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オンラインでも使える!質問で人の話を引き出すコミュニケーション法とは?

オンラインでのコミュニケーションが一気に増え、コミュニケーションのスキルが改めて問われている昨今。そこで今回は、ライターとして普段から取材をよく行っている筆者が、相手に質問する際、会話を上手に盛り上げるために気をつけていることをご紹介したいと思います。気をつければビジネスはもちろん、婚活などのプライベートにも役立つはずですよ。

2020.12.03公開

1ラリーで終わりにしない!深掘りしてこそいい話題にたどり着く

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「好きな食べ物はなんですか?」

「お寿司です」

「そうなんですね!」

上記はNGな会話例。聞きたいことは聞けたのである意味ゴールでしょうが、これでは会話は盛り上がりません。今回のような時は、例えば「好きな寿司ネタは?私は赤身が好きです」ともう一歩深掘りした質問を続ける&自分の意見も添えるということをしたり、

「上野あたりにお住まいでしたよね。上野でおすすめのお寿司屋さんはありますか?」

と、相手についてすでに得ている情報と絡めて質問するという方法を取り入れてみて。得られる情報に幅が広がり、かつ相手には「うわべだけでなく、自分に興味を持って聞いてくれている」という印象を与えることもできるでしょう。

理由など詳細を明白にして、相手が答えやすい質問にする

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「明日ひま?」

友人とやりがちな会話ですよね。実際こういったメールを受けた時、正直「何かの誘いかな、内容によっては行きたい」「予定はあるけど時間によっては行けるな」と、簡単にYESと返答できないシーンの方が多いはず。オンラインだと余計、こういった「省略できたラリー」を繰り返すことに疲弊しやすいので、質問する時は、できるだけの情報を相手に開示した上で聞けると、相手も回答しやすいでしょう。

ですからこの例文の場合は「明日の夜ミカとご飯するんだけど、19時くらいから空いてないかな?」と言ったように聞けるとスマートですね。

浅過ぎる質問はしない。自力でリサーチすることも大切

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筆者は仕事上、動物学者に取材することが多いのですが、例えば「なぜ猫って4足歩行なのですか?」と言った、もはや誰でも知っている情報を元に質問するだけはNG。確認やウォーミングアップの意味で投げかけるのはアリかもしれませんが、なんの準備もせず質問をしているとみられ、あまりいい印象にならないことの方が多いでしょう。例えば同じ質問をするにしても、

「猫は4足歩行で、先生の著書では後ろ足の構造についても着目されていましたが、なぜ後ろ足があんなに発達しているのに、人のように2足歩行にならなかったのでしょう?」

と言うことで、先生の本をリサーチしていることもアピールできますし、「猫は4足歩行」という常識をどうして疑問に思っているかも説明できています。

【番外編】質問などの会話に使える小ワザ

相手の会話を引き出すために、相手の話に耳を傾けるのはもちろん大事ですが、時に次の質問を考えたり、自分の聞きたい方向性に誘導する、ためのことを考える”マルチプレイ”を要するシーンも。そんな時のためにも、次のようなワザを覚えておくと便利。万能なフレーズを使って会話を運んでるうちに別のことを考える時間を稼いだり、散らかった会話を整理するといいでしょう。

●「つまりこういうことですよね? 〜〜〜〜〜」

要点をまとめながら確認することができます。

●ビジュアルを準備しておく

視覚で記憶することができるので、後で内容を思い出しやすい。単純に聞くだけでは気付けなかった点にも気付けることが増え、会話が広がりやすい

●(会話の終盤で)「この関係で、最近気になったことはありましたか?」

 特に専門家に質問する際に有効。最新情報を得られやすいので、意外に質問本編より面白いネタを貰えることが多い

いかがでしたか?

一部、ライターとして特殊なシチュエーションしか使えないかもしれないネタもご紹介してしまいましたが、応用すればきっとどんな会話にも使える…はず! 

みなさん参考にしてみてくださいね♩

■Writer's Profile

MAHARU

雑誌編集者・フリーライター。女性ファッション誌読者モデル。30代に入り、色んな意味で人生の岐路に立っています。働き方や美容をメインに発信していきます!

Instagram:@mahal_mahar
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