全米で話題沸騰!Withコロナ時代、空前の瞑想ブーム到来!

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瞑想していますか?

コロナ禍で心がザワザワ落ち着かない日々が続く中、一歩離れて自分自身を外から見つめ直す機会の必要性を感じます。

最近よく耳にする「メディテーション」という言葉。

Apple創業者のスティーブ・ジョブスが早くから瞑想を日常に取り入れていたことは有名な話ですが、欧米ではGoogleやFacebook、Intel、NIKEといった世界のトップ企業が仕事のパフォーマンス向上のために瞑想を企業研修などに採用したり、スポーツ業界では集中力向上やメンタル強化のツールとして注目されるようになりました。

「メディテーション」(瞑想)とは、心を静め、無になること。何も考えずリラックスした状態で、心を集中させることを指します。目を閉じて、深く呼吸しながら実施するのがおすすめ。

近年ではヨガでもエステでもない、新たなリラクゼーションツールの一つとして、NYやLAを中心に全米に浸透し、一般の人が気軽に通えるメディテーションスタジオが増えているそう。

日本版にローカライズされたメディテーションスタジオが青山に

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そんな今注目のメディテーションを体感できるメディテーション専門スタジオ「Medicha(メディーチャ)」が2019年に日本初上陸し、ひそかに話題になっています。

単なるメディテーションスタジオではなく、瞑想に至るまでのアプローチや、終わりのティーセレモニーなど、日本版にローカライズされているのがポイント。

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表参道駅から徒歩5分、南青山の高級ブティックが立ち並ぶ閑静な小径にひっそりと佇むブルーサンクポイントの一角にあります。

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扉を開けて一歩足を踏み入れると、ここに来るまでの喧騒や外の明るさが嘘のように、真っ白で静寂で落ち着きのある空間が広がります。

靴を脱ぎ、ロッカーに手荷物一式を閉まって、スマホもPCも時計も置いて、身軽になったところで、デジタルデトックスの80分間が始まります。

Step01. ⇄ 02. 明暗対照的な空間でマインドフルな状態に

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01. Tune In

02. Open Up

03. Shift

04. Align

この「4 STEP MEDITATION」があり、順に部屋を巡っていきます。現在は感染症予防につき、家族や友人同士、あるいは一人で丸々貸切利用できます。

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まずは「01. Tune In」と「02. Open Up」の明暗対照的な二つの部屋を自分のペースで行き来します。

重厚な扉を開けた瞬間、飛び込んでくる眩しすぎるほど強い光に圧倒されます。視界が白一色のこの皚々たる部屋では、方向感覚や遠近感覚が失われます。重低音が鳴り響き、はじめは恐怖心すら感じました。これは雪山で起こるホワイトアウト現象をイメージして設計されたのだとか。

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もう一方の部屋は、暗闇の中に無数に輝く星空を見上げるような、心地良さを感じました。点在した大きなクッションに腰をかけ、ふと目を瞑ると、ちょろちょろと川のせせらぎを思わせる音が聞こえ、大自然に身を置いているような不思議な感覚に陥りました。

Step03. ガイダンスに導かれて内面を整える

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明暗対照的な部屋で五感を解放したところで、いよいよメインの「03. Shift」の部屋に移動します。

竹のような素材に包まれたドーム型の空間にクッションが並び、好きな場所に腰をかけます。足元にあるアロマオイルを塗布して、よりリラックスした状態に導きます。

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聴こえてくるオーディオガイダンスに従って、30分間かけて内面を整えていきます。言語は日本語か英語、さらに5つのコースからその時のコンディションに合わせて選択できます。

