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森の民の贅沢とは~フィンランド流自然との付き合い方~

“空気には確かに味がある。” そう感じたのはタスマニアの原生林をさまよった時と、フィンランドの森を歩いた時でした。
フィンランドは国土の7割を森が占め、古くから森と共に生きてきたフィンランドの人々は「森の民」と呼ばれています。フィンランドを舞台にした映画「かもめ食堂」に出てきた森の描写がとてつもなく美しくて、私はその舞台となったヌークシオ国立公園を訪れました。

2020.10.08公開

私有林にも入り放題!?「自然享受権」とは

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目の前にある森は途方もなく広大で、そこに入り込む瞬間にはちょっぴり勇気が必要です。しかしひとたび身をゆだねてみると、あっという間に深い森の世界に魅了されてしまいます。キツツキの音、蛙の合唱、ざわめく風。湖は鏡面のように滑らかで、足元を見ればフカフカした苔の絨毯がどこまでも続きます。

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フィンランドでは 誰の手にも届くところに完璧なまでの大自然が存在しています。これは北欧諸国に慣習法としてある「自然享受権」のお陰。フィンランドではたとえ私有林の中であっても、誰もが森を楽しむ権利を持っています。ベリーやキノコ、ハーブなどは所有者の許可無く持ち帰りが可能。キャンプやカヌーも自由。その代わり個人がしっかりマナーを守ることで森を維持することができているのです。

多少の不便さも自然がもつ魅力のひとつ

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フィンランドの森の多くは国立公園として管理の対象となっているにも関わらず、林道を整備したりロープを張ったりすることなく倒木や朽ちた大木がハイキングルートを塞いでいることがあります。これはできる限り自然そのままの姿を留めておくため。

道に倒れた老木をまたぎながら、ふとその木に新しい植物が芽吹いているのを発見し愛おしくなりました。多少の不便さも自然がもつ魅力のひとつ。快適さを追求するあまり自然そのものを捻じ曲げてはならないのです。

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日本でもコロナ禍の中、キャンプやグランピング、トレッキング、バーベキューなど自然に親しむ人々も多くなってきています。しかし同時に、ゴミ処理やマナー面での問題をいかに解決するかはまだまだ私たちの課題です。自然をコントロールしようとするのではなく、人間側が自然に歩み寄り、生き物としての居場所を見つける。それが本来の自然の楽しみ方なのかもしれません。

フィンランド流「贅沢な」自然との付き合い方

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エコ先進国としてサスティナブルな環境を実現してきたフィンランドでは、誰もが享受できる森の恵みは良質のオーガニック食材です。そしてそれは空気にまで及びます。森の中のサマーハウスでキノコをオムレツに、ベリーはジャムに。ふくよかなその味をひき立てるのはシャンパンのように甘い空気。これ以上ないくらいシンプルな食卓に、森の民の本当の贅沢を知りました。

実は、日本の国土における森林率はフィンランドとさほど変りません。近年ではこういった自然環境を適切に維持しつつ楽しめる施設が日本でも続々と誕生しています。ありのままの自然に溶け込むように楽しむ。フィンランド人に倣って、最高に贅沢な自然との付き合い方を実践してみてはいかがでしょう。

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