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Interview

♯グッドバイブスウーマンvol.9<大木恵さん/セラピスト>

#生き方にセンスがある #グッドバイブスウーマン

#グッドバイブスウーマン。その方の信念や生き方、在り方がわかるような、「10の質問」をお届けします。本連載は、グッドバイブスな友人・知人をご紹介していくリレー形式。第九回目にご登場いただくのは、プライベートサロンHerbalTreeセラピストの大木恵(きのこ)さん。

2025.03.03公開

PROFILE

大木恵(きのこ)

1982年生まれ、長野県出身、高校卒業後、調理師、縫製業、製造業、農家の住み込みなど数々のアルバイト経験を経て、2012年30歳で東京に上京、整骨院のアロマ部門にてセラピストとして勤務、2013年32歳 整骨院の院長が都内にてリラクゼーションサロンをOpen、立ち上げの店長として勤務、2017年独立開業、東京都三鷹にてプライベートサロンHerbalTreeをOpen。

プライベートサロンHerbalTree公式HP

Q1.現在の活動をすることになったきっかけは?

A.高校卒業後、就職した会社が合わなくて、一体自分に何ができるのか、向いているのがわからなくなりました。会社を辞めてたくさんアルバイトや仕事をして模索していた中、高校からバイトを含め卒業後もフリーターとして働いたレストランでの経験を生かして、24歳の時に調理師としてホテルに就職しようと面接に行ったのですが、「女の人は調理の世界は向いていない、結婚した方がいいんじゃないか」と言われて。(当時の時代背景や田舎という土地柄もあったとは思うのですが)

心が折れてしまい、「それならなんの仕事でもいいや!」と、製造の派遣会社で働いていました。

悶々とした思いを抱えながら単純作業をこなして、鬱になりそうだった時、昔読んだ本の中に自分の興味や好きなことは幼少期にヒントあると書いてあったことを思い出して、過去を振りかえってみたら、「そういえば、私マッサージするの好きだった」と気がついたんです。

保育園の時から大工だった父の体の上に乗ってマッサージしたり、中学生の時にも、美術の先生の肩を揉んで喜んでもらえ、「上手だね」と言われたことを思い出し、そこからリラクゼーションの世界に興味も持ちました。

その後、さまざまな出来事を経て上京、整骨院でセラピストとして勤務後、都内リラクゼーションサロンの店長として働かせもらったのち独立開業、現在にいたります。

Q2.その原動力は?

A.誰かにとっての何かの力になれれば、と思ってやっています。

セラピストととしてお客様に施術をすることで、少しでも楽になってもらいたい、少しでも笑顔なって帰ってもらえたら、お客様の日々のひと握り、ひとしずくの力になれれば嬉しいと思っています。

私の人生は本当に人に助けられ、助けられたことしかないくらい有り難い人生でして、 その感謝を少しでも返せたらと。

過去、助けてくれたたくさんの方々に、直接感謝は伝えられなくても、これから先、私が出会うたくさんの人たちに、何かできる人でありたい。

背中を押す、笑顔になってもらう、なんでもいいんです。何か少しでも自分と出会うことで力になれたらという思いでやっています。 

Q3. 人生の軸としている信念を教えてください。

A.生きていく中で、起こることに無駄は一つもないということ

すべてに意味があり、生きていくための肥やしであり、自分を成長させてくれる。

私は最初からやりたいことがあってそれに向かって進んでいた人生ではなく、高校卒業後、普通に就職して会社員を経験したのですが、自分には合わず、20代は本当に苦しく、人と違う生き方をしていることに、不安や迷いがあり模索の時代でした。

「自分はどうしたいのか?どう生きたいのか」がわからず、とにかくいろんな仕事をしてみようと思い、レストランで働いてみたり、農家で住み込みのバイト、縫製業で洋服を作ってみたり派遣社員として製造業もやってみました。

ようやくセラピストをやってみたいと思った時も、人とのコミュニケーションが苦手で、すぐには飛び込めず、とにかくたくさんの人に会いまくって人との経験値を積もう!と、兄が地元でやっていたDJのクラブイベントに行って、そこから地元の女子を集めて、女子会サークルのようなものを作ってBBQ、飲み会や運動会などイベントを企画したり。

一見現在の仕事にまったくく繋がりのないものであったり、人によっては無駄だと思うような経験も、振り返った時に、不安や迷いも含め、自分が起こした行動すべてが、今の自分の糧になり、成長に繋がってきました。

東京に出てくるきっかけとなった、整骨院での仕事も友人も、飲み会やクラブ通いでの出会いが繋がったご縁だったり(笑)。数々やってきたアルバイトや仕事も今の仕事をする中で、様々な職業の方の気持ちに寄り添える材料になったり、大失敗したことも、誰かに話せる大事な会話の引き出しの一つになったり、

その時は大変だったり、悩んでいたり苦しかったりするのですが、振り返ってみるとその経験が無かったら、今ここにいることはないし、すべててのことが学びで、すべてのことが奇跡のように今を作っていると感じています。

Q4.毎日の習慣、ルーティンにしていることはありますか?

