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ブックホテルからバーホテルまで!今こそ行きたい箱根のおすすめ宿3選

ブックホテルからバーホテルまで!今こそ行きたい箱根のおすすめ宿3選

2021.01.29 私の選択

都心から最も近い温泉地、箱根

GoToトラベルも相まって2020年後半は旅行業界も少しずつ活気を取り戻してきたように思えます。それぞれの価値観の中で、健康かつ安全に、楽しく賢く旅をしたいものですね。

コロナ禍で遠出をするのに抵抗がある人にもぜひオススメしたいデスティネーションは、都心から最も近く日本有数の温泉地、箱根。

都心から新幹線やロマンスカーでわずか1時間半。はたまたバスタ新宿(実は池尻大橋などにも停留所があります)から高速バスで宿泊先まで2時間ジャスト、一切乗り換えなしという楽々コースもあり。道中では車窓から紅葉や雪景色など四季折々の景色が楽しめたりして観光気分を味わえます。

箱根の数ある温泉旅館の中から、今年筆者が訪れたおすすめの3つをご紹介します。

1.箱根本箱

hakone hotel honzan

日本初の「本をテーマにしたインタラクティブメディアホテル」として、開業以来SNSや旅行雑誌で話題を集めている【箱根本箱】

かつては日本出版販売株式会社(以下:日販)の社員保養所だった場所をフルリノベーションして、ブックホテルを中心とした複合施設が2018年にオープン。

hakone hotel honzan

エントランスに設けた大きな吹き抜け、両サイドには天井にまで届く本棚と長い階段、ランダムに置かれた可愛いチェア、窓の向こうに覗く青空と箱根の山々…どこを切り取ってもフォトジェニックで、訪れた人をもれなく魅了させる、ある種の芸術作品のような空間です。「GOOD DESIGN AWARD2019」のBEST100に選ばれ、ホテルのコンセプトはさることながら、建築の観点から見ても国内外から益々脚光を浴びそうな予感。

新刊と古書、洋書まで「衣・食・住・遊・休・知」の幅広いジャンルから選書した約12,000冊もの本の中から、実際に手に取って選んで読むに至った一冊には、なんだか物凄く運命的なものを感じます。

さらには、箱根を中心に神奈川や静岡で採れた地元食材を使った本格的なローカル・ガストロノミーを味わえるレストランとしても高評を得ています。オーガニック&クレンジングをテーマに繰り広げられるイタリアンは絶品です。

本屋でも図書館でもネットカフェでもない、従来の旅館とも違う、ブックホテルという新しい滞在スタイルの提案。本が担う大切な役割を未来に継承していくためにも、“本のある暮らし”にもう一度身を置いてみては?

名称:箱根本箱

住所:〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320−491

アクセス:箱根登山鉄道ケーブルカー「中強羅駅」から徒歩5分

予算:大人1室2名利用時1名分の参考料金19,688円〜

公式サイト

2. bar hotel 箱根香山

bar hotel hakonekazan

library+hotel+spaをコンセプトにした【箱根本箱】に続き、いま飲兵衛の間でひそかに話題になっている、「BARに泊まる」をコンセプトに、bar+hotel+spa(温泉)を見事に融合した【bar hotel 箱根香山】

ほとんどのホテルや旅館が15時チェックインのところ、ここは少し遅めの18時から!その分翌朝は昼過ぎまでのんびり滞在を楽しむことができます。金曜夕方に出ればその瞬間からもう週末が始まるように、仕事帰りにふらっと飲みに行くような感覚でアフター5の旅も叶います。

bar hotel hakonekazan

到着後のはじめの一杯は、ウェルカムドリンクのシャンパーニュ。乾いた喉を潤すようにきめ細かな泡がカラダに沁み渡ります。今宵の“barcation”はこの一杯からスタートします。

13mにもわたる一枚板の長いバーカウンターはオーセンティックな佇まいで、目の前には雄大な箱根の山々や暮色蒼然の空がパノラマに広がります。数百種類ものウィスキーボトル、熟練のバーテンダーが厳選した数々の銘酒が並び、一部有料のお酒以外はフリーフロー!全て宿泊料金に含まれているのです。

「ラストオーダーを気にせず、好きなだけ飲めたらいいのに!」「終電を気にせず、このまま眠れたらいいのに!」とお酒の場で思ったことはないでしょうか?

