メディアなど多くの場面で取り上げられるようになったトピック「生理」。長年付き合う生理について理解を深めることで、自身の身体の状態を知ることができます。

今回は、10月7日に開催された「フェムテックジャパン2021/フェムケアジャパン2021」に出店していた布ナプキン専門ブランド「Pantyliners Organics」をご紹介します。使い捨てナプキンとの違いなどを伺ったので、ぜひ参考にしてみてください。

布ナプキン・使い捨てナプキン・生理用吸水ショーツの違いって?

多くの人にとって馴染みのある使い捨てナプキンと、最近では大手アパレルブランドからも販売が開始されて注目されている布ナプキンや生理用吸水ショーツ。様々な側面から、それぞれの違いをチェック!

素材の違い

布ナプキン

コットン、ネル、リネン、ガーゼなどで作られています。

使い捨てナプキン

表面にコットンを用いていますが、その中に経血を固めるための吸水ポリマーや撥水性の不織布などか使用されています。

生理用吸水ショーツ

ポリエステルやポリウレタンなどで作られており、吸水シートの部分はコットンを使用しています。

使用感は?

布ナプキン

柔らかい肌触りで、肌に違和感を感じずにつけることができます。

使い捨てナプキン

さらさらとした肌触りが特徴的。素材によっては、硬さやごわつきなどの違和感を感じることがあります。

生理用吸水ショーツ

吸収量を高め、漏れを抑えるためにフィット感が強い商品が多いです。

参考文献

布ナプキンのメリット

①肌に優しい

デリケートゾーンの経皮吸収率は42倍と言われています。(腕の内側の皮膚を1とした場合)繊細な場所であるデリケートゾーンに、どのようなアイテムを使うかはとても大切です。使い捨てナプキンに使用されている吸水ポリマーは、身体を冷やしてしまうこともあるため、オーガニック素材でできている布ナプキンを日常的に使用することで、冷えを防ぐことができたり、身体の内側からケアすることができます。

②自分の身体の状態を知ることができる

経血量や経血の状態から、自分の健康状態を知ることができます。しかし、一般的な使い捨てナプキンや生理用ショーツは吸収機能が高いため、経血の詳細な状態を知ることはなかなか難しいですよね。使用後の布ナプキンから現在の自分の身体の状態を理解できることが、布ナプキンの一つのメリットです。

③環境に良い

目の前の便利さを求めるだけでなく、未来の地球のために環境に配慮した行動をすることはとても大切。布ナプキンは洗って繰り返し使用できるので、日頃から環境に良い行動を取り入れることができます。日常の全てを変化させることは難しくても、少しずつ環境を想った行動をすることで持続可能な社会の実現に繋がるのではないでしょうか。

デリケートゾーンケアに関して深く知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。

女性達が心も身体も豊かに過ごせる環境を作りたい。布製パッド(布ナプキン)専門ブランド「Pantyliners Organics」

素材は、オーガニックコットン100%

image1.png

Pantyliners Organicsでは、デリケートゾーンに直接触れるものだからこそ、自然素材の中でも極力農薬や化学肥料を使わずに育てられた100%オーガニックコットンの生地を使用しているそうです。無染色、無化学薬品で安心して使用することができます。

さらには通常の使い捨てナプキンとは異なり化学繊維や合成樹脂といった防水素材の使用をしていないため、通気性がとても良く、かぶれ、ムレ、匂いによる肌ストレスを感じづらい使い心地となっています。

豊富なサイズ展開

image3.png

3つの形状からなるナプキンはXSからXL(XSは羽付きのみ)サイズまで合計13型もの豊富なバリエーションで展開されています。そのため、その日の経血の量や下着のデザインに適したナプキンを選択することが可能。軽いおりものから、多い時の日中や就寝時の長時間にも安心して使うことができるのは嬉しいですね。また、厚みや長さにも十分なゆとりをもうけているため、伝い漏れなどの心配もないという方が多いんだそう。

