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エシカルファッションブランド16選。生産背景や素材にも拘ったアイテムを選びませんか
最近話題になっているエシカルファッションが気になるけれど、一体どんなブランドがあるんだろう?そんな方のために、エシカルファッションの展開に注力しているブランドをご紹介します。エシカルファッションの定義と共に、是非チェックしてみてください。
2021.04.17公開
エシカルファッションとは、「環境と人間の両方に優しいファッション」を目指したもの。現代は、「価格の安いものをたくさん」という大量消費社会です。これはファッションブランドも例に漏れず、労働力搾取や環境破壊など様々なことが問題となっています。
この状況を打開しようと注目されているのが、このエシカルファッション。適切な報酬の元での労働や、素材・生産過程での配慮を行い、人にも環境にも優しいアイテムの生産を目指しています。
エシカルファッションは、10つの要素によって定義されるもの。これは、エシカルファッションを推進するイギリスのNPO法人、「The Ethical Fashion Forum」によって定められた条件です。
大量廃棄や生産者の権利尊重、伝統技術の保護など、様々な要素があるのが特徴。またこの10つ全ての要素を満たしていなくても、1つでも当てはまるのであれば「エシカルファッション」と定義されます。
エシカルファッション 10つの基準
次の記事では、動物を痛めつけないファッションアイテムとして、ヴィーガンレザーについて解説しています。革製品に対するエシカルな考え方が普及する中で、昨今着目されているヴィーガンレザー。革製品を選ぶ際の新たな選択肢を増やすために、是非ご覧になってみてください。
久々にTHE HINOKIの服を買いに来た。相変わらずデザインが綺麗だ。
— 小林 達仁 |Tatsuhito Kobayashi (@yabaco_) September 1, 2018
そして、どうやらCOSMIC WONDERのパタンナーだった人たちが立ち上げたらしい。昔大好きだったから、そりゃ好きになるわ。 pic.twitter.com/5HfygVOcqL
オーガニック素材にこだわられているブランドとして、THE HINOKIが挙げられます。日本国内の鳥取県で活動しており、オーガニックコットンやリネンなど、サステナブル素材を使った服を作っているのが特徴。
THE HINOKIでは、服を作る時の生産過程にも気を配っています。なるべく廃棄物を出さないような製法が採用されており、自然に負荷をかけないことを目標にしています。自然と調和した、エシカルかつサステナブルなブランドとして活躍中。通販サイトもありますので、手軽に服を手に入れられるのもポイント。
tamaki niimeも、サステナブルなオーガニック素材を使っている国内ブランド。兵庫県の西脇市にショップを構えており、環境に優しい製品作りに取り組んでいます。
tamaki niimeでは20214年から、オーガニックコットンの栽培を行なっており、それを製品に使っています。コットンには農薬が使われておらず、自然環境にも配慮しているのも大きな特徴。
\\ SELECTION PICKUP //
— アンビデックスストア (@ambidex_store) November 20, 2018
SELECTIONから、新しいお取り扱いブランドの紹介です。
1963年にデンマークで誕生した老舗ブランド joha"ヨハ"
肌に直接触れるものって、なかなか気に入るものが見つからない…
そんな方へ、ぜひ体感していただきたい着心地です*https://t.co/RUEbX7sXuw pic.twitter.com/YhjCRLQ0wE
johaは、1963年にデンマークで生まれた海外肌着ブランド。スカンジナビアでは誰もがjohaの肌着を着用すると言われているほど、非常に著名な海外ブランドなのです。
johaの商品には化学薬品が一切使われておらず、環境にも人にも配慮されているのが特徴。品質管理も徹底されており、EUのエコラベル認証も受けています。地球環境を壊さない、というサステナブル的観点も取り入れているブランドです。
