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Wellness

女性のライフスタイルは結婚やママになってどう変わった?

女性のライフスタイルが、結婚や出産で大きく変わる事があるのは周知の事実。
私も国際結婚をし、ライフスタイルが激変した女性の一人です。
今回は、人生の選択によりライフスタイルやキャリアが大きく変わった女性たちならではの葛藤や選択、さらにはそこから始まる可能性にスポットライトを当てていきます。

2021.03.24公開

結婚で変わるライフスタイル

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独身から既婚者になることにより、生活環境が変わることは男性にも言えることですが、結婚相手が出張族や駐在員だった場合、離れ離れで暮らすのか?それとも、どちらか一方が休職なり退職してついていくのか?選択を迫られます。

現在、アメリカに住む私ですが、アメリカでも多くの駐在妻の方々との出会いがあります。

駐在妻の多くの方は、もともと自身も豊富なキャリアを積んできた方も多く、そんな中、自身のキャリアを手放し同伴の道をび、さらにはVISAの関係で駐在妻の方の多くは、アメリカで働くのが難しい現実があります。

再度、復帰する事はもちろん可能ですが、一度積み上げたキャリアを手放すことや、休職する選択は簡単ではありません。

また、私自身を含め国際結婚をした場合、住む国を選択する必要も。異国人の彼と夫婦、家族となることはワクワクするのと同時に多少の不安や価値観の違いに戸惑う事もありました

出産で変わるライフスタイル

この世で出産ができるのは女性だけ。どんなにバリバリ外で仕事をこなしていても、出産する前後は母子のために休息が必要で、すぐに復帰しようと思っていても、予定通りに復帰できないトラブルに見舞われたりする事だってあります。

実際に、産後すぐに復帰を予定していたけれど、状況が変わり社会復帰は延期となった、母親になり、気持ちに変化が現れ、満期まで育休を伸ばしたなどなど、多くの声を聞いてきました。

今現在は、コロナ禍の影響でリモートワークが主流となり、今までなら出社を諦めざるえなかったママもリモートで復帰できるようになったなど、状況は常に変化していますが、現場でなきゃこなせない仕事があるのも事実です。

育休中に会社の状況が変わり、そのまま退職することになってしまった方など、コロナ禍でのキャリアスタイルの変化が有利に働くママもいれば、コロナ禍の状況が不利に働いてしまったママもいるようです。

在宅ワークをするママ

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私は国際結婚をしアメリカへ移住、さらには平均して3〜5年単位で世界各国を移動するような夫を持ちます。その地に慣れてきた頃に移動、移動の繰り返しですし、何より母親でもある私が現地で長年のキャリアを積むことは難しい。そこで私は、在宅ワークという選択をしています。

どこかに所属することなく、自分が好きな時間に好きな場所で働けることは大変ありがたいことですが、子育てをしながらの在宅ワークはそう簡単ではありません。子どもの月齢が低いうちは、どうにでも融通が利くので子どもがいても働きやすいですが、子どもの成長にあわせて、活発さも増していくので仕事の時間を確保するのがなかなか難しいのが現状です。どれくらいの仕事量なのか?保育園に預けるべきか?保育園に預けるほどの収入があるのか?こういった問題も無視できなくなってきます。

変化を逆手にとって優位に有意義な選択を

女性にとって、結婚や出産は幸せな選択である一方で、何かを諦めなきゃいけないといった価値観がまだどこかであるのは事実。

しかし、マイナスな選択は何ひとつなく、限られた環境でも必ずプラスになると私は思っています。

結婚して視野が広がること、新しい環境に挑戦するチャンスが訪れること、子どもを産んで価値観が変わること、ママとしての働き方を見つけること、ひとりひとり状況は違ど、何かに不安や迷い、不満がある方、あった方は多いかと思います、

その中でも、新しい働き方を見つけたり、駐在妻としての海外生活を仕事に活かしたり、ママになったからこそ知った多くのママが経験する苦悩や悩みを解決すべく動き出してみたり、可能性は尚更広がったのではないか?と感じます。

私の場合は、この記事を含め、結婚していなかったら、子どもを産んでいなかったら書けなかった記事が多くあります。

特に日本ではまだまだ、女性が結婚、出産することにより、キャリアの可能性が低くなったり選択技が狭まったりしているのが事実ではありますが、これからの時代、自分の意思と経験を武器に女性ひとりひとりがキャリアを確立する時代ではないでしょうか。

■Writer's Profile

ダブリン 遥香

アメリカ人夫と国際結婚。一児のおとこのこママ。妻になってもママになっても私らしく!夫と息子とアメリカ暮らしを満喫中。

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