経皮吸収率が42倍!? 比較してわかった、デリケートゾーンケアの必要性

性器周りは「デリケートゾーン」とも呼ばれてますが、皆さんはそこがどのくらいデリケートな部位かご存知ですか？　今回は「経皮吸収率」をテーマに、デリケートゾーンケアの大切さについて考えます。

いいものも悪いものも吸収してしまう「経皮吸収率」って？

経皮吸収率とは言葉のまま、「皮膚を通して何かを吸収する度合い」のこと。わかりやすい例が、パッチテスト。皮膚からどのくらい物質を吸収してしまうか確認差する作業がありますよね。

実はその吸収率って、部位によって大きく異なるのです。調べによって微差はあるものの、概ね部位別の吸収率は以下の通り。

なんと、デリケートゾーンは二の腕に比べて42倍も吸収してしまうと言われているんです！一番ケアに時間をかけている顔よりも吸収率が高い。つまりそれだけデリケートゾーンは、体の中でも特に過敏で繊細と言えるでしょう。

吸収率が高いデリケートゾーンは、関連グッズのセレクトも慎重に

繊細であればあるほど注意したいのが、その部位に関連するアイテムのチョイス。洗剤やデリケートゾーン用スキンケアなど、塗布したり付着してしまうものはもちろん、下着や生理用品など直接触れるアイテムの素材まで関わるので、思っている以上に広範囲のアイテムに及びます。

吸収するものがいい成分だけであればいいのですが、毒素を取り入れてしまうことも。ですからもしデリケートゾーンに違和感があるようなら、関連アイテムの見直しやケアを取り入れることが大切です。

また、脅すわけではありませんが、今は肌に合っている、過敏に反応しないという場合も油断はNG。吸収しやすい＝繊細ということは、免疫力が落ちているなど、ちょっとしたことで過敏になってしまう可能性も。デリケートゾーンを清潔・健康的にケアするには、今の状態がいいとしても、一度根本的に使用アイテムを見直せるといいかもしれません。

生まれつきアトピー性皮膚炎を患っていて、肌は人一倍敏感な筆者。経皮吸収率のプロフェッショナルなわけではありませんが、今回の執筆を通してデリケートゾーンのケアについて改めて考えてみました。

VIO脱毛が、自分に合っているか

一つは、デリケートゾーンの脱毛・ハイジニーナ（無毛を目指し、アンダーヘアを全て処理すること）について。これは筆者にとって大きなきっかけとなりました。

ニオイや蒸れの懸念から、デリケートゾーンを衛生的に保つ効果があると言われている方法ですが、残念ながら筆者には合いませんでした。ずっと理由が不思議だったのですが、今回わかった気がします。

蒸れない環境が敏感肌にはベターと思っていましたが、アンダーヘアがなくなってしまったため、よりデリケートゾーンが下着に触れるようになってしまったりしたため、そこから毒素を吸収するようになってしまったのかなと思いました。処理をお休みし、今は状態が安定しています。肌質によって合う、合わないもあるということに気づきました。

生理用品・下着はなるべく素材重視で選ぶ

生理期間は、経血がない時期より肌が繊細な上、経血によって環境も決していい状態とは言えません。だからこそ使用するナプキンなどは、なるべくオーガニックで綿100％のものを選び、肌に負担がかからないように心がけるようになりました。

生理でない時期も、下着はなるべく自然素材のものを。デートなどを考えるとおしゃれな下着も身につけたいので、なるべく夜や予定のない日は素材重視にしています。

専用ソープを使った方がいいということ

脱毛での荒れを機に、ボディーソープも見直そうと思いました。吸収率が極端に高いデリケートゾーンには、やはり成分などに配慮された専用のソープを取り入れた方が肌に優しい気がします。

いかがでしたか？

数字で比較できると、いかにデリケートゾーンが”デリケート”かが一目瞭然ですね。これを機に皆さんも一度、デリケートゾーンケアについて見直してみてください。

■Writer's Profile

MAHARU

雑誌編集者・フリーライター。女性ファッション誌読者モデル。30代に入り、色んな意味で人生の岐路に立っています。働き方や美容をメインに発信していきます！

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