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不用品の寄付、どこのサービスがおすすめ?信頼できる団体をリストアップしました
不用品を寄付したいけれど、信頼できるところにお願いしたい、どんなサービスがあるのか分からない…。そんなお悩みを抱えた、家で使用しなくなった物を有効活用したいと考えている方のために、おすすめの寄付先をご紹介。利用できるサービスもチェックして、ぜひ気になる団体を見つけてみてください。
2021.04.17公開
不用品の寄付は、ゴミを減らすことに繋がります。着なくなった衣類や使わなくなった雑貨など、不用と判断されてゴミとして捨てられる物はたくさんあります。
しかし、ゴミとなったものの行き先は焼却処分や埋め立て。温室効果ガスの排出量に影響を与えたり、埋め立て地が不足したりといった問題が生じます。不用品を寄付することでゴミを減らし、環境問題の改善に貢献しましょう。
不用品の寄付で、必要とする人の役に立つことも可能です。海外においても、国内においても、必要な物が手に入らなくて困っている人たちはたくさんいます。寄付品を、そのままの形で使ってもらうのですね。
あなたにとっての不用品が、誰かにとっては必要なものだったりするのです。寄付品の使い道は、国内外における貧困対策や被災地への援助など様々。まだまだ使える物を無駄にすることなく活用していきましょう。
寄付を必要とする人々の例
不用品を寄付することは、様々な活動団体を応援することにも繋がります。不用品がそのまま利用されるのではなく、形を変えて活動をサポートしていくサービスも存在するのです。
例えば、不用品を専門業者で換金して、買取り金額を活動資金として寄付するサービスや、ワクチンに変えて寄付するサービスなどが挙げられます。途上国で再販する場を作り、現地の雇用創出に貢献するサービスの存在も。応援したい活動団体を選んで、不用品を寄付していくのもおすすめです。
スーパーホテル御殿場Ⅱ号館店の皆さま、
— 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV) (@NPO_JCV) February 3, 2021
古着deワクチンプランを発案くださり、ありがとうございます✨
気軽に参加できる取り組みとして広がると嬉しいです! https://t.co/zxYtTW8R36
『古着deワクチン』は、いらなくなった古着を回収して、途上国のために再利用する団体。専用の回収キットを購入するだけで、1口につき5人分のポリオワクチンが『認定NPO 団体世界の子どもにワクチンを日本委員会』に寄付される仕組みになっています。
また、回収キットで送られた古着は途上国に輸出され、現地にて選別・販売されます。販売の仕組みを設けることで、現地の雇用創出に役立っています。また、古着の売上金の一部も、さらなるワクチン寄付に繋がることに。古着の寄付を通して、途上国でのワクチン接種活動を応援したい方におすすめです。
回収キットの申し込みは、『古着deワクチン』のホームページから行えます。寄付できるのは、古着に加えて、バッグや靴、服飾品など。ただし、下着類のように回収されないものもあるので、事前にサイトでチェックしておきましょう。
【#子供の未来応援国民運動】気に入っていても、必ず着られなくなる時がくる子供服。「こども服みらいファンド」は、子供服を提携会社に寄付として送ると(10点から送料無料)、買取金額が全額子供の未来応援基金に寄付される仕組みです。詳細は⇒https://t.co/VkL4xHuobF pic.twitter.com/LRQ2hqR8dK
— 内閣府 (@cao_japan) October 31, 2017
『こども服みらいファンド』は、名前の通り子供服が寄付できる団体。オンラインの子供服買取りサービス『キャリーオン』が、内閣府や文部科学省、厚生労働省と提携して誕生しました。そのため、安全面では定評が。ホームページから申し込みをして衣服を梱包したら、指定の住所に元払いの宅配便で送ればOKです。
