさまざまな種類があります。オリーブオイルなどの植物性オイルもあれば、スクワランなどの動物性オイルもあります。
どんなオイルが自分の使い方に合っているのか、種類ごとに特徴や肌への効果を確認しましょう。
ホホバオイル
ホホバオイルとはホホバ種子から採れる油で、肌のうるおいを逃がさないように閉じ込めるエモリエント効果が期待できます。抗酸化作用も期待できるので、肌の皮脂バランスを保つのにも有効のようです。
さらっとした軽めのテクスチャーで、手持ちのスキンケアアイテムと混ぜて使いやすく、ベタつきが気にならないのも特徴。全身に使えて、1つ持っていると便利なオイルです。
ココナッツオイル
ココヤシの実の胚乳から抽出されるココナッツオイル。腸内環境を整える効果や、ダイエット効果が期待されています。食用オイルとして話題ですが、スキンケアやボディケアにも使えます。
肌の保湿効果や紫外線から肌を守る効果、そして抗菌作用があるとされていて、ニキビ改善にも期待できそうです。テクスチャーも軽めで肌になじみやすいです。
クレンジングとして使用したり、ブースター使用や保湿クリームとのダブル使いも◎。ただし、ココナッツオイルは、ココナッツの香りがしっかりします。他のアイテムと組み合わせるときは香りの相性も確認した方が良さそうです。
オリーブオイル
オリーブの実から得られるオリーブオイル。知らない人はいないくらい、食用として人気の高いオイルの1つです。
テクスチャーはしっとりしていて、高い保湿力が期待できます。スキンケアやボディケアの仕上げに使用することで、肌のうるおいをしっかりキープできそうです。
スクワランオイル
動物性と植物性の両方あるのがスクワランオイル。スクワランとは、深海ザメの肝油中に存在する「スクワレン」という成分に水素を足して酸性化しにくくしたものです。スクワレンはオリーブにも含まれていますが、その量はとても希少です。
スクワレンは人の皮脂にそもそも存在している成分であり、人の皮脂膜を作る役割があります。保湿効果やエモリエント効果、バリア機能を高める働きが期待できるのですが、年齢とともに減っていく成分なので、スキンケアでプラスしてあげたいですね。
皮脂膜を作る成分なので、保湿の最後にふたをしてあげるイメージで使用することで、肌をしっかりうるおったままにしてくれそうです。
オイル美容で全身きれいを目指して

オイルは上手にケアに取り入れてあげることで、肌の保湿効果を高めたり、肌のツヤ感を作ったりと、マルチに使える頼れる肌のパートナー。さまざまなブランドからも“オイルイン美容液”として発売されているので、いろいろ試してみてはいかがですか?
オイル美容で、肌、髪、そしてボディと全身の美しさに磨きをかけたいですね。
■Writer's Profile
kico
元国際線客室乗務員。現在は、旅、美容、ライフスタイルを中心として執筆活動をしながら、モダンカリグラファーとしても活動中。子育てをしながら、「ママでも美しく楽しく」をモットーに、美ライフスタイルを追及中。
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