Interview
♯グッドバイブスウーマンvol.4<TONGUEさん/ニットクリエイター>
#グッドバイブスウーマン。その方の信念や生き方、在り方がわかるような、「10の質問」をお届けします。本連載は、グッドバイブスな友人・知人をご紹介していくリレー形式。第四回目にご登場いただくのは、ニットクリエイターのTONGUEさん。
2024.10.15公開
■TONGUE
ニットウェア専門のOEM会社に勤めながら、自身のハンドニットブランド “ goo goo tongue "(グーグー タン)のクリエイターデザイナーとしても活動している。
A.平日は会社員として、ヨーロッパメゾンの糸屋・海外の技術者達・国内のデザイナー様達などなど様々な人の力をお借りして、1着の製品を世にお届けするお仕事をしています。
休日は、自分自身と対話を重ねたくさんの時間をかけ、オーダー作品や年に数回やるPOPUPイベントに向けて、自分がワクワクする事に忠実になれる事をモットーにものづくりを行なっております。
こうして2面性の顔を持つことで、思考が偏り過ぎず、自分が予想していかなかった想像以上の物が生み出された瞬間に、光を感じています。
A.ただ単に、毛糸を引き揃えて編むことが好き、そしてファッションが好き という欲求部分と、ゼロから生み出された我が子の作品が人の手に渡るとき、その喜んでくれる姿を見れた瞬間にやり甲斐を強く感じ、生きている実感が湧きます。
人を想い、行動するエネルギーは自分の生きるパワーとなって還ってくる。
私は、自己実現欲求がとても強いと思います(笑)。
A.長年付き合った方とのお別れです。
この先、「これ以上の愛を他人に注ぐことができるのだろうか?」と思わせてくれる方と離れ離れになった出来事は、自分を大きく変えてくれる転機でした。
大失恋というものは、誰にもある訳ではなく一生に一度あるかないかだと思うので、自分で自分の幸せを創り出せることができるようになった今は、以前よりも味わい深い人間になれたと信じています(笑)。失恋は素晴らしい人生経験ですっ!!
A.「モーニング・ページ」です。
創造性回復の基盤となるこのツールは、A4の紙に「手書きで自由に思ったことを書く」「誰にも見せない」というルールがあります。それまで気づかなかった日常の選択ポイントがみえ、次に何をするべきかある種の瞑想を、起きてすぐに鉛筆をもって行っています。
A.「百年の散歩」。
この本は、池田彩乃さんと中村菜月さんに公開文通になっており、’この星にあってほしいものについて’ の2人のやりとりが綴られています。
その文中にある、「あなたにとって愛とはどういうものか」について尋ねられている池田さんのこのお言葉が私にとって、不安を取り除いてくれるおまじないになっております。
<文中より>
「わたしにとって愛は思い出すべきもので、即ち忘れやすいものでもあります。
今さわれなくても、もうそこに誰もいなくても、愛されていたという事実は、ひとりでも思い出せます。 今生きているわたしには『いいもの』がちゃんと詰まっているから大丈夫、とみんなみんながそう思えたらいいなと願っています。
あなたは宝物が詰まったさいこうのかたまりだから、だから守られて然るべきで、誰もあなたの内側の宝物を奪えないということ、何度でも思い出せるように」
A. 母のように、人のために尽くし、父のように、堅実でありたいです。
A.自分が何者かを探しにくい旅。
探していて「あぁ〜これはちがうかぁ」「これをしていると心が弾むな」って自分に見合うことを模索していると、気づいたら人生終わっていると思うので、「働かなきゃっっ」て煮詰めるのではなく、何かに”働きかける” 調味料を振り掛ける感覚で挑んでいきたいです。
A.この世からなくなってみて欲しいもののひとつです。
お金の代わりに人の情に価値が生まれたり、物物交換などそういった世界はやさしいものでいてくれるのかなぁ〜なんて考えます。
A.フィンランドに興味があり、一度長期滞在をしてみたいと考えています。
異国の地でコミュニケーションを楽しみ、言語を学び、牧場で羊の毛を刈り毛糸を紡いだり、オーロラを見ながらウッド調のお家で薪ストーブにあたりながら静かに編み物をしていたいですね。
A. お洋服です。
一時期、体調を崩し入院をしていたことがあって、その時にあらゆるブランドのお洋服やコーディネートをみて気持ちが高揚しわくわくしたときは、やはり、自分はファッションに生かされているなと思いました。
「彼女ほど、素敵だと思ったことを直接文字や言葉にして伝えてくれる方は出会ったことがないです。私もそんな風になりたいなと気づかせてくれた方でもあり、彼女のセンスをとても信用していて大好きです」(TONGUEさん)
構成/竹尾園美
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