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デリケートゾーンの洗いすぎに注意!健康な体を目指すために実践したい正しい膣ケア

デリケートゾーンの洗いすぎに注意!健康な体を目指すために実践したい正しい膣ケア

美容や健康のためにデリケートゾーンケアを意識する方が増えている昨今。「洗いすぎ」によるトラブルもまた増えているのをご存知でしょうか。正しい膣ケアを行うためには正しい知識が必要です。このコラムでは、ついやりがちなNGケアを例に挙げつつ、健康な膣を保つために今日からできることをご紹介します。

2022.06.29

健康な膣=自浄作用が正常

美容や健康を目的にデリケートゾーンケアを意識されている方は多いと思いますが、そもそも「健康な膣」とは自浄作用が正常に働いていることが第一。

膣の中にはデーデルライン桿菌(かんきん)と呼ばれる乳酸菌の一種(善玉菌や常在菌とも表現されます)が存在し、pH4.0〜5.0の酸性を保っています。

これがいわゆる自浄作用が正常な状態。外部からの雑菌の侵入を防ぎ、病原細菌の増殖増やさない、膣の健康に欠かせない役割を担っているのです。デリケートゾーンが痛い、腫れている、ニオイが気になる、かゆみがある、おりものが多い……。

といった症状に心当たりがある場合は、自浄作用が弱まっているかもしれません。

注意!自浄作用が弱まる原因5つ

膣内の自浄作用は、さまざまな理由からその働きが弱まる場合があります。美意識が高く念入りにデリケートゾーンをケアされている方でも膣の自浄作用が弱まってしまうケースがありますので、ぜひご自身のライフスタイルを振り返ってみましょう。

1.膣の洗いすぎ

皮膚が薄いデリケートゾーンを洗う際、皮脂や汚れを落とそうゴシゴシ擦るのはNG。顔と同じように、膣まわりも過剰な刺激を与えるとトラブルを起こしやすくなります。

2.膣の中まで洗う

膣の中まで強く洗ってしまうと大切なデーデルライン桿菌まで洗い流してしまい、自浄作用そのものを弱めてしまう可能性があります。また、強く洗うことで自分の指で膣内を傷つけてしまう恐れも。別の症状を引き起こすこともあるので注意してくださいね。

3.市販の石鹸で膣を洗う

ボディ用ソープで膣まで洗ってしまう方がいますが、これはNGケア。洗浄力が高い市販の石鹸やボディソープは刺激が強く、逆に膣内の常在菌バランスが崩れて雑菌が増えてしまう恐れがあります。

膣まわりを洗う時は、肌にやさしいデリケートゾーン専用の石鹸を使うのがおすすめです。

4.心と体のストレス

人間関係のイライラや生活習慣の乱れ、暴飲暴食、睡眠不足といった心と体に与えるストレスは、ホルモンバランスが崩れ、デーデルライン桿菌の活動が低下するといわれています。

ストレスが溜まっていると感じたら、友人に話す、運動をする、趣味に没頭するなど自分なりの解消法を探してみましょう。

5.サイズが合わない下着

体型維持やボディラインをきれいに見せるために、あえてサイズがキツイ下着を付けている方も要チェック。体を締め付けすぎる下着や服はストレスになるほか、肌を刺激して擦れた状態になります。

また、長時間つけっぱなしの生理用ナプキンもデリケートゾーンのかゆみやかぶれの原因になることも。膣まわりは清潔&快適を意識してくださいね。

上記以外にも、病気などによる体調不良や妊娠、閉経後の女性ホルモン低下といった状態も自浄作用が弱まる要因です。

女性の体はとてもデリケートですので、不快に思うことストレスに感じることを上手にクリアしていきましょう!

今日からできる、健康な膣つくり

自浄作用が正常に働いている健康な膣は、心と体がイキイキしているということ。外見はもちろん、内側からの美しさにもつながります。

とはいえ、健康な膣を目指すためにできることをいきなり全部クリアするのは少々ストレスです。チェック式でまとめてみましたので、自分がチャレンジしやすいと思ったところから取り入れてみてくださいね。

【デリケートゾーンケア】

□デリケートゾーンケア用の弱酸性ボディウォッシュを使う
□膣の中まで洗わないようにする
□小陰唇の裏側など汚れが溜まりやすい場所は丁寧に洗う
□デリケートゾーンは泡でやさしく洗う
□デリケートゾーン は35〜37℃くらいのぬるま湯で洗う
□ナイロンタオルなどでゴシゴシしない
□強めのシャワーをデリケートゾーンに直接当てない
□タオルで拭く時もこすらず、軽く押すように拭く
□デリケートゾーン用のスキンケアでしっかり保湿

【日常ケア】

□基礎体温をつけてみる
□外食やコンビニ飯を減らしてみる
□栄養バランスを考えて料理してみる
□6〜8時間以上の睡眠を心がける
□寝る前にスマホを見ない
□就寝1〜2時間前を目安に入浴する
□ストレッチなど体を動かす時間を作る
□新しい趣味を見つける
□体のサイズに負担がない服や下着を選ぶ
□笑顔になれることを増やす

まとめ

最初はやる気と勢いで動いても、時間が経つにつれて「やらなくちゃ!」と義務感で動くようになれば、それもストレスのひとつです。

それよりも「やってよかった!」と、自分自身の心と体が心地いいと感じることが何よりも大事。心地いいからもっと続けてみようと思えれば、大成功です。

健康なデリケートゾーンを目指して、ぜひライフスタイルに取り入れてみてくださいね。

■Writer's Profile

izumi

ライフスタイルライター|日本化粧品検定1級|TCカラーセラピスト|旅、美容、グルメ、おしゃれ、働くアラフォーの心に響いたリアルライフを執筆    

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instagram:@izumi_tabism
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