
その腸活間違っているかも?体にいいと勘違いしやすい、誤った腸活5選
こんにちは!SHIORIです。現在、ありがたいことに毎月KOMBUCHA(コンブチャ)講座をやらせていただいていて、今までに200人以上の方にその魅力を伝えてきました。講座に来てくださった方や普段の友人との会話で感じるのは、最近、健康意識が高い人がとても増えてきているということ。
これはとっても素晴らしい事なのですが、同時に、誤った情報を鵜呑みにして一生懸命実践されていらっしゃる方が多いのも現実。腸の機能や役割については、徐々に認知が広がっていますが、正しい対策を実施している人はまだ少ないと感じています。
万人に合うスキンケアが存在しないように、「これだけ食べておけば大丈夫!」「誰が食べても効果がある!」という万能食はこの世に存在しません。しかし、避けるべきものは全ての人に共通していますので、今回は皆さんの食生活を見直す簡単なチェックリストを作ってみました。
自分の食生活を見直す「腸活」チェックリスト

- 便秘になったら、食物繊維をたくさん摂るようにしている
- 1日3食食べるようにしている
- 不調を感じたら悪化する前にすぐに薬を飲むようにしている
- 便は茶色く水に沈んでいる
- 果物をたくさん食べている
さて、いくつ当てはまりましたか?皆さんが勘違いしやすい、健康にいいと思っているであろう項目を並べてみました。
これらに2つ以上当てはまっていたら、あなたの腸はすでに荒れている可能性が。第2の脳とも言われている腸が慢性的に荒れることで、私たちの体はいたるところで機能不全を起こし、それがアレルギーや肌荒れ、太りやすい、便秘、ネガティブ思考、イライラしやすいなどといった症状に繋がってしまうことがあります。
それらを放っておくと、体はどんどん老化し、悪さをする細胞が増えていってしまうことも・・・腸の健康に関する意識を塗り替えるために、今一度、腸活について学び直しましょう!
便秘になったら食物繊維をたくさん摂るようにしている
これは間違いではないのですが、食物繊維には2種類あります。
・不溶性食物繊維
・水溶性食物繊維
この2つにはそれぞれ異なる働きがあり、両方をバランスよく摂ることで腸内環境が整うと言われています。ところが、講座にいらした方のほとんどが玄米や葉野菜やサツマイモといった不溶性食物繊維は比較的摂っているのに対して、海藻類や納豆、なめこ、山芋といった水溶性食物繊維をあまり摂っていない傾向がありました。
今はただでさえ、旬なものや地産地消のものを食べる機会が減り、食物繊維の摂取量が減っています。なので、「意識的に摂る」ということがとても大切です。
その中でも水溶性食物繊維が実はみそ。水溶性食物繊維は、脂肪や糖類の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を抑えたり、腸内の善玉菌のエサとなり腸内環境を整えてくれ、現代人の腸内環境改善に重要な役割をしてくれます。
そういうところから、まずは水溶性食物繊維にどんなものがあるのかを知り、積極的に食物繊維を摂っていただくことで不溶性食物繊維・水溶性食物繊維の両方をバランスよく摂取できるようになるのではないかな、と思います。
1日3食食べるようにしている

今や世界で常識となっている1日3食。現代の一般的な食事内容は昔に比べて量も増え、加工品が多く、脂質や糖質も多いことから1日3食は食べすぎだと言われることも。
胃腸が食べたものを消化・吸収するのには実はかなりの時間とエネルギーを費やすのですが、まだ消化しきれていないところにさらに食べてしまうと、胃腸の負担が大きくなってしまい本来の働きができなくなってしまいます。そうすると、胃腸に常に負担がかかっている状態になり、胃腸が荒れてしまうのもなんとなく理解できますね。
また、食べる量が多いということは避けるべき食べ物も多く摂取してしまっている可能性が高いため、余計に腸が荒れる原因となります。それを避けるためにできるのは、「食べすぎないこと」。
初めは難しいかもしれませんが、理想は1日1.5食~2食と言われています。私も1日3食だったところから、1日2食にして2年ほどたちますが、体重管理、肌のトラブル、定期的にやってくる体の不調から解放されて毎日すごくハッピーです。
不調を感じたら悪化する前にすぐに薬を飲むようにしている

