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人生がもっと楽しくなる!お手本にしたい女性No.1オードリー・ヘップバーンの幸せな価値観
多様化といわれる今の時代。人生をもっと楽しくするために、自分らしい生き方を選択したいと考える女性がどんどん増えています。「いいな」と共感できるモノに触れて、自分の意思で大切なことを選択していきたい…そんな女性に知ってほしい、オードリー・ヘップバーンの幸せな価値観を紹介したいと思います
2021.12.19公開
「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」など多くの名作でヒロインを演じ、ファッション界のアイコンとして今でも愛され続けているオードリー・ヘップバーンですが、ちょっと違う視点で見ていただきたいのが晩年の姿。
50代後半から亡くなる直前の63歳までユニセフ親善大使として活動していたオードリーは、背筋をピンと伸ばし、眉を動かしながら表情豊かに語り、顔をしわくちゃにして笑うとてもチャーミングな女性でした。
60歳を越え、しわが増えた自分の顔を「私が多くの愛を知ったということ。だから今の顔が好き」と言いきってしまう彼女は、歳を重ねた自分を肯定し「自分と他者を助ける2つの手」を持つことが大切だと自ら発信する女性。
ユニセフ親善大使としてエチオピアやトルコ、南アフリカなど飢餓に苦しむ人たちの元へ足を運び続けていた姿は動画にも残されていますが、その中で彼女が語っていた印象的なシーンが「物事にはふさわしい時期がある」という言葉です。
少し過去を遡ると、オードリーの幼少期は父親の失踪や両親の離婚、戦時中の栄養失調とお世辞にも順風満帆とはいえない人生でした。この第二次世界大戦中で大変な状況だったときに助けてくれたのが、現ユニセフの前身「UNRRA(アンラ)」という連合国救済復興機関。
背が高かったこと、栄養失調だったことからバレリーナという夢を諦めたオードリーでしたが、アンラに助けられ、女優としての道を切り開いていきます。そしてこの女優というキャリアを生かし、晩年は子どもたちのためにできることを自らが行動に起こし世界に向けて発信していきます。
オードリー自身、「そういう時期なのだ」と語っているのです。こうした人生を歩んできた彼女の言葉だからこそ、人の心に残る言葉がたくさん残されているのかもしれません。
ユニセフ親善大使として活躍する一方、癌に侵された晩年のオードリーは、余命3ヶ月と医師から告げられ63歳という若さでこの世を去りますが、人生が幕を閉じるギリギリまで「幸せ」だったであろうと思える素敵なストーリーがあります。
それはオードリーの人生最後となるクリスマス。衰弱して飛行機に乗ることができないオードリーのために、デザイナーであり友人のジバンシィがひと肌脱ぎます。財閥の知人に頼み込み、プライベートジェット機にオードリーを乗せて自宅(スイス)に飛ぶのですが、それがまさにクリスマス直前の出来事。
そしてクリスマス・イヴ当日、食事もできない、買い物もできない状態だったオードリーが用意したクリスマスプレゼントは、彼女が贈る相手を想いながら選んだ自分の持ち物だったそうです。
自分の家で自分の大事なものを大切な人たちに贈る…、これが人生最後のクリスマスギフトだったのです。幸せを定義する価値観は人それぞれですが「人生最後のクリスマスをどう過ごすか」を考えることで、自分にとっての幸せの形が見えてくるのではないでしょうか。
“魅力的な唇のためには、やさしい言葉を紡ぐこと愛らしい瞳のためには、他人の素晴らしさを見つけることスリムな体のためには、飢えた人々と食べ物を分かち合うこと美しい髪のためには、一日に一度子どもの指で梳いてもらうこと美しい身のこなしのためには 決して一人で歩むことがないと知ること人は物よりはるかに多く回復し、復活し、生きかえり、再生し、報われることが必要なのです”
これは「時の試練を経た人生の知恵」というサム・レヴェンソンの詩集の一部にある「Time-Tested Beauty Tips(時を超えた美しさの秘密)」
クリスマス・イヴにオードリーが2人の子どもに読んだ言葉として知られています。大事な人たちに自分の大切なものを贈り、愛する子どもたちに大好きな言葉を残す。そんな人生最後のクリスマスは、オードリーにとって最高に幸せな日だったに違いありません。
欠点を隠そうとしたり未来を心配するより、どんな状況でも正面から向き合い、心から楽しむこと、幸せを感じることを大事にしてきたオードリー・ヘップバーンの生きる姿勢は、現代の女性が共感できるものばかりです。同じ女性として人生のお手本にしたい幸せな価値観がたくさんありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ライフスタイルライター|日本化粧品検定1級|TCカラーセラピスト|旅、美容、グルメ、おしゃれ、働くアラフォーの心に響いたリアルライフを執筆
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