
かゆみ・黒ずみ・ニオイ……解決したいデリケートゾーンの悩みの原因と対策チェック!
デリケートゾーンのお悩みといえば「かゆみ」「黒ずみ」「ニオイ」の3大トラブル。悩みではあるけど、できることなら自分で解決したいものですよね。ここでは、それぞれのお悩みについてまずは原因から解説。3大悩みに対して今日からできるセルフケア対策をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
デリケートゾーン【かゆみ】の原因は?

デリケートゾーンのトラブルで多いのが「かゆみ」。違和感があるかゆみにも、さまざまな原因が考えられます。まずはかゆみが起こる原因からチェックしてみましょう。
原因1:下着やナプキンによる擦れ
肌がセンシティブな状態になる月経期間中は、ナプキンの擦れによる炎症が起きやすくなり、皮膚の乾燥からかゆみにつながるケースが考えられます。また、月経でなくとも化学繊維など肌に合わない下着を着用し続けると、カサつきやかゆみを感じることも。
原因2:日常のストレス
仕事や育児など、日常的なストレスが原因でデリケートゾーンのかゆみが発症することもあります。潔癖症の方、几帳面でマジメな方などメンタルダメージを受けやすい方は、気をつけてくださいね。
原因3:デリケートゾーンの洗いすぎ
清潔な肌をキープするため、美容のためにとデリケートゾーンをゴシゴシ洗ってしまうのも、かゆみにつながる原因のひとつ。雑菌が入りやすいデリケートゾーンは、膣の奥まで必要以上に洗うと自浄作用が弱まり、バリア機能に影響を与えてしまう可能性があります。
原因4:カンジダ膣炎の可能性
外陰部や膣のかゆみ以外に、白いカッテージチーズのようなものが見られる、おりものの量が増えたという症状があった場合、カンジダ膣炎の可能性が考えられます。妊娠中や体調不良など免疫力が低下している時は、特に注意が必要です。
デリケートゾーン【黒ずみ】の原因は?

黒ずみの原因、実は上記に挙げた「かゆみ」の原因と関係があります。美容に詳しい方はご存知の通り、皮膚の擦りすぎや衣服の触れなど肌に対する「繰り返しの刺激」は、色素沈着が起きやすくなる状態を生み出します。
そもそもデリケートゾーンをはじめとするワキやひじが「黒ずみ」になる原因は、メラニン色素の代謝サイクルが崩れてしまうこと。肌への摩擦や刺激はもちろん、紫外線や加齢なども、その要因となります。
つまり、デリケートゾーンにかゆみがある方の多くが、黒ずみにも悩まれている傾向がある、ということが考えられます。
デリケートゾーン【ニオイ】の原因は?

デリケートゾーンがにおう原因は「日常生活」と「病気」、2つの可能性があります。それぞれ特徴があるのでチェックしてみましょう。
原因1:日常生活
生理用ナプキンを長時間つけていると蒸れを感じることがあります。蒸れを放置したままにすると、雑菌の繁殖からニオイの原因になることも。同様に、デリケートゾーンに汚れが溜まっている、疲れやストレスで免疫力が低下している、ダイエットによる栄養不足といった理由もニオイが発生しやすくなります。
原因2:病気
かゆみの原因にも出てきたカンジダ膣炎をはじめとする性行為によって感染する性感染症(STD)の発症も、ニオイの原因となります。女性の性感染症で多く見られるのは「クラミジア」「淋病(りんびょう)」「トリコモナス」「性器ヘルペス」など。
日常生活からの原因が見えない場合は、病気のリスクもありますので、ニオイだけでなく、かゆみや痛み、おりものの状態をチェックしておきましょう。
デリケートゾーン3大悩みのセルフケア

かゆみ・黒ずみ・ニオイのトラブルは、日常のケアから症状を和らげることが期待できます。日々のケアによる対策をご紹介しますので試してみてくださいね。
対策1:過剰に触らない
かゆみや黒ずみ、ニオイが気になるからとデリケートゾーンに触れてしまうと、その刺激で角質が剥がれたりメラニン細胞が活性化されてしまい、結果としてトラブルが悪化する可能性があります。できるだけ皮膚に刺激を与えないようにしましょう。
対策2:ストレスを溜めない
ストレスのない生活は免疫力を向上させることにつながります。栄養バランスの摂れた食事、十分な睡眠、適度な運動もストイックにやりすぎると逆にストレスを感じてしまうことも。友達と遊ぶ、かわいい動物に癒されてみる、家でゴロゴロ、旅行を計画する…など、自分の好きなことに目を向けてみてくださいね。
対策3:着用する服や下着を変える
デリケートゾーンのムレにつながりやすいとされる「体にフィットする」ファッションや下着、ストッキングなどは要注意。
シルクやオーガニックコットンなど肌にやさしい素材や通気性のいい素材に変えてみる、ゆったりシルエットの服を選ぶなど、工夫してみましょう。生理用ナプキンやおりものシートを長時間付けてしまう方は、こまめに交換するのもおすすめです。
対策4:デリケートゾーン専用のスキンケアを使う
粘膜が近くにあるデリケートゾーンは、皮膚が薄く経皮吸収率が高いパーツ。市販のボディソープだと洗浄力が強すぎて負担になるといわれています。デリケートゾーン専用のスキンケアを使って保湿ケアをすることは、かゆみ、黒ずみ、ニオイのケアにもつながりますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
まとめ
ていねいなセルフケアをしても改善しない、おりものの様子がおかしい、ニオイや痛みがずっと続くなど違和感がある場合は、病気の可能性も考えられます。
女性の場合、不妊症につながることもありますので、デリケートゾーンで「あれ?」と思ったら婦人科を訪ねてみましょう。皮膚のかぶれなど「皮膚科かも?」と迷ったときも、まず婦人科を受診。セカンドオピニオンとして女性の医師がいる皮膚科に相談すると安心ですよ。
女性の身体は、とってもデリケート。自分の身体を大切にするという意味でも、気になることがあったら放置しないでくださいね。
■Writer's Profile
izumi
ライフスタイルライター|日本化粧品検定1級|TCカラーセラピスト|旅、美容、グルメ、おしゃれ、働くアラフォーの心に響いたリアルライフを執筆
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