no nastiesはインドで誕生した、海外エシカルブランドの一つ。no nastiesでは、オーガニックコットンを使ったTシャツを生産し、通販での販売を行なっています。価格が1000円台とかなり安いのも、no nastiesの服の特徴です。
またno nastiesは、インド農家が搾取されていると言う社会問題にも向き合っています。サステナブルだけでなく、フェアトレードにも重きを置いているブランド。安い価格でオーガニックコットン100%の服が買える上、オリジナルTシャツを作ることも可能ですよ。
フェアトレードの観点から作られた海外ブランドとして、Vivienne Westwoodが有名です。1971年にデザイナーであるヴィヴィアン・ウエストウッドが設立。2011年にアフリカの独立事業団体と協定を結び、「エシカルファッション・アフリカ」と言うプロジェクトをスタートさせました。
このプロジェクトは、安い賃金で働かされているアフリカの女性労働者をサポートするのが目的。公正な労働環境作りを手助けし、働きに見合った賃金が支払われることを目指しています。
様々なファッションアイテムが販売されていますが、おすすめなのはウールマフラー。オーガニック素材が採用されているためエコですし、通販サイトから手軽に購入することも可能です。
MACHAKOS
— CONFECT KITTE 丸の内 (@confect_kitte) June 12, 2018
女性クラフトマン協同組合によって製作されたバッグ。
手作業で編み込まれたサイザル麻は愛嬌を感じる表情となります。
東京駅kitte 丸の内店#東京駅#キッテ#CONFECT#nestRobe pic.twitter.com/W0Gt7Euiqj
フェアトレードに取り組むブランドを支持したい!という方におすすめなのが、MACHAKOSという海外ブランド。ケニアで誕生したハンドメイドブランドで、女性労働者の手で丁寧に商品が作られています。
安い賃金で働かされる女性労働者の権利を保障し、対等な雇用関係を結ぶことをサポートする海外ブランド。またMACHAKOSの収益の一部は、工房近くの教育施設や福祉施設に寄付されます。フェアトレードだけでなく、社会貢献にも取り組んでいるおすすめブランドですよ。
PeopleTreeは、フェアトレードとエコにこだわられている国内ブランドの一つ。フェアトレード認証を受けている素材のみでアイテムを作っており、公正な労働環境作りをサポートしています。
またPeopleTreeのアイテムの多くには、インドで作られたオーガニックコットンが使用されているのも特徴。アパレルアイテムはもちろん、食品や雑貨など幅広い商品を展開しているおすすめブランドです。通販サイトも開設されていますし、価格も安いので、手軽に商品を購入できるという魅力も。
We have so much stock coming in, new products but old favourites too. Sold out all through December, we are now fully stocked with our popular Maison Bengal bags so if you were disappointed on Christmas Day now’s your chance to snaffle one! We’re open to… https://t.co/O5d9NrP0Of pic.twitter.com/qVB9Pc6Zm2
— reste (@reste_UK) January 7, 2018
フェアトレードを行なっているブランドとしておすすめなのが、Maison bengal。パングラデシュで設立された海外ブランドで、現在3つの構成取引組織と連携しています。安い賃金や劣悪な労働環境を改善し、職人が働きやすい状況を作るのが目的。
Maison bengalで雇用されている職人は、長期での雇用が約束されている他、ブランドから経済的支援を受けることも可能。フェアトレードのみならず、エコ素材の利用や伝統職人の育成などにも着手しているのです。
【MONPE】山へハイキング!久留米絣の織元で織られる無地は、ヴィンテージもののシャトル織機で空気を含みながら、ゆったりやわらかく織られいます。とにかくさらっと通気性よく、着心地が抜群です。
— unaginonedoko_official (@_unaginonedoko) March 6, 2021
山にも相性よし!
