デリケートゾーンってどんなパーツ?

デリケートゾーンの基礎知識

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デリケートゾーンはその名の通り、とってもデリケートなパーツ。身体の中で特に薄い部分である瞼よりも薄い皮膚でできています。また、下着やナプキンによって常に摩擦を受けやすい状態にあります。

汗をかく夏はもちろん、寒い時期もタイツやズボンなどで重ね着をするため季節を問わず高温多湿で蒸れやすくなっています。また、その構造は複雑で汗や汚れが溜まりやすくなっています。きちんとケアをせずに放置していると、気付かないうちに肌トラブルが悪化してしまったり、さらには病気の原因に・・・。

今回は、そんなデリケートゾーンのよくあるお悩みとその原因、そして筆者イチオシのデリケートゾーン専用ケアアイテムをご紹介いたします!

デリケートゾーンには専用ケアが必要なの?

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5人に1人以上がひそかに悩みを抱えていると言われているデリケートゾーン。ところが、日本人の80%には日頃からデリケートゾーンをケアする習慣が無く、その上デリケートゾーン専用のケアが必要であるという事実を知らない方も少なくありません。

実は、人間の身体はパーツによってpH値が異なります。デリケートゾーンは腕や脚など通常の皮膚とは異なり、弱酸性でできています。

そして、驚きなのが経皮吸収率の違い。腕の内側の皮膚と比べると、デリケートゾーンの経皮吸収率はなんとその42倍!このように、デリケートゾーンの性質はほかの部分に比べて大きく性質が異なるため、特別なケアが必要なパーツなのです。

もしもあなたがデリケートゾーンを通常のボディソープや石鹸で洗浄している場合、かえってかゆみや乾燥などの肌トラブルを引き起こしてしまっているかもしれません。なぜなら通常のボディソープはアルカリ性の商品が多く、弱酸性のデリケートゾーンとっては洗浄力が強すぎるため必要な常在菌までもを取り除いてしまうからです。デリケートゾーンに合わせた弱酸性のアイテムを使用することをおすすめします。

やっぱり気になる、デリケートゾーンの「〇〇〇」

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女子大生に多い悩み第一位は「黒ずみ」

デリケートゾーンに悩みを持つ女子大生のうち、よく聞こえてくるのは、ズバリ「黒ずみ」。黒ずみの主な原因は摩擦、そしてダメージによる乾燥です。摩擦が起こってしまう原因としてよく挙げられるのは、下着やナプキン・おりものライナーによる刺激。同じく、タイツやガードルによる締め付けも含まれます。

そればかりでなく、意外と落とし穴なのがトイレットペーパーの拭き方。強めにこするように拭いてしまっている方は、力加減を見直してみることをおすすめします。このように、日頃から極力デリケートゾーンへの摩擦を避けること、なるべく締め付けないことで黒ずみを予防できます。

脱毛をしている方も要注意!

さらに、サロンでVIO脱毛を行っている方や自宅でムダ毛処理をしている方は要注意。脱毛サロンや医療機関で脱毛した後のデリケートゾーンは、真夏に日焼け止めを塗らずに強い日差しに当たって日焼けをしたお肌に匹敵するダメージを受けています。自宅でのカミソリやピンセットを用いたムダ毛処理も同様にダメージを引き起こしてしまいます。ダメージを受けたデリケートゾーンは乾燥が進み、気付かないうちに黒ずんでしまうのです。

だからこそ、デリケートゾーンのための保湿ケアがとっても大切。お風呂あがりに行う顔や全身の保湿ケアや、食後の歯磨きと同じように、デリケートゾーンをケアすることはもはや欠かすことのできない習慣なのです。

大学生はデリケートゾーンの始め時!ライフステージを意識したケアを

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デリケートゾーンの悩みは年齢を重ねるとともに徐々に変化していきます。とくに40代以降になると、デリケートゾーンの乾燥はますます深刻化。

