Wellness
40歳でコンプレックスにぶつかった私が、自分と向き合うためにしたこと
私たちには、強み弱みがあり、その両面を持ち合わせながら毎日を過ごしています。
以前では強みはより強く、そして弱みなんぞは人前では見せてはならないことが美談とされていました。しかし令和という新しい時代となった今では、自他の強み弱みのすべてを受け入れて前を向いて進んでいく、そんな流れとなってきているのではないでしょうか。
2020.11.23公開
私は元々人に対しても自分に対しても、あまりコンプレックスを感じる方ではありません。自分の背が低かったらヒールを履けばいいし、顔が大きいと感じたら小顔メイクをすればいい、額が広かったら潔く額を出して堂々としていればいいし、自分に能力がないと思うなら、基礎に戻り勉強をして資格をとり、少しでも説得性を伝えられるようにすればいい。
英語が話せないなら英会話に通ってもいいし、動画無料サイトで勉強をすることもできる。
私自身、コンプレックスを感じても、すぐにそれを打破すべく行動に移してきました。
しかしながら、こんな私も落ち込むことはあります。
それば自分でしっかりと時間をかけて自問自答を繰り返し、決めたことなのに実際やってみたら全く勝手が違い、何度か努力を重ねましたが、やはりしんどくて早々にその場から立ち去ったことです。できないというコンプレックスに、自分自身が押しつぶされそうになってしまったのです。
当時は、大人になってからこんなに苦労したことあったかな、と思う日々。
常に明るく自分に自信を持ち、それなりに後輩からも慕われていたThis is meのマインドの私が毎日下を向くようになっていました。それは、私が40歳の時です。
私は3ヶ月ほどでその場を離れ、自分が自分でいられるところ、そして自分が今までやってきた美容という強みを生かし、さらに少し形を変えて進化させられる場所を自分で作ろうと思いました。
その場を離れた私は、1ヶ月間ほど休養し、自信を取り戻すために資格をとりました。この資格はもちろん自分の興味のあるものであること、また今回は自信を取り戻すための資格取得なので受かることが大前提であることを、念頭に置き、比較的取得しやすい資格を選びました。そして、今までやってきた美容の仕事も私の強みとして活かしていきたいと思い、ライターとして活動することにしました。
その時のできないという、つらい3ヶ月間の自分へのコンプレックスに出会わなければ、ライターの仕事や、自分のかすかな可能性にも気づかずに生きていたのです。またコンプレックスを抱えて悩んでいる方の気持ちもわからないまま過ごしていたことでしょう。
まず自分が今、とてもしんどいのだとしたら、ほかのことに目を移し、脳の切り替えをすることが大切です。スポーツジムに通うのもいいですし、友達とお茶や子どもと映画、大切な人と旅行もいいですよね。
頭のスイッチを少しでも切り替えることができたら、信頼できる友達、同僚、家族に自分のいいところを3つ言ってもらいましょう。
そして、このコンプレックスがなくなれば、私はコンプリートする、私は無敵になると自分自身に暗示をかけてみてください。更に、今の自分に何ができるかを考えてみましょう。(行動を考動に変える。)
しかし自分の努力だけではその事態が好転しない、何も変わらないのならば考えるのを一旦止めてみるのもいいと思います。
また、自分の目の前に大きな壁が立ちはだかり、自信をなくしてしまった時や何をやってもうまくいかない時はさすがの私も自信喪失になります。そのような時はやはり資格を取得して、物理的に自分に自信を取り戻すのもおすすめです。
ただこの時の注意することは、普段より自分のマインドが弱っている時なので合格が期待できる比較的易しい資格を選ぶことと、自分の興味のある資格をとることです。それが後に自分への自信、仕事やライフスタイルに繋がり、その結果、自分が自分を好きになることへと繋がります。
自分の性格、容姿、すべてを受け入れることにより、いつでも前を向いていられる、風が吹いても雨が降っても動じない自分が出来上がります。そして、自分の大切な人、家族や親せき、友人、同僚など周りの人への愛が自然と生まれハッピーが伝染すると私は思っています。
また人のコンプレックスを見つけてしまった時は、かつての上司のこの言葉を思い出します。「人のことはとやかく言わない。人の欠点なんてどうでもいいのよ。その人のいいところを見なさい」と。
では今日もとびきりのすばらしい一日をお過ごしください。
元読者モデル/色彩検定3級/化粧品会社社内技術検定2級/ナチュラルビューティースタイリスト/ペットシッターアドバイザー&ホテルソムリエ/アラフォーママ/美容を中心にライフスタイル、食事、保護犬などの記事を執筆しているライターです。
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