Wellness
メリハリをつけて毎日を軽やかに。切り替えスイッチを入れる8つのヒント
最近はご自宅で過ごす時間も増え、「時間のメリハリをつけづらい」というお声をよく聞きます。これまで外出の機会が多かった方は、「メイクをする」「きちんと着替えて、靴を履いて外に出る」「電車に乗る」などの日常の習慣が、時間のメリハリをつけるためのスイッチになっていたかもしれません。新しいライフスタイルの中で時間のメリハリをつけるためには、「自分だけのスイッチ」を見つけていくことがおすすめです。そこで今回は、朝昼晩の時間帯別に合わせた「スイッチ」を見つけるための8つのヒントをご紹介します。
2021.04.01公開
朝起きたら、朝日を浴びながら、爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込みましょう。起床後に太陽を浴びることで、体内時計がリセットされ、活動モードに切り替えることができます。また、朝に自律神経が整っていると、自律神経のバランスが良い状態が1日中続くことが分かっています。
朝起きたタイミングで白湯を飲むと、腸内が温められて、蠕動運動が始まります。朝に白湯を飲むことは、便秘解消にも繋がりますし、体温が上がって代謝の良い状態で1日をスタートできます。
午前中は、自律神経のバランスが整って集中力や判断力が高まる時間帯です。医学的・生理学的に言われている人間の集中力の持続時間は90分。何時間も持続して作業するのは逆に非効率となってしまいます。大学の講義などが90分単位で区切られているのも納得ですね。
90分集中するのは長く感じられるかもしれません。そこで、おすすめなのは45分に区切ること。予め45分後にタイマーのアラームをセットして、集中してみます。その後は15分ほどお休みを入れて、リフレッシュしたり、休憩したり、次の45分に何をするかを計画してみるのです。
午後はインスピレーションやアイデアが浮かびやすい時間帯。リラックスできるラベンダー、シャキッとした気持ちになるローズマリー、爽やかなヒノキの香りなど、気分に合わせて使い分けてみましょう。
やるべきことが沢山あって、焦っていたり、何かに追われていたりする感覚がある時こそおすすめしたいのは、おやつタイムをとること。自律神経は一度乱れると、2~3時間は戻らないと言われているので、心身が疲れてしまうと、その後もずっと自律神経が乱れたままになってしまうのです。
一見遠回りに見えるかもしれませんが、ちょっとしたブレイクを入れて、心の余裕を取り戻してから作業を再開した方が、その後の時間が有意義なものに。「1日3粒食べると老けない」と言われるナツメや、美容効果の高いカカオ100%のチョコレートなどのスイーツに、緑茶、ハーブティー、紅茶などを合わせて、優雅な時間を過ごしましょう。
お好みのバスソルトを入れて、のんびりお風呂に入る時間は心と体を緩めることができるひととき。照明を消してキャンドルを灯すのも非日常感があって癒されます。きちんと湯船に浸かることで副交感神経が優位になり、リラックスすることができます。
お好みのボディオイルを使って、足、耳、腕、お腹などのマッサージをしながら、「今日もお疲れさま」と自分に声をかけてみてください。むくみの解消になるのはもちろん、自分を丁寧に労わる感覚が、自分を大切に生きる習慣作りのきっかけになります。
その日にあった感謝できること、嬉しかったことをノートや日記に書き出してから寝ると、ポジティブな気持ちで入眠できることが分かっています。また、ワクワクした未来のビジョンなどを考えてから眠ると目標が実現しやすくなると言われています。優しく爽やかな気持ちで、次の日を始めることができますよ。
いかがでしたでしょうか?「自分だけのスイッチ」はルールにしてしまうと疲れてしまうので、自分が心地良い範囲で、取り入れてみてくださいね。
ナチュラルライフコーチ。星野リゾートにて、コンシェルジュとして滞在アレンジやブライダルのプロデュースに携わった後、外資系企業で秘書業務に従事。多忙なスケジュールによりアトピー性皮膚炎などさまざまな不調に悩まされるも、植物療法、東洋医学、薬膳・食事療法、ヨガ、瞑想などを取り入れることでそれらを改善。2017年に独立し、ワークショップ、個人セッション、企業研修などを700名以上に実施。その後、再度心身のバランスを崩したことをきっかけに、マインドセット、心理学、コーチングなどを学び、「カラダ・マインド・ハート」が調和することの大切さに気付く。これまでの全ての経験を生かし、現在は、自然と調和し、自然治癒力を高め、自分らしく自然体で輝くためのサポートをしている。
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