私の周囲には、なぜか昔から気が付けば美女がいました。それもそのはず、出身は美女輩出県と名高い福岡県。町を歩けば、次々に美女とすれ違うのが日常茶飯事。それに加えて、アパレルやネイリストといった女性だらけの職場を経験し、現在は美容ライターということもあり、美意識の高い女性たちに囲まれてきました。
そんな私の密かな趣味は、<美女観察>。美しさとはなんなのか?美しい人は、何が他の人と違うのか?これまでずっと研究してきたテーマです。今まで出会った美女たちから盗んだキレイの習慣やコツを紐解いていきたいと思います!
ただしここでいう「美女」とは、造作が整った美人ではありません。もちろん整った顔立ちも個性の一つ。武器にはなりますが、可愛い、キレイだけではちょっと惜しい。「美女」とは、その人らしさを存分に生かし、内側から発光するような魅力を放った女性のことをさしています。さあ、美女の秘密をのぞき見していきましょう。
これまで出逢った美女は必ずと言っていいほど、欠点をカバーしようとするのではなく、美点を引き立てるようにしていました。例えば目がコンプレックスだとしても、魅力的な唇をアピールしたり。そんなポジティブな視点が美女をつくるのです。
自分の美点・欠点を客観的に見ることができて、良いさじ加減で自分を表現できる、いわばセルフブランディング力があるということ。せっかくの魅力も表現できなければ、宝の持ち腐れです。
欠点も引っくるめた上で、自分のことを美しいと思っている。どんなに美しくても、どんなに魅力的でも、本人がそこに自信を持てなければ、美女オーラは纏えない。時に自信を無くしたとしても、自分自身の美しさを見出せるのが美女マインドなのです。
例えば、モデルの様に極端にスタイルがいい人と自分自身を比べない。芸能人と比べない。自分が勝負できる土俵に立つのです。「あの子も魅力的だけど、私も魅力的だよね」そう思える女性は、いつも自由に振る舞うことができ、魅力が更に開放されます。
美しさというのは内面の表れ。私が出会ってきた本当に美しい女性は、他人に対してとても優しい方が多かったです。それは自分を肯定し、満たされているからこそ出来ること。与えることに惜しみなく、周囲に配慮できる人こそ、本物の美女と言えるのではないでしょうか。
メイクにしろ、ファッションにしろ、言動にしろ遊び心がある女性は、とってもチャーミングで人の心をつかみます。遊び心があるということは、余裕があるということ。どんな時も自分を楽しもうという、柔軟な姿勢が美女には欠かせない要素だと感じます。
感じるままに素直に自分の感情表現が出来るのも美女の特徴。感情というのは自分らしさの最たるものです!なんでもかんでも感情をぶつければいいというわけではありませんが、「私はこんな風に感じたの」とストレートに表現できれば、自分らしさは自ずと伝わるものです。
がちがちに力が入った美女は見たことがありません。適度に肩の力が抜けていて、一緒にいると緊張感もあるのに、なぜか気持ちが良い。それはファッションもメイクにも言えることで、完璧すぎない、程よい抜け感が隙を作ります。隙のある女性は、相手の想像力を掻き立てる余白がある女性だと思います。
本当に輝いている女性って、内側から発光している気がします。だけどそれって、出そうと思って出せるものではありません。自分らしく、楽しく、充実した愛ある人生を歩む中で放たれる光だから・・・だけど焦る必要はありません。まずは人工的にでも光をまとうことでも効果があります。艶肌メイクをしたり、キラキラしたアクセサリーを身に着けてみる。その光はあなたを引き立て、やがては自分から光が放たれるようになります。
「老化の原因の8割が光老化」と言うのがもはや誰もが知る定説となりつつありますが、美肌も美女の必須課題。肌が美しい女性は、ほぼ紫外線対策を徹底しています。冬でも日焼け止めは当たり前、日陰を歩くなど、極力、紫外線に当たらないように生活しているのには感心するほど。女優の北川景子さんは1時間に1度、日焼け止めを塗り直すそうです。