筆者はデリケートゾーンケアブランドで販売員の経験があるのですが、40代以降のお客様の中でデリケートゾーンの乾燥を訴える方が少なくありませんでした。20年後、30年後の自分のための貯蓄として早い時期からケアする習慣を身につけておけば、将来起こるかもしれないトラブルを予防できます。

そればかりでなく、将来的に経験する可能性のある妊娠や出産を見据えて、女性特有の健康課題に意識を向けるきっかけにも繋がるのではないでしょうか。

デリケートゾーン専用ケアアイテム3選

「デリケートゾーンに専用のケアが必要なことは分かったけれど、どんなアイテムを選べばいいの・・・?」ここまでお読みいただいてそう感じている方もいらっしゃるのでは?ここからは、筆者が実際に使用しておすすめしたいと感じたデリケートゾーン専用ケアアイテムをご紹介いたします!

やみつきになる!唯一無二のぷるんぷるん感触が自慢のmeekuri(ミクリ)

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《商品展開:ヴィオソフトウォッシュ》

光を集めたゼリーみたいな見た目に、ぷるっぷるで弾力のある手触り。弱酸性の洗浄料は保湿成分をたっぷりと配合しており、うるおいを保ちながらさっぱりと洗い上げます。

お手入れの際は、石鹸をぬるま湯で湿らせてデリケートゾーンをなでるように滑らせます。あらかじめ石鹸を手で泡立ててから洗うことも可能です。フローラルムスクがふんわりと香り、気になるニオイをケアしながらリフレッシュできますよ。

【参考】

meekuri_by_神戸トランスパラン instagram

ドラッグストアで買える!気軽に始めたいならピアジュール

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《商品展開:ピアジュールウーマンソープ/ピアジュールウーマンボディウォッシュ/ピアジュールウーマンボディクリーム》

まずは試してみようかな、という方におすすめなのがこちら。無添加にこだわり、赤ちゃんから使える低刺激処方で敏感肌の方も安心してお使いいただけます。

ボディウォッシュはたっぷり使える400mlの大容量。また、固形石鹸の「ピアジュールウーマンソープ」はフェイス・ボディ・デリケートゾーンのすべてを一度に洗えるオールインワン仕様です。「幸せの象徴と内面の美しさ」を表すローズピオニーの香りが明るく前向きにさせてくれるでしょう。

【参考】

ピアジュール instagram

イヴピアッツェローズが豊かに香る!バスタイムを彩るアイムラフロリア

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《商品展開:デリケートボディウォッシュ/デリケートブライトニングセラム/デリケートボディクリーム/フレッシュクリアシート》

フルーティで爽やかな甘みのある香りが特徴のアイムラフロリア。香りの満足度はなんと97%(自社アンケート)!乳酸菌配合でうるおいのあるお肌に導きながら、茶カテキンやビタミンC誘導体が気になるニオイや黒ずみにアプローチ。

デリケートゾーンのみならず全身に使用できるボディウォッシュは、弱酸性のなめらか泡が身体全体を豊かな泡と香りで包み込みながらやさしく洗い上げます。普段使用しているボディソープをこの一本に切り替えるのもおすすめです。

【参考】

I’m La Floria instagram

見えないところだからこそ丁寧に。毎日のケア習慣で自分を大切に

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デリケートゾーンは1日2日で効果が感じられるパーツではありませんが、長期的にケアを続けることで必ず違いが現れてきます。普段まわりから見えない部分をケアすることは、身体だけでなく気持ちの面でも自分を健やかに保ち、内側から湧き上がる自信や心の余裕を生むことにポジティブな効果があると考えます。

日々自分のデリケートゾーンをケアする時間の積み重ねが、あなたの自尊心を育むことを願って。

【参考】

I’m La Floria instagram
ローリエプレス
ViVi

■Writer's Profile

竹田 歩未 Takeda Ayumi

関西在住の大学生。「わたしの性は、じぶんゴト。」というテーマでフェムテックグッズを紹介するフェムテクラブ(Instagram @femteclub)を運営。大学ではジェンダーについて学ぶ傍ら、台湾好きが高じて中国語学習に奮闘中。

Instagram:@ayumin_tkd
Instagram:@femteclub
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