飲んで、温泉浸かって、ひと眠りして、また飲んで…。好きな時間に好きなだけ。夢のような至福の体験がそこにありました。

お酒を愛し、バーをこよなく愛する、飲兵衛なあなたに捧げる、とっておきの聖地。極上の一杯を片手に、大切な人とじっくり語り合うbarcationを過ごしてみては?

名称:bar hotel箱根香山(hakone kazan)

住所:〒250-0406 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷507-4

TEL:0460-82-0111

アクセス:①東京駅から新幹線こだまで小田原駅まで約40分+小田原駅から箱根登山バスまたは伊豆箱根バスで「蓬莱園(ほうらいえん)」バス停まで約40分+バス停から徒歩5分②新宿駅から特急ロマンスカーで箱根湯本駅まで約90分+箱根湯本駅から箱根登山バスまたは伊豆箱根バスで「蓬莱園」バス停まで約20分+バス停から徒歩5分所要時間:約1時間半

公式サイト

3. 箱根リトリート före

hakone retreat fore

箱根散策には外せない仙石原の森の中に佇む【箱根リトリート före(フォーレ)】

5.5万㎡の広大な敷地には、客室棟、大浴場、ラウンジ、ベーカリー、カフェ、レストラン、多目的ルーム、会議室などファシリティがとにかく充実していて、飽きることなく過ごせます。スウェーデン語で「前へ」という意味をのせて、従来に見た温泉旅館ともホテルとも違う、どこか北欧の趣きを感じるような、進化型リゾートスタイルを体感できます。

hakone retreat fore

雄大な森に客室はわずか39室。今回滞在した【FORE SUITE】は109平米の広々とした空間に、2つのベッドルームとバスルーム、リビング、キッチンシンク、薪ストーブが備わり、ホテルというよりは別荘に遊びに来たような、どこか温もりと安らぎを感じられました。

この森に足を踏み入れた瞬間、ふうっと自然に深呼吸をしたくなるように、ここで時間を過ごすことが最大のリトリート。

hakone retreat fore

ファミリートリップはもちろん、リーズナブルなプランもあるので一人旅も多いそう。企業の短期研修で、はたまたforeの敷地ごと丸々貸し切ってウエディングで利用する外国人カップルもいるとか。屋外のデッキや多目的ルームを生かせばヨガのリトリートツアーとしても利用できそう。

ゆっくり温泉に浸かって旅館飯を食べて、という日本ならではの温泉旅行もいいけれど、ゲストのライフスタイルやニーズに合わせて、想い想いの自分らしい滞在スタイルをカスタマイズしながら楽しめる多様性と柔軟性、あれこれ想像を膨らませてくれる空間づくりこそが何より魅力で、またこの森に再訪したいと思う所以かもしれません。

名称:箱根リトリート före(フォーレ)

住所:〒250−0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1286-116

TEL: 0460-83-9090

アクセス:バスタ新宿から高速バス「箱根ガラスの森駅」まで120分

所要時間:2時間

宿泊料金:28,000円~(1室2名利用時の1名様1泊2食付料金)36,300円~(1室1名利用時の1名様1泊2食付料金)

公式サイト

■Writer's Profile

渡辺由布子 Yuko Watanabe

17歳から読者モデルとして「Vivi」「JJ」「non-no」など多数女性誌に出演。MBSラジオパーソナリティとして出演。大学卒業後、化粧品会社勤務を経て、フリーランスに転身し、ヨガインストラクターを務める傍ら、トラベルライターとして世界中を飛び回る。過去渡航した国は40カ国以上。特にタイに精通し、渡航回数は20回以上。ハワイ留学経験有り。現在は拠点をロサンゼルスに移し、東京と行き来してデュアルライフを送る。

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