定番の無地はこちら https://t.co/OdEStCA6ts#うなぎの寝床 #地域文化商社 pic.twitter.com/qj7QCxKkvs
伝統的な技術を守るブランドとしておすすめなのが、うなぎの寝床。福岡県にある国内ブランドで、伝統技術をファッションに落とし込んだアイテムを製造・販売しています。
また地域に根差している生産や、様々な伝統工芸なども積極的に配信。ただアイテムを通販で販売するだけでなく、国内全体に地域の魅力を伝えようとしています。
職人の手仕事は美しいと思います。
— つむとあ (@gokaisaretemo) March 28, 2019
伝統を身に纏うとなんだか嬉しくて楽しくなる派です。
宝島染工https://t.co/gukiy1WsQN pic.twitter.com/Tiqw1GclRu
宝島染工も、クラフトマンシップを目指す国内ブランドです。宝島染工の洋服に使われているのは、藍などの伝統的な天然染料。昔ながらの製法と素材を受け継ぎ、現代のファッションに落とし込んでいます。
天然の染料だからこそ出せる色合いや、肌触りの良さなどに徹底的にこだわられているのが特徴。コストや廃棄物の削減にも取り組んでおり、エコを重視しているブランドでもあります。公式通販サイトを利用すれば、宝島染工の商品をすぐに手に入れることができますよ。
新万葉染めでもっと色鮮やかに、自然の色を身にまとう「Liv:ra」がリニューアル https://t.co/lQQNSxHkJ7 #ファッション #ブランド pic.twitter.com/0KnozuGDia
— FASHIONSNAP (@fashionsnap) June 1, 2017
liv:raは、エシカルなランジェリーを取り扱う国内ブランド。liv:raの商品は、日本に伝わる伝統技術の一つである「草木染」で仕上げられています。
一点一点丁寧に手染めされており、品質が良いというのがおすすめポイント。色落ちした場合でも家で染め直しができるよう、天然染料のキットなども用意されています。長期間愛着を持って肌着を楽しみたい、という方にぜひおすすめしたいブランド。
【フェア】インドの伝統技法で作られたアパレルブランド「kapuwa」フェア開催中です。肌さわりがいい柔らかなインド綿に、ハンコのような木片で柄を押して作るテキスタイルは、風に揺れるととても涼し気に感じられます。ぜひ手に取ってご覧ください!(一部ご試着も可能です)#kapuwa #India pic.twitter.com/Rai1u7M1Fq
— SPBS_PR (@SPBS_Tokyo) July 13, 2018
kapuwaは、インドの伝統技法を採用したファッションを展開するブランドです。インドに伝わる「木版プリント」と呼ばれる技術が落とし込まれており、華やかなアイテムが揃っています。
またインドからフェアトレードのもとで購入した、アクセサリーやホームアイテムなどが取り扱われているのも特徴。全てが手作業で作られているため、廃棄物も少なくエコです。通販サイトも完備されていますので、気になった方はチェックしてみて。
Patagoniaは、社会貢献に取り組んでいる代表的な海外ブランド。毎年売上の1%以上を、環境保護活動を行う団体に寄付するという「環境助成金プログラム」を実施。サステナブルな素材の使用にもこだわられています。
またPatagoniaでは、リユース・リサイクル資源を使ったエコアイテムも販売。更にフェアトレードへの意識もかなり高く、工場の労働環境にも配慮しています。Patagoniaは、数々の取り組みを行なっているエシカルブランドなのです。
社会貢献のひとつとして、サスティナブルな靴づくりを行うブランド<VEJA(ヴェジャ)>より、日本の抹茶にインスピレーションを得た特別なカラーが入荷致しました。https://t.co/6vbcv8AWEq #スニーカー #sneaker pic.twitter.com/GErahjrE41
— BEAUTY&YOUTH|ビューティー&ユース (@BEAUTYandYOUTH) March 6, 2021
Vejaも、社会貢献に積極的に取り組んでいるブランド。ブラジルの農家と直接契約をしているのが特徴で、利益の還元率アップを狙うことで社会に貢献しています。
またVejaの商品には、日本が開発したリサイクル技術が採用されています。化学的な処理は一切行わず、物理と熱処理のみで素材を再生して販売。社会貢献のみならず、エコやサステナブルにも注目している海外ブランドです。
NADELLさんがブランドをスタートして5年、11シーズンのコレクションを経て、念願の路面店を京都・河原町にオープンしました。おめでとうございます!http://t.co/bRbcHTPZAl pic.twitter.com/GlwIYpamod
— ethica.jp (@EthicaJp) March 22, 2014
NADELLも、社会貢献に取り組んでいるエシカルファッションブランド。売上の一部を人権や環境保全に取り組む団体に寄付することで、より良い社会作りを目指しています。
NADELLで取り扱われている服や小物には、国内生産のオーガニックコットンのみが使用されているのもポイント。商品の色付けには肌に負担をかけない染料が使われているので、人への優しさにも配慮されています。
環境を破壊しない、労働者から搾取しない、などのエシカル消費の考え方に配慮されたエシカルファッション。環境と人間の両方に優しい服装を目指しましょう。
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