美女は「毛」の扱いが上手です。なぜなら「毛は女の命」だということを心得ているから。髪の毛、眉毛、まつ毛は自由自在。毛には清潔感、そしてトレンド感、女性らしさが宿ります。さらには人それぞれ毛量、毛質、毛流れが違うからこそ、自分の毛を思い通りに操ることができれば、個性も表現できます。
「声」は外見以上の吸引力があります。心地のいい声というのは、まるで柔らかい毛布にくるまれているような・・・五感にとても響くもの。声というのは持って生まれた声質に加えて、人生経験や人間性がニュアンスとしてミックスされているので、演出するのは難しいけれど、今まで出会った美女たちは決まって心地よい声を持ち合わせていたのです。高いか低いかは関係無く、声に湿度とコクがあるかが重要。心地いい声を目指すなら、声帯をうるわせることから始めましょう。
女優さんが毎朝白湯を飲んだり、飲み物は常温以上のものだけ、なんて話をよく聞きますね。これは間違いなく、美女習慣。温かく巡りの良い女性は美しい。一方で体の冷えは、女性の大敵。「温活」で美しさを育てましょう。
美女にはしなやかで佇まいが美しい人が多いです。それも身体に一本の軸が通っていて、まるで柳のよう。柔らかくしなるけれど、遠くからも目を引く美しい姿勢。スタイルの良し悪しよりも、姿勢を良くするだけで、不思議と洗練されて見え、存在感も増すものです。姿勢こそ習慣化がものを言いますが、背筋をしゃんと伸ばすことを意識しましょう!
女友達との泊まりがけの旅行や、ヨガやジムの更衣室で、女性の下着姿を目にすることがありますが・・・ランジェリーがくたびれている美女は見たことがありません。下着の好みは様々ですが、ほつれていたり、くたくたのランジェリーをつけていては、ちょっと残念。美女はわかっているんですね。いかに下着が本能に訴えかけるものかということを。素肌に直接まとうものだからこそ、自信を持つためにも、ランジェリーはちゃんとお手入れし、こまめに新調することで女性としてのスイッチもONになりますよ
いい女の必須項目とも言えるのが「いい香りがする」ということ。香りは脳にもダイレクトに響き、記憶にも残りやすいのです。つけすぎは厳禁ですが、香水でもシャンプーでもボディクリームでもOK。ふわっと香る、自分らしい、いい匂いを演出できたら、美女上級者!
「恋する女は美しい」と、大昔から言われていますが・・・これは時代がどんなに変わったても、普遍の事実だと、美女観察をしていて思います。そしてさらに、いい恋は、女性を素直に可愛くしてくれるから、どんどんハッピースパイラルに乗っていけるのです。愛の循環が深みのある素敵な女性を育てるのでしょう。
心の赴くままに、新しいファッションやメイクに挑戦したり、新しい出会いを求めて、常に自分の中に新しい風を送り込んでいるのも美女習慣の1つ。変わる事を恐れず、むしろ楽しみながら、飽きない工夫をしているから、会うたびに新鮮です。
イライラしても、うまくいかなくても、他人のせいにはせず、言い訳もしません。そして上手に自分を甘やかしながら、自分の機嫌は自分で取れる。自分をコントロールできるのも美女習慣の1つだと思います。
最後は定番の「笑顔」です。ありきたりで拍子抜けかもしれませんが、やはり笑顔に勝るものはありません!もちろんアンニュイで、物憂げな美女も悪くないけど、笑顔はいくつになっても、いつでも誰にでも出来る、相手を魅了する最高の美女習慣。誰かと目が合ったらニコッとしてみて。
20の美女習慣いかがでしたでしょうか?本当は美女の数だけ、それぞれの習慣が存在します。要するに、自分らしさで勝負できているかどうかが美女の第一条件です。誰にも遠慮せずに自分だけの美しさを解放し、本能から人の心をわしづかみにするような美女になりたいものです。沢山の女性が自分の特別な魅力に目覚め、自信をもって毎日をHAPPYに、内側から湧いてくるオーラをまとうための、ヒントになりますように・・・
「美しくなることは、自分を好きになること」をモットーに、スキンケア・メイク・美マインドなど、美容全般に関する情報をSNS等で発信。
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