オリジナルのデザイン

image5.png

真っ白いデザインは、経血の状態を把握する体調のセルフチェックとして重要な役割に。量、色、オリモノは「ホルモンバランス」「精神的ストレス」「自分のからだに吸収されたもの」などの影響により、敏感に変化します。経血の状態を把握する事は、自分の体調管理にも繋がるそうです。

経血が吸収される使い捨てナプキンや生理用ショーツでは、経血の状態の把握をすることは難しいです。布ナプキンを取り入れることで、からだの調子を理解することができるのは嬉しいですね。

パッケージ

image2.png

ホテルのアメニティをイメージしたシンプルでありながら洗練されたデザイン。従来の生理用品の概念を覆し、「可愛くて気分の上がるもの」に変えたいという思いが込められているそうです。

パッケージにも、地球にも優しい再生可能な紙素材を使用しています。ネガティブに感じがちな毎月のサイクルも、Pantyliners Organicsのかわいいデザインによって、わくわくするイベントになりそうですね!

pantyliners organics 公式サイト

様々なオプションを知ることで、自分の身体にも心にも、そして環境にも良い選択を

技術の発展と共に、生理との向き合い方も十人十色、多種多様になってきましたね。様々な商品やサービスを知ることで、自分にとって心地の良い生理の期間の過ごし方を見つけていきましょう。

my-museでは生理のトピックに関しても多くの記事を紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

Writer's Profile

Maho

Melliaインターン生。都内大学の四年生。

セルフウェルネスやフェムテックに興味があり、2020年11月よりMelliaのインターンに参画。最近は冬も近づき乾燥が気になるので、保湿力の高い美容成分や製品を調べることにはまっています。

1

♯グッドバイブスウーマンvol.5<山田祐実さん/フリーランスカメラマン>

#グッドバイブスウーマン。その方の信念や生き方、在り方がわかるような、「10の質問」をお届けします。本連載は、グッドバイブスな友人・知人をご紹介していくリレー形式。第五回目にご登場いただくのは、フリーランスカメラマンの山田祐実さん。

2024.11.12

Interview

1

「Plantfulな暮らし、始めませんか?」持続可能な社会の在り方を提案するイベントを11月17日に開催!

人々のウェルネスと地球保全のために、プラントベースの食習慣を日本に広める活動を行う、イタリア在住のヴェルヌ華子氏の来日に合わせて、環境活動家である深本南氏を招いたイベント「Plantful Inspirations 2024」を代官山のForestgate Daikanyama TENOHA棟 CIRTY CAFEにて開催。

2024.11.05

Wellness

代表とその息子

私らしい“ボスの在り方”とは、愛を伝え合うこと。大学生で出産、そしてアフリカで起業家になった菊池モアナさんの言語を超えた寄り添い方とは

タンザニアで起業、生理用ナプキンの工場長になった菊池モアナさんにインタビュー。若年妊娠で退学したタンザニアのシングルマザーが働ける場所を作るために、生理用品の製造・販売を行う「LUNA sanitary products」を立ち上げたモアナさん。さまざまな経験を経て、相手と寄り添うことで社員との関係性が改善されていったとか。その経緯やストーリーを伺った。

2024.11.05

Interview

Career

main

【maison owl】/1日1組限定・全館貸切の宿泊体験「suite stay experience」一般予約を一部開始

本質的なモノ・コト・旅を紹介する「My Muse Selection」。今回は、10月1日(火)より、1日1組限定の「suite stay experience(スイートステイエクスペリエンス)」を一部、一般向けに予約開始した「maison owl(メゾンアウル)」をご紹介します。

2024.10.30

Wellness

2023_04_18_moekofukuda103084+

「子どもとの時間は、人生そのもの」母になってもブレなかった福田萌子さんの在り方とは

2020年に配信された『バチェロレッテ・ジャパン(Prime Video)』に初代バチェロレッテとして参加し話題となった福田萌子さん。番組内では、自分の意見をハッキリ相手に伝え、誰に対しても真摯に向き合う姿が印象的でした。そして福田さんは2023年に第一子誕生を報告。母となった今、生活や心境に変化はあったのでしょうか。

2024.10.26

Interview