薬は緊急事態にはとても助かりますが、あくまで症状を抑えてくれるもので、体の不調を根本的に治してくれるものではありません。今までと同じ生活をしていると、また同じ症状が出てくる可能性も。では、どうしたら良いのでしょうか?
私たちには自然治癒力、免疫力という体を守るための機能が備わっています。それらの力を最大限に発揮できたとき、私たちはウイルスにもストレスにも強く、毒素の排出機能もスムーズに行われる体を手にすることができます。
その体づくりをするために必要不可欠なもの、それは私たちの生きるベースでもある「食事」です。私たちの体は、食と栄養でできています。食事を見直すことで自然治癒力や免疫力を呼び起こし、不調の根本的原因を取り除くことができることも!
冒頭でも話したように、私たちには万能食という物がありません。しかし、避けた方がいい食べ物は共通しています。例えば、最近日本でも問題視され始めた食品添加物、精製された砂糖・塩、酸化した油、グルテン、薬剤など。これらが腸を傷つけたり、消化がうまくされずに毒素として体内に蓄積していき、悪さをすると言われています。
私たちができることは、むやみに何かを摂取するのではなく、水をたくさん飲み、静かに体の中で免疫細胞が戦ってくれているのを見守り、お腹が空いた時に体に優しい体が喜ぶものを食べる。なるべく体に負担をかけない、邪魔をしないというシンプルな生き方が求められているのです。
便は茶色く水に沈んでいる

皆さんは自分の便をチェックしていますか?便を確認することは、自分の腸内環境を手軽にチェックすることができる方法のひとつです。
理想的な便は、黄土色から茶色でバナナ状のものだと言われています。私ははじめて知った時、思ったよりも理想的な便の色が薄くて、柔らかいということに衝撃を受けました。これも食事や、生活習慣によって色や固さが変わります。固くなると便秘にもなりやすくなるので注意が必要です。
果物をたくさん食べている

果物はビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれているので「体に良さそう!」というイメージがあるかと思います。栄養素が豊富なのはその通りなのですが、最近の果物には想像以上に糖がたくさん含まれているのをご存じでしょうか?
また、最近の果物は品種改良されているものが多いため、糖分が増えただけではなく栄養素が減ってきているものも。スムージーにすると飲みやすいため、たくさんの種類のフルーツを入れて飲む方もいるかもしれませんが、それでは当分の摂りすぎでカロリーオーバーしてしまいます。
感覚的にはスイーツの一つとして楽しむくらいがちょうどいいと思います。一日の摂取量の目安としては、1日にバナナ2本、もしくはリンゴや梨1/2個、もしくはみかん2,3個。意外と少ないと思いませんか?個人的には市販のお菓子を食べるよりは果物を食べた方がいいと思っていますが、あくまで嗜好品として食べるくらいがいいのかもしれません。
最後に
このように健康にいいと思っていたことが、意外と間違っていたなんてことがまだまだあるかもしれません。なので「これだ!」と思った情報があっても鵜呑みにせず、試してみながら見極めていくスキルを身に付けましょう。
そして、何かを取り入れるというよりは、「できるだけ何もしない」というマイナスの健康法を取り入れ、食べすぎに注意し、避けるべき食べ物を頭に入れておくと、内側から輝く腸活美人になれること間違いなし。ぜひ明日から実践してみてくださいね!
■Writer's Profile
SHIORI
ナチュラルフードアドバイザー/美腸プランナー/『自分の中の自分と繋がる』セッション&ワークショップ開催中/ナチュラルな食を通して居心地のいい暮らしを提案します
公式サイト Instagram :@supershiotan_shiori
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