送られた服は、『キャリーオン』で査定され、買取り金額がそのまま寄付に。政府が運営する『こどもの未来応援基金』に寄付され、貧困対策や生活支援活動を行うNPOや民間団体に分配されます。
【活動報告】ついに100校完了しました。ミャンマーBook&Toyプロジェクト https://t.co/vJH3ghVgth
— ブリッジ エーシア ジャパン (@Bajiro) September 21, 2019
『認定NPO法人ブリッジエーシアジャパン』では、「フルクル」という古着リサイクルプロジェクトが実施されています。着なくなった服を指定の住所に元払いの宅配便で送るほか、商業施設などで行われる衣類下取りイベントなどで寄付できます。
寄付した衣類は、専門業者に買い取られ、『認定NPO法人ブリッジエーシアジャパン』の活動資金に。主にミャンマーでの学校建設や植林、ベトナムでの環境保全や収入向上支援を目的とした活動が行われています。
多様な雑貨を寄付したい場合は、『国際社会支援推進会ワールドギフト』を利用するのがおすすめ。生活雑貨にインテリア雑貨、衣料雑貨に玩具雑貨など、幅広い品物を受け入れています。寄付を希望する雑貨をダンボールに詰めて、ホームページから集荷を依頼。指定の口座に銀行振込で支払いを済ませれば完了です。
集められた雑貨類は、海外途上国の支援品に。これまで87ヶ国に送られ、必要とする人のもとに届けられています。また、集荷ごとに『国境なき医師団』や『日本赤十字社』などの団体に寄付も実施。大量の雑貨類を海外の人のために役立てたい方は、ぜひ活用してみてください。
セカンドライフに集まった寄付をカンボジアのプノンペンにある学校へ寄付しました😊ここはまだ整備されていますが、郊外はもっともっと荒れているそうです💦海外にも寄付を必要としている人はいっぱいいる現実を知ると、もっと多くの寄付を送りたいですね😣💦https://t.co/yu3eaTm69c pic.twitter.com/gmvduWOIyL
— セカンドライフ (@second_lifekihu) December 24, 2019
『セカンドライフ』は、NPO法人グッドライフが運営する寄付団体。雑貨類を広く受け入れているため、ほとんどの不用品を寄付することができます。寄付先は、海外途上国や災害にあった地域など。国内の施設にランドセルや絵本を寄付する活動も行っています。
また、寄付された商品数に応じて、ワクチン募金も実施。ホームページから申し込みを行い、雑貨類を梱包して発送していけばOKです。
茅ヶ崎市役所生活支援課に生活困窮者様用の食料品などを寄贈させていただきました。本来なら捨てられてしまうはずの食べ物などが役に立ちました。皆様のご協力に感謝いたします、本当にありがとうございます😊 pic.twitter.com/dBy4nkTrRz
— NPO法人もったいないジャパン (@mottainai_japan) February 25, 2021
『NPO法人もったいないジャパン』も、様々な雑貨類の寄付先としておすすめ。まだ使える不用品を、「もったいない精神」のもと必要とする人に届けています。海外への支援はもとより、国内の被災地や施設への支援にも力を入れています。雑貨類だけでなく食料品の寄付もOK。
受け入れ可能な品目はホームページでチェックできるので、配送前に確認してくださいね。指定の住所に配送して、不用な雑貨を役立ててもらいましょう。
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— 国際協力NGO シャプラニール (@shaplaneer) January 23, 2021
📣強化月間!
「あなたのはがきが、だれかのために。」
\
ドーン!
みなさんからの #はがき #切手
こんなに届いてるヨ😍👍
ありがとうございます!
