私は、10代の娘に、自分のやりたいこと、得意なことを優先することにより、大きな自信へとつなげ、自己肯定感を感じてもらうようなメンタル作りを心掛けています。そして自分自身で見つけた志しの高い仲間を作り、自分のこれからの選択肢を大いに広げていくことを日々願っています。

幼稚園、小学校では引っ込み思案で、何事も受け身だった娘は、自分で決めた中学校に入り、自分で見つけた友達と、自分たちの決めたルールで遊ぶようになり、自己をしっかり主張するようになりました。規則を守り、仲間ひとりひとりを大切にする姿勢は大人の私でも感心します。

今回はそんな娘との関わりあいで私が気を付けていること、心掛けていることをシェアしますね。

『縛らない教育』で視野を広く

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我が家では、『縛らない教育』というものを心掛けています。これは、野放し教育ではなく、子ども発信でのやりたいこと、したいことに対し、子ども自身の熱い思いを感じることができたら、親としてそれを精一杯応援し、サポートしていくというものです。

娘の可能性を狭めることなく、選択肢を広げることが私の役目であると思っていますので、我が家では娘の意思を聞くことなく「これをやりなさい」「あれはやめなさい」とは、言いません。

過去に、私は幼い娘の気持ちを聞かずに、ピアノ・英語・バレエ・塾・アート・プール・ダンス・そろばんなど、ありとあらゆる習い事をさせていた時期がありましたが、どれも芽が出ずに終わってしまいました。彼女がやりたいことを欲する前に、私が与え過ぎてしまっていたからです。

この反省点を活かし、今となっては、彼女から「ママ、○○やってみたい」という言葉を受け、娘の本気度を確認してから、応援していくというスタンスをとっています。子どもを信じ、辛抱強く待つことが大切ですね。

『思春期』『反抗期』という言葉は使わない

10代の娘に対して『思春期』『反抗期』という言葉は使いません。それは、思春期だから、悪いことを言っても許されるとか、反抗期だから人に嫌なことしても許されると思って欲しくないからです。マイナスな言葉はマイナスしか生まないことを伝え、年齢に関係なく、自分の言動には気を付けて、口からあたたかい言葉がでるように日常を生活していくことを伝えています。

私自身にとっても、とても難しいことですが、常に自分自身を客観視することは非常に大事なことですので、今から少しずつ訓練して欲しいと思います。

好きなものを意識しながら、将来のビジョンを考え、そのために今何が必要なのか

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常に自分がなりたいもの、好きなものを意識しながら将来のビジョンを考え、そして今自分にとって何が必要なのかを考えていくようにと伝えています。また、好きなことや、やるべきことを1つに絞らなくてはいけない時は、必ずそのメリットとデメリットを考えるように伝えています。

10代の脳は子どもの部分もたくさんあるため「ママ、メリットとデメリット考えていたら、両方同じ数になったよ。こういう時どうしたらいいの?」なんて時もありますが、このように考えるという脳の思考が子どもの人格構成にもつながっていくのだと思います。

私の手探り子育ては、まだまだ続き、これからもっと大きな壁にぶつかることもたくさんあると思います。娘が私の意向とは正反対な選択をすることもあるでしょう。それでも、娘に大切にしていて欲しいことは『人とのコミュニケーションを大切に。いつでも明るくポジティブハッピーに』これを一貫して娘にずっと伝えていくつもりです。

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今日もみなさまにとってとびきりなすばらしい一日となりますように

■Writer's Profile

ochapichan(オチャッピチャン)

元読者モデル/色彩検定3級/化粧品会社社内技術検定2級/ナチュラルビューティースタイリスト/ペットシッターアドバイザー&ホテルソムリエ/アラフォーママ/美容を中心にライフスタイル、食事、保護犬などの記事を執筆しているライターです。

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note:@ochapichan

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