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30代の女性に読んでほしい!大人の心に響くおすすめの小説をジャンル別にご紹介

30代という年代になって、一体どんな小説を読めば良いのか、どんなストーリーなら心に響くのか、悩んでいませんか?そこで今回は、大人になった女性におすすめしたい小説を、ジャンルごとにご紹介します。主婦やキャリアウーマン、恋愛に悩む女性など、様々な主人公の作品をまとめました。

2020.11.16公開

30代主婦の女性におすすめの小説4選!

①『セシルのもくろみ』

30代主婦の女性に是非読んで欲しいのが、唯川 恵の『セシルのもくろみ』。結婚して平凡な主婦をしていた主人公が、突然読者モデルとなる所から始まるストーリー。女性同士のあるあるや、主婦と仕事の兼ね合いなどが細やかに描かれています。様々な経験をして成長する主人公の姿に、夢中になること間違いなしです。

主婦になっても女性はまだまだ輝けること、人生は自分の手で切り開いていけることを実感出来る作品。「もう30代の主婦だから…」と、これからの人生に希望を見出せていない女性に、是非読んで欲しい小説です。

②『コンビニ人間』

村田沙耶香の『コンビニ人間』も、30代の主婦の方に是非読んで欲しい小説です。コンビニで働く、少し風変わりな女性が主人公。大人になると結婚して子供を生み、家庭を守っていくのが「普通」だとされる現代。このような時代背景に合わせようと頑張ってきた主人公ですが、最後には自分のやりたいこと、歩みたい道を選びます。

私達がこれまで「普通」だと考えてきたのは一体何なのか。自分の主体性を押し殺してまで、世間に合わせないといけないのか。女性としての生き方を、もう一度見つめ直させてくれる作品です。主婦になったからと自分の人生の選択肢を無意識に狭めている方は、是非『コンビニ人間』を読んでみて。

③『きいろいゾウ』

『きいろいゾウ』は、西加奈子作の作品。とある仲良し(に見える)夫婦にスポットを当てた作品です。気兼ねない関係に見えて、お互いに話せていない過去の話やプライベートの悩み。旦那と妻、それぞれの気持ちに寄り添いながら、悩みを解決していくというストーリーです。

2人の心理状態が詳細に描かれており、感情移入しながら読み進めることができます。旦那との関係に悩んでいる、なかなか言い出せない悩みがある…という主婦の方に、勇気をくれる作品ですよ。

④『これだけで、幸せ』

主婦の方に大人気なのが、小川糸の『これだけで、幸せ』。作者の丁寧な暮らしぶりが、細やかに描かれた小説となっています。自分が満足するために決めた秘訣やルールが紹介されており、「こんな暮らし方があるんだ」と感動することでしょう。

「主婦ならばこうするべき」「このように暮らすのが正解」といった、世間の当たり前を気にしない暮らし。「自分がどのように暮らしたいか」「私が好きなものは何か」ということを重視した生き方が描かれています。

若かった20代とは違い、30代になるとどうしても「世間の目」を気にしてしまうもの。しかし『これだけで、幸せ』を読めば、自分が満足できる暮らしをしても良いんだと、考えられるようになるでしょう。今の暮らしに満足できていない主婦の方に、一読してほしい作品です。

仕事を頑張る30代の女性におすすめの小説4選!

①『督促OL修行日記』

30代の働く女性は、是非『督促OL修行日記』を読んでみて。カード会社の督促コールセンターに勤める、気弱で人見知りな女性が主人公。入金を要請する電話をかけ、お客様から怒鳴られる…というストレスフルな職場。誰からも感謝されず、やりがいも感じない仕事に悩む、主人公の姿が描かれています。

仕事が楽しくない、やめたいと悩みながらも、死に物狂いで仕事に向き合う主人公。自分なりに努力した結果、仕事の価値を徐々に見出していきます。

辛い環境でも学びをやめず、成長し続ける姿に感銘を受けた、という感想が多く寄せられている作品。今の仕事が辛い、何を目的にしたらいいかわからない…と悩んでいる時に読めば、働く勇気をもらうことができるでしょう。30代の働く女性に是非読んで欲しい、おすすめの一冊です。

②『対岸の彼女』

『対岸の彼女』も、働く女性に向けたおすすめ小説。キャリアを積み重ねながら、会社の第一線で活躍し続ける女性。結婚して子供を育てながら、家庭を優先する女性。アラサー女性の代表格とも言える、2人の女性が主人公となっています。

家庭を優先させる主婦と、仕事を第一に考えるキャリアウーマン。それぞれが抱えている葛藤や悩みに、思わず頷いてしまうでしょう。結婚している人が少なく、働く女性が多かった20代とは違い、人によって生き方が大きく二分される30代。「自分の生き方は正しいのか」と悩む30代の働く女性に、おすすめの作品です。

③『雪と珊瑚と』

働く女性を描いた作品として、『雪と珊瑚と』も人気の高い作品。シングルマザーの珊瑚は、生まれたばかりの赤ん坊と路頭に迷っていました。どのように暮らして行こうか困り果てていた時、赤ちゃんを預かってくれるという年配の女性に出会います。そこからカフェをオープンさせ、人生をやり直そうとするストーリーです。

カフェが舞台となっている、というシチュエーションからは想像できないような、かなりシビアな部分が描かれている小説。ファンタジー要素はなく、現実に向き合い続ける主人公の力強い姿が描かれています。たくさんの人と繋がり、それぞれの価値観に触れて成長する主人公に、感情移入してしまうことでしょう。

④『ワーキングガール・ウォーズ』

『ワーキングガール・ウォーズ』は、働く女性の弱音と本音が詰まった人気作品。主人公は、企画部係長の独身アラサー女性。女性が第一線で働き続けることの難しさや、仕事への諦め、このままで良いのかという心の揺れなどが、事細かに描かれています。

仕事はできるし収入もある、でも会社の人間とはうまくやっていけない…。こんな悩みを抱えていた主人公は、ふと訪れたオーストラリアで2人の女性と出会います。この2人との友情を心の支えにして、職場の悪意や嫉妬に立ち向かう、というストーリー。スカッと胸をすくような展開に、勇気をもらえますよ。

大人の恋愛に浸りたい30代女性におすすめの小説4選!