A.1日の終わりに漫画を読むことです。(笑)

小さい頃から漫画が大好きで、読むことで違う世界に連れてってもらえて、読んでいる間は頭をクリアにできるので、仕事後の脳の浄化の意味でも日々の習慣、ルーティンになっています。

Q5.人におすすめしたい作品を選ぶなら?

A.ミュージカル映画全般。

ヘアスプレーやバーレスク、キャンプロック、ハイスクールミュージカルなどノリノリで楽しく歌える映画はテンションが上がりますし、元気になります。

Q6.自分がいい状態でいるためにしていることなどがあれば教えてください。

A.自分を内観し、心の声に従うこと。

何か問題にぶつかったり、悩んだり、自分の心の中で違和感を感じたりした時には、「なぜそう思ったのか?」と自分を内観し、答えを出していく作業をします。


そうすると、たいていの問題は自分の中に答えがあり、それぞれに対して、対策をして、改善案を出してという作業を繰り返しやっていくことで、自分を良い状態でに保てるようコントロールしています。若い頃、自分を好きになれないときがあったので、今は少しでも自分のことを好きでいられるように、内観の作業は大切にしています。

Q7.どんな人で在りたいですか?

A.私なりの素敵な人になること、素敵な人になりたいと思い、目指し続けるられる人で在りたいです。

人生で起きたことは、すべて自分の肥やしであり、ぶつかる問題も自分の苦手なことも、短所も長所も含め、人生に中で起こることすべてが、自分を高めるためのもの。いろんなことを考えて感じて解決させて、私なりの素敵な自分になりたい。なり続ける努力をし続けられる人で在りたいです。

Q8.あなたにとって「働く」とは?

A.生きること。

人が生まれてから死ぬまで、生きていく中で、働かなければ何も生まれない、「働く」という経験は、自分を様々な場所に連れていってくれ、また新しい経験、知識、技術を与えてくれるもの、自分の人生を豊かにしてくれるもの。

Q9.あなたにとって「パートナーシップ」とは?

A.難しい質問ですね(笑)。

誰と結ぶかによってもしかしたら変わるかもしれませんが、わたしの夫、パートナーとのこと関係でいうと、私と夫は趣味も違いますし、考え方もまったく違います。

唯一、お酒を美味しいご飯と共に食すことが2人の共通の趣味(?)なのですが、

結婚当初は、趣味が違うだけで価値観は一緒のはずと思っていました。

でも5年も一緒にいるとだんだん「あれ?なんだか全然思っていたのと違うな?」「全然価値観違うじゃん!」となり、離婚も視野に入りました(笑)。

でも、そもそも私は、私の価値観を通して、夫を見ていたので、本当の夫の人間性が見えていなかったんだと思います。

わたしの価値観を当てはめて、「違う!」と一方的にイライラしたりしていました。

そこで、きちんと夫とはどういう人なのか?を第三者目線で見るようにしたら、夫との違いが理解出来て、イライラしていたことも、「うん! 違う人間だからしょうがない。」と思えるようになりました。(もちろん今もイライラすることもありますし、全部が全部クリアにすっきり受け入れられるものではないですが(笑))

パートナーシップの質問の答えになっていないかも知れませんが、夫との関係を通して、自分の価値観を押し付けるのではなく、違う人間が互いを受け入れ、自分の価値観と相手の価値観を擦り合わせていくことなのかなと思います。

Q10.夢や目標はありますか?

A.東京郊外に、二店舗目としてアロマオイルやハーブティー、雑貨のショップ兼ギャラリー、イベント、レンタルスペースなどができる場所を作ることです。

お陰様で、お客様に工芸作家さんや陶芸家さん、フローリストさん、ピラティスのインストラクターさんなど才能溢れる方々がいらっしゃいまして、そう言う方々の作品を販売、展示したり、ワークショップ、レッスンなどをできる場所を作りたいと思っています。

いろんな方々が繋がって輪が広がっていけたら嬉しいなぁ。

また、食べることとお酒が大好きなのでレストランで働いていた経験を生かし、、キッチンもしっかり完備したスペースにしてお客様や仲間、友人を招いてお料理とお酒を楽しめる、お食事会やイベントもできたらいいなと思っています。

NEXT GOOD VIBES WOMANは…

京都出身のイラストレーター・カツヤマケイコさん。

「いつもオシャレでカッコよく、自然体で魅力な方。何気ない会話もさすが関西人のノリツッコミといつも笑わせてもらっています。そんなカツヤマさんのお話をぜひインタビューという形で伺ってみたいです」(大木恵さん)

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