Wellness
女性のからだに正しい知識とベストな選択を。産婦人科検索サービス×医師監修コンテンツ「ピルモット」プロデューサー・森さんインタビュー
「医療機関探しがもっとかんたんにできたらいいのに」「婦人科選びは何を基準にすればいいの?」生理や避妊について悩んだ時、一度は直面する問題ですよね。そんなお悩みを解決に導く、女性のからだの悩みから、医療機関探しまでをサポートするサイト「ピルモット」のプロデューサー・森さんにお話を伺いました。
2021.12.16公開
ピルモットとは、16〜24歳の女性に向けた、からだやこころのケアをサポートするWebメディア。ひとりでも多くの女性の悩みを軽減できればとの思いで、ちょっとした疑問や悩みを解決するコンテンツを発信中。使いやすい婦人科検索機能もおすすめ。
「特徴から探せる産婦人科検索サービスからなるWebメディア「ピルモット」
会社としての事業では、医療機関様をお取引先としているのですが、ここ数年でアフターピルのお問合せが増えてきました。そういったこともあり、アフターピルの利用者に対して何かアプローチができないかと考え始めたことがきっかけです。
同じタイミングで私自身もピルを服用するようになったことも大きいですね。ピルを服用するようになる前は、ピル=避妊というイメージが強くて、避妊以外にも役立つということを知りませんでした。服用が習慣化するとともに自分の身体や生理の課題が見えてきて、ピルをきっかけに身体のことを考えるようになったと思います。
この経験から、ピルには生理痛が軽減されるなどの生理がある人にとって素晴らしいメリットが多いにも関わらず、副作用ばかりがフォーカスされて良さがあまり知られていないことに疑問を感じ、「ピルモット」を通してピルについて伝えていきたいと考えるようになりました。
コーラルオレンジを基調とした、ナチュラルで親しみやすいビジュアルのウェブサイトに仕上がっています。
医師監修付きのオリジナルコンテンツ、特徴から探せる産婦人科検索サービスの2つです。
医師監修付きのオリジナルコンテンツでは、ピルの基礎知識や生理中の身体のことなど、「こういうときってどうすればいいの?」という疑問を基に記事を作成しています。
インターネット上にはさまざまな情報が溢れていて、どれが正確な情報なのかわかりにくいですよね。そんな時に「ピルモット」を教科書のように利用してもらえたらと思います。
人との関わりが増えてきて自分の体と向き合うことが増える中で、体の悩みを相談しづらいと一人で抱え込む 16〜24歳の若年層をターゲットとしているます。その年代を想定し、かつ女性の身体の悩みに焦点を当てたメディアが現段階では少ないという点で強みになると考えています。
身体の違和感や変化などを「悩み」であると気づいていない方々が身体について意識するようになったり、考えるようになる手がかりを与えられるような発信をしていきたいですね。気軽に話したり、学ぶことができる場をつくりたいです。
特徴から探せる産婦人科検索サービスでは、全国3,500箇所の医療機関情報を記載しています。
若い世代は医療機関へのハードルが比較的高く、医療機関=不調が起こった時に駆けつける場所というイメージが強いのではないでしょうか。そのハードルを下げたいという想いがあり、検索のしやすさを意識してデザインしています。
現時点では検索条件欄のチェック項目を厳選していますが、今後はさらに項目を増やし充実させていきたいと考えております!
『フェムテックジャパン2021/フェムケアジャパン2021』出展時、ターゲット層の方とお話しする機会があり、「自分で医療機関を検索できるので嬉しい」というお声を頂きました。地理的に近い場所や親御さんから薦められたところに行くことが多いと思います。薦められて行くのも良いですが、自分が心地よい・安心できる雰囲気や、自分の悩みにあっていたらもっと良いですよね。
ターゲット層の親世代にあたる方とお話しした際は、自分の子どもに生理やピルに関することを教えたくても、知識に自信がない」「どのように伝えたらいいか分からない」という声がありました。「ピルモット」がそういった場面での助けになるというご意見も頂きました。
ウェブサイトやロゴのデザインにすごくこだわりました。「女性向け」というとピンク色や淡い色が多いイメージですが、ピルモットはもっとナチュラルで親しみやすいカラーを使いたいと思い、コーラルオレンジを選びました。
そして、コンセプトは「開放感」を大切に、女性の前向きなエネルギーを感じさせるイメージを意識しました。
最近、AIジャーナルアプリ「muute」を使い始めました。客観的に頭の中を整理しやすく、モヤモヤを言語化できてスッキリするので日記のように使っています。
ピルモットインスタグラムの投稿『生理のお悩みサクッと解決!おすすめアプリ3選』でも紹介させていただきました。
「ピルモット」が、みなさんが身体のことについて考えるきっかけになれば嬉しいです。
普段の生活の中で、体調が悪くても無理をしてしまったり生理痛が辛くても仕事を休めないという方もいらっしゃるかと思います。ですが、体の不調は我慢しなくていいですし、ピルを服用して生理痛を軽減できることもあります。生理の日が少しでも快適に過ごせるように、ピルモットではさまざまな選択肢を伝えていきたいと思っております。
頑張りすぎずにいきましょう!
ピルモット プロデューサー。
1994年、東京都生まれ。未経験から株式会社つばめLaboに入社。メディアチームに所属し、バナー制作からコンテンツ企画までクリエイティブ全般を担当。2021年、自身の体験を踏まえて女性のからだについて課題感を持ち「ピルモット」を企画、立ち上げた。趣味は海外旅行と写真を撮ること。初一人旅で初ニューヨークへ行き、それをきっかけに海外一人旅にハマる。
関西在住の大学生。「わたしの性は、じぶんゴト。」というテーマでフェムテックグッズを紹介するフェムテクラブ(Instagram @femteclub)を運営。大学ではジェンダーについて学ぶ傍ら、台湾好きが高じて中国語学習に奮闘中。
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