外れちゃった
お年玉付き #年賀はがき
わたしも寄付しよっと! #イエティレポート
▼寄付先&詳細✨https://t.co/zB3VuffIkN pic.twitter.com/ELM1h1KkBl
『ステナイ生活』は、はがきや切手など換金が容易な物の寄付先におすすめです。バングラデシュやネパールなどで海外協力活動を行うNPO団体『シャプラニール』の取り組み。換金額がそのまま、児童労働の予防や教育支援、災害リスク削減プロジェクトといった活動の資金として役立てられます。
はがきや切手の他には、コイン・貴金属・金券・テレホンカード・本・CD・DVDなどの寄付も可能。小さな物は封筒で指定の住所に送ればOKです。本やCDは、無料集荷も受け付けています。
#イエメン では過去3年間で、430万人が避難民となり、その約半数は #女性 と言われます。国連人口基金の推計では、100万人の妊娠中および授乳中の女性が栄養失調で、赤ちゃんが重度の発育不全で生まれてくる恐れがあります。#IPPF 日本信託基金 #JTF#IPPF東京連絡事務所https://t.co/GXHdSu1tMD pic.twitter.com/1ogZl9Vx4Z
— 国際協力NGO ジョイセフ(JOICFP) (@NGO_JOICFP) February 25, 2021
『国際協力NGOジョイセフ』にも、はがきや切手を寄付することが可能。換金され、世界の女性の命の安全や健康を守る活動のための資金として役立てられます。
封筒に入れて指定の住所に送れば、寄付として活用されますよ。コインや貴金属類の送付では、ホームページから専用フォームに申し込む必要があるので、注意してくださいね。命の安全や健康のリスクにさらされている世界の女性のために、ぜひ始めてみてください。
ELEMINISTさんに
— チャリボン by value books (@InfoCharibon) December 18, 2020
「不用品は捨てずに寄付を 信頼できる寄付サービスを6つの品目別に紹介」
でチャリボンをご紹介いただきました。
古着や文房具、新聞紙(!)まで、色々な寄付の情報が掲載されておりますので、ぜひご覧ください^^https://t.co/Y3tOd79HOe
『チャリボン』は、書籍の寄付先におすすめの団体。寄付された本をお金に変えて、様々な場所への支援に役立てています。貧困対策、環境保護、被災地支援、大学・研究機関へのサポートなど、希望する支援先を指定できることが特徴。
ホームページで支援したい団体を選んだ後は、専用フォームで回収日時を指定して、業者に受け渡しましょう。5冊以上の寄付で送料無料になりますが、市場価格よりもコストのほうが上回る本は寄付に繋がりにくいため、注意が必要。2010年以前に出版されたものや、国際標準図書番号がついていない本は査定されない傾向に。
🌎イベント情報📣
— 地球環境基金【公式】 (@ERCA_kikin) February 26, 2021
🌸京都から考えるポストコロナの観光と都市の「かたち」オンライン開催!
📅2021/3/8(月)14:00~16:00
参加費:無料/定員 100名(先着順)
セミナー詳細はこちら👀https://t.co/6S0Kgh1z3M
『京都市環境保全活動推進協会』は #地球環境基金 2020年度の助成団体です✨ pic.twitter.com/yXcLMwaNXf
書籍の寄付先として、地球環境基金が実施する『本de寄付』を利用するのも一つ。寄付された本はブックオフコーポレーションに売却され、買取り金額がそのまま寄付金に。海外や国内の、NGO・NPO環境保全活動のために役立てられます。
書籍の寄付を希望する場合は、ホームページのインターネット申し込みを利用すればOK。ブックオフオンラインサイトを通じて申し込み、無料で回収してもらいます。
不用品を寄付するときは、品物の送料が高いことがあります。送料の中に活動費が含まれていたり、海外に輸送するための関税が含まれていたりするためです。
寄付団体も活動するための資金が必要なので、送料を安く設定したり、無料にしたりすると運営が続けられなくなる可能性が。不当に高額でない限り、寄付の一環として受け止めていきましょう。
不用品の寄付は、何でも受け入れられるとは限りません。汚れや破損が激しいものはもちろん、スプレー缶やライターといった安全面に心配があるものの寄付はNGです。
それぞれの団体のホームページには、必ず寄付品に関する注意事項が書かれています。事前に必ずチェックして、使えないものや安全ではないものは送らないよう気をつけてください。
不用品を寄付する際は、怪しい団体に注意しましょう。寄付団体を装って、利益のために品物を売りさばく悪質なところがあります。街頭で寄付を呼びかける聞き慣れない団体や、料金が安すぎる回収業者などには注意しましょう。
きちんとした団体ほど、ネットに詳細情報が載っている傾向に。住所や電話番号はもちろんのこと、詳細な活動報告を掲載しているのかも目安になりますよ。安全のためにも、信用できる団体を利用してくださいね。
不用品の寄付は、色々な観点からメリットをもたらします。ゴミ問題の改善に繋がることはもちろん、最も必要とする人の手元に届けられたり、重要な活動の資金として役立てられたりするのは嬉しいことですね。
自分にとっては不用な品物でも、どこかに必要とする人が必ずいます。安全な団体への寄付を通して、そんな人たちに有効活用してもらいましょう。
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