今回はビギナー向けの「My Care」=大切なものに立ち返り、前向きな気分に整えるというコースを選んでみました。

当たり前のように来る毎日の中で、人は大切なものを忘れがち。「resource(根源)」を見つけることで、自らの力にすることができるというのです。

まさにメディテーションの原点、“今この瞬間に意識を向ける”ことから始まります。

たとえば、指先に伝わる床の固さや冷たさ、重低音で伝わる音の振動。次第に音程が変わるにつれて、不思議と柔らかく温かな気持ちに変わっていくのがわかります。

今の感覚に注意を向けることで、安らぎ、不安、怒り、悲しみ、幸せといった他の感情に紐づいている可能性があることにも気づきます。

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たとえ途中に雑念がでてきてもダメだとは思わずに、一歩離れて観察することが大事で、体の緊張や心の不安にさえもゆっくりと浸ってみるといいそう。

気づけば催眠術にかかったかのように寝落ちしてしまう人もいれば、自分自身の中に秘めていた思いも寄らない感情に出会い、感極まって泣き出してしまう人もいるとか。

正直なところ、私自身はヨガインストラクターでありながら、これまで瞑想自体が苦手でした。無になろうと思えば思うほど、いろんな考え事が次々と沸いて煩悩や雑念が邪魔をするのです。

しかし、こうしてガイダンスに導かれることで、自然と緊張や思考を手放すことができました。セッションを終え、瞼を開けた時には心なしか身も心もスーッと軽くなったようでした。

Step04. お茶を味わいながら気づきを落とし込む

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ティールームに移動し、日本に古くから伝わる煎茶文化を堪能します。部屋には白檀のような和の香りが漂い、再び嗅覚が研ぎ澄まされます。

まず好きな席につき、御膳にある線香を立てて火を灯します。

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次に、煎茶工芸を代表する作家によって一つ一つ丁寧に作り上げられた、色も形も少しずつ異なる茶器から好きなものを一つ選びます。

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茶葉にお湯を注ぎ、自分のために丁寧に淹れたお茶と、季節を感じる茶菓子を味わってホッと一息。これまでのメディテーションを振り返りながら、今の感情やインスピレーションをメモに書き出します。

最初に立てた線香が消えた瞬間、本日の全てのセッションが終了します。

2020年度グッドデザイン賞受賞!究極のセルフコンディショニング体験

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「Medicha」は、スタイリッシュで洗練された非日常空間で、感情や思考をデトックスする新習慣を普及させたことから、「2020年度グッドデザイン賞」を受賞しました。今後のヘルスケアの在り方に一石を投じるプロジェクトとして、益々注目されることでしょう。

情報過多な現代社会において、私たち人間はマルチタスクで常に考え事をしています。そのため、知らずのうちに過度なストレスに晒され、もはや自身では対処できなくなるという事態に。

ふと目を瞑って、感情や思考を手放すだけで、集中力、想像力、コミュニケーション力、仕事の効率性などを高めることができ、ビジネス面でも多くの効果が期待できます。

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“The Sweetness of Doing Nothing”ー自分に余白をつくる贅沢な時間。

忙しすぎる現代人の五感にアプローチする、究極のセルフコンディショニング体験。是非一度その扉を叩いてみては?

Medicha

東京都港区南青山5-3-18 BLUE CINQ POINT C棟B1

https://medicha-jp.com/

1session 8,000円+tax/ 80分

※コースは予告なしに変更になる可能性がありますのでご了承下さい。

■Writer's Profile

渡辺由布子 Yuko Watanabe

17歳から読者モデルとして「Vivi」「JJ」「non-no」など多数女性誌に出演。MBSラジオパーソナリティとして出演。大学卒業後、化粧品会社勤務を経て、フリーランスに転身し、ヨガインストラクターを務める傍ら、トラベルライターとして世界中を飛び回る。過去渡航した国は40カ国以上。特にタイに精通し、渡航回数は20回以上。ハワイ留学経験有り。現在は拠点をロサンゼルスに移し、東京と行き来してデュアルライフを送る。

Life is a journey
instagram:@watanabe_yuko
Twitter:@watanabe_yuko

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