①『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』

大人の恋愛小説として人気なのが、『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』。既婚で子供なし、専業主婦の英利子。未婚で不倫中のOL美月。淡々とした日々に不安を感じている英利子と、自分の将来を焦る美月の、2人の心情にスポットを当てた作品です。

自分のことで精一杯なはずなのに、自分とは全く違う環境の友人の恋が気になる。対照的とも言える英利子と美月、2人の恋愛事情や生き方が描かれています。20代までとは違う、少しこじれた30代の大人の恋愛模様。のめり込むように読み進められる一冊です。

②『コイノカオリ』

『コイノカオリ』も、30代の大人女性に大人気の小説。「恋の香り」というテーマで、6人の作家がラブストーリーを紡ぎます。作家によって異なる恋愛の切り口が非常に面白く、恋愛のドキドキを思い出すことができますよ。

30代になると、安定した恋愛を求めるようになっていくもの。結婚して、恋愛のドキドキを忘れてしまった…という女性もいるでしょう。そんな方に、恋に落ちる時の高揚感、燃え上がるような感情を思い出させてくれますよ。短編集なので読み進めやすいのも特徴。アラサー・アラフォー女性におすすめの一冊です。

③『迷子の大人』

『迷子の大人』は、恋愛に疲れてしまった30代女性におすすめしたい一冊。介護福祉士として働いている女性が、現実と理想の恋愛に苦しみながら奮闘していく、というストーリーです。主人公の女性は、仕事への価値観の違いから恋人とうまくいっていません。そんな時、フラッと出かけた先で運命の人に出会います。

読んでいてポジティブな気持ちになれる、恋愛に対して前向きになれると大人気の作品。「もう30代だから、新しい恋を始めるのはちょっと…」と思っている方は、是非読んでみて。きっと自分の運命の人はいる、そう思わせてくれる小説です。

④『ハチ公の最後の恋人』

吉本ばななの『ハチ公の最後の恋人』は、恋愛の高揚感を思い出させてくれる作品。女性の前にある日、恋愛のない世界へ行くことを望む青年が現れます。運命的かつ切ない2人の関係に、心を打たれることでしょう。

大人になったが故に忘れていた純粋な感情や、好きな人のことばかり考えていた若い頃を思い出し、「恋愛っていいな」と思わせてくれる一冊。幸せな様子だけでなく、別れの苦しさもしっかり描かれており、「恋愛」を一から十まで堪能できますよ。

【番外編】30代女性におすすめのタメになる本3選!

ここまでストーリーのある小説をご紹介してきましたが、最後に番外編として、30代女性だからこそ"タメになる"と思える本を紹介します。空想の物語ではなく、現実の世界ですぐに応用できるような知見やハウツーを求めているという方は、是非チェックしてみてください。

①『30代が楽しくなる方法』

人生のタメになる一冊を!と考えているなら、『30代が楽しくなる方法』がおすすめ。30代は、「人生を楽しめる女性」と「楽しめない女性」の分かれ道だと言われています。30代を無駄に過ごすことは、一生を棒に振るのと同じ。これからの人生を充実させるために何をすべきか、手に取るようにわかります。

「自分より年上の友達を持つ」「やりすぎるくらいがちょうど良い」「行動して初めて意味がある」など、30代で意識すべきことが盛りだくさん。30代を間近に控えた20代女性にも、是非読んで欲しい一冊です。

②『なぜかいいことがいっぱい起こる! 運を引き寄せる 魔法の習慣』

『なぜかいいことがいっぱい起こる! 運を引き寄せる 魔法の習慣』も、30代女性におすすめしたい一冊。日々の何気ない習慣が、これからの人生を作っているのだと教えてくれる小説です。良い習慣を取り入れれば運勢も変わる。生き方を見つめ直したい方におすすめです。

直感的に嫌だと思った人とは付き合わない、やる気が出ない時は環境を変えてみる、大きな感動体験をすれば人生が変わる…。目からウロコのおすすめ習慣がたっぷり紹介された一冊。是非読んでみてください。

③『30代にしておきたい17のこと』

『30代にしておきたい17のこと』は、30代になると直面する現実に向き合うための一冊。結婚や出産で新しい家族が増えたり、祖父母や両親が他界したり。30代に起こり得ることが、詳しくまとめられています。

30代になるとどんなことが待っているのか。この先、後悔しないためには何をするべきなのか。30代にしておきたいことが、17つほど紹介されています。30代ならではの人生設計を知っておきたい、という方におすすめ。

30代女性におすすめの小説で読書タイムを満喫しましょう!

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働く女性向けの作品や、主婦に人気の小説、大人の恋愛が楽しめるものなど、30代女性におすすめしたい作品は様々。小説を読むことで、これまでの人生や生き方などを見直すキッカケにもなります。今回紹介した本を読んで、充実した読書タイムを過ごしてくださいね。

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