スクリーンショット_2020-11-16_20.48.45.png

Wellness

40歳でコンプレックスにぶつかった私が、自分と向き合うためにしたこと

私たちには、強み弱みがあり、その両面を持ち合わせながら毎日を過ごしています。
以前では強みはより強く、そして弱みなんぞは人前では見せてはならないことが美談とされていました。しかし令和という新しい時代となった今では、自他の強み弱みのすべてを受け入れて前を向いて進んでいく、そんな流れとなってきているのではないでしょうか。

2020.11.23公開

私がコンプレックスに対して今までどんな向き合い方をしてきたのか

私は元々人に対しても自分に対しても、あまりコンプレックスを感じる方ではありません。自分の背が低かったらヒールを履けばいいし、顔が大きいと感じたら小顔メイクをすればいい、額が広かったら潔く額を出して堂々としていればいいし、自分に能力がないと思うなら、基礎に戻り勉強をして資格をとり、少しでも説得性を伝えられるようにすればいい。

英語が話せないなら英会話に通ってもいいし、動画無料サイトで勉強をすることもできる。

私自身、コンプレックスを感じても、すぐにそれを打破すべく行動に移してきました。

しかしながら、こんな私も落ち込むことはあります。

それば自分でしっかりと時間をかけて自問自答を繰り返し、決めたことなのに実際やってみたら全く勝手が違い、何度か努力を重ねましたが、やはりしんどくて早々にその場から立ち去ったことです。できないというコンプレックスに、自分自身が押しつぶされそうになってしまったのです。

当時は、大人になってからこんなに苦労したことあったかな、と思う日々。

常に明るく自分に自信を持ち、それなりに後輩からも慕われていたThis is meのマインドの私が毎日下を向くようになっていました。それは、私が40歳の時です。

いまはそのコンプレックスをどのように捉えているか

image1.jpg

私は3ヶ月ほどでその場を離れ、自分が自分でいられるところ、そして自分が今までやってきた美容という強みを生かし、さらに少し形を変えて進化させられる場所を自分で作ろうと思いました。

その場を離れた私は、1ヶ月間ほど休養し、自信を取り戻すために資格をとりました。この資格はもちろん自分の興味のあるものであること、また今回は自信を取り戻すための資格取得なので受かることが大前提であることを、念頭に置き、比較的取得しやすい資格を選びました。そして、今までやってきた美容の仕事も私の強みとして活かしていきたいと思い、ライターとして活動することにしました。

その時のできないという、つらい3ヶ月間の自分へのコンプレックスに出会わなければ、ライターの仕事や、自分のかすかな可能性にも気づかずに生きていたのです。またコンプレックスを抱えて悩んでいる方の気持ちもわからないまま過ごしていたことでしょう。

同じようなコンプレックスを抱える女性たちへのエール

image3.jpg

まず自分が今、とてもしんどいのだとしたら、ほかのことに目を移し、脳の切り替えをすることが大切です。スポーツジムに通うのもいいですし、友達とお茶や子どもと映画、大切な人と旅行もいいですよね。

頭のスイッチを少しでも切り替えることができたら、信頼できる友達、同僚、家族に自分のいいところを3つ言ってもらいましょう。

そして、このコンプレックスがなくなれば、私はコンプリートする、私は無敵になると自分自身に暗示をかけてみてください。更に、今の自分に何ができるかを考えてみましょう。(行動を考動に変える。)

しかし自分の努力だけではその事態が好転しない、何も変わらないのならば考えるのを一旦止めてみるのもいいと思います。

また、自分の目の前に大きな壁が立ちはだかり、自信をなくしてしまった時や何をやってもうまくいかない時はさすがの私も自信喪失になります。そのような時はやはり資格を取得して、物理的に自分に自信を取り戻すのもおすすめです。

ただこの時の注意することは、普段より自分のマインドが弱っている時なので合格が期待できる比較的易しい資格を選ぶことと、自分の興味のある資格をとることです。それが後に自分への自信、仕事やライフスタイルに繋がり、その結果、自分が自分を好きになることへと繋がります。

自分の性格、容姿、すべてを受け入れることにより、いつでも前を向いていられる、風が吹いても雨が降っても動じない自分が出来上がります。そして、自分の大切な人、家族や親せき、友人、同僚など周りの人への愛が自然と生まれハッピーが伝染すると私は思っています。

また人のコンプレックスを見つけてしまった時は、かつての上司のこの言葉を思い出します。「人のことはとやかく言わない。人の欠点なんてどうでもいいのよ。その人のいいところを見なさい」と。

では今日もとびきりのすばらしい一日をお過ごしください。

■Writer's Profile

ochapichan(オチャッピチャン)

元読者モデル/色彩検定3級/化粧品会社社内技術検定2級/ナチュラルビューティースタイリスト/ペットシッターアドバイザー&ホテルソムリエ/アラフォーママ/美容を中心にライフスタイル、食事、保護犬などの記事を執筆しているライターです。

Instagram :@ochapichan
note:ochapichan
島まるごと読書プラン

「手つかずの地球(ジオ)の風景がおもてなし」。地球や人との繋がりに思いを馳せるジオホテル

本質的なモノ・コト・旅を紹介する「My Muse Selection」。今回は、島根県・隠岐諸島に位置する“泊まれるジオパークの拠点” 「Entô」をご紹介。

2024.12.09

Wellness

Culture

davekrugman-01442

「自分の可能性にオープンであることが、新しい道を切り拓く」NY在住キュレーター・斯波雅子さんが導く日本アート界の新境地

NY在住歴は約20年。現地でアート団体を運営する斯波雅子さんにインタビュー。大学時代からアートに魅了され、アート界の中心地でもあるNYで転職を繰り返しながらアーティストをサポート。2020年に独立し、アート&テック系の事業会社や非営利団体を立ち上げた彼女。活動の真意や、そのうえで大切にしているマインドなどを伺ってみました。 Photo by Dave Krugman

2024.12.05

Interview

Career

IMG_2047

「一人ひとりが成長ではなく、“成熟”していく世界へ」食べる瞑想を通して伝えたい、本質的な豊かさとは/Zen Eating代表・Momoeさん

禅や食べる瞑想「Zen Eating」を伝えながら、国内外で活動しているZen Eating代表・Momoeさんにインタビュー。食べる瞑想「Zen Eating」とは、今日からできる、幸せな食事の方法です。そして、私たちがあらゆるものとつながっているということを気づかせてくれます。Momoeさんが、Zen Eatingを通して実現したい世界とは? そして、今後の世界で問われる、本質的なWell-beingとは。

2024.12.01

Interview

Wellness

image0-11

♯グッドバイブスウーマンvol.6<鈴木優菜さん/衣装・刺繍作家>

#グッドバイブスウーマン。その方の信念や生き方、在り方がわかるような、「10の質問」をお届けします。本連載は、グッドバイブスな友人・知人をご紹介していくリレー形式。第六回目にご登場いただくのは、衣装・刺繍作家の鈴木優菜さん。

2024.11.22

Interview

1

♯グッドバイブスウーマンvol.5<山田祐実さん/フリーランスカメラマン>

#グッドバイブスウーマン。その方の信念や生き方、在り方がわかるような、「10の質問」をお届けします。本連載は、グッドバイブスな友人・知人をご紹介していくリレー形式。第五回目にご登場いただくのは、フリーランスカメラマンの山田祐実さん。

2024.11.12

Interview