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今からでも受けたい!台湾の一歩先行く性教育とは?台湾発ユニークなコンドームも紹介

今からでも受けたい!台湾の一歩先行く性教育とは?台湾発ユニークなコンドームも紹介

日本から気軽に行ける旅行先として人気の高い台湾。ジェンダーの面でも、アジアで初めて同性婚が合法化したり、女性の社会進出が進んでいたりと、革新的なイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は、その秘密を探るべく、台湾で行われている性教育についてご紹介します!

2021.04.25 Sexual Wellness

きっかけは「ジェンダー平等教育法」

台湾の性教育のベースになっている「ジェンダー平等教育」

カラフルなパレット

もともと、男尊女卑の色が濃かった台湾でしたが、1987年に戒厳令が解除されたのちに女性運動が活発化。教育の面でも徐々に「両性」の平等に狙いを定めた教育法の制定に向けた動きが盛んになっていました。

そんな最中、2000年に性同一性障がいと考えられた男子中学生がいじめに苦しんだ末に亡くなってしまうという事件が発生。これを機に「両性」という言葉ではなく「ジェンダー」というより一層包括的なワードを用いた教育法の成立へと舵を切ることに。

このような時代背景から、2004年に「ジェンダー平等教育法」が制定されました。現在行われている台湾の性教育はこの法律が基になっています。

実際にどんな教育が行われているの?

山積みにされた本

「ジェンダー平等教育法」には「教育分野の改善だけではなく、家庭やコミュニティなどいろいろな面からのアプローチが必要」であることが明記されています。また、教育内容について触れられている部分では、小中学校では毎学期4時間の授業を行うこと、高校や5年制専門学校では、他の科目にジェンダー平等教育を組み込むこと、大学・大学院ではジェンダー研究の科目を置くことが定められています。

性教育に携わる教師の在り方についても触れられており、教師自身がジェンダー平等に対する意識をしっかりと備えていることや、学生に対してジェンダーを学ぶように勧めるべきといった内容が記載も。教育を行う側の重要性がプッシュされていると言えるでしょう。

急がば回れ。教育全体をまるごと改革!

読書する女性

「ジェンダー平等教育法」に基づいて小中学校の教育課程にも変化が起こりました。ジェンダーの平等を軸にして個人の興味や長所を伸ばすことが重視されるように。性教育分野に限らず、「総合活動」「健康と体育」「社会」「芸術と人文」「国語」といった、一見性教育とは関わりの少なそうな科目でも、ジェンダー平等の視点を踏まえて教育方針を組み立てることが定められています。

このように、台湾ではさまざまな切り口でジェンダー平等教育が進められており、性教育を単体としてではなく、社会で生きる個人を育てる学習と絡めて、オールジャンルな切り口から根本的な意識のアップデートを図っていることが特徴的なポイントであると言えるでしょう。

台湾式性教育の賜物?!思わずチョイスしちゃいそうなコンドーム

「避妊」についてもしっかり学べる台湾の性教育

台湾の学校では、中学校2年から避妊の方法に関する教育が行われ、学生たちは適切な避妊をすることや性感染症から身を守ることがいかに大切かを学びます。ところで、わたしが使用していた保健体育の教科書を思い出してみたのですが、避妊方法に関する記載はあったものの、ページ下半分のわずかなスペースに小さな文字で紹介されていただけだったような。みなさんが受けた性教育では、避妊の方法についてどの程度触れられていましたか?

九份を訪れた際はぜひ!コンドームショップでお土産ゲット

千と千尋の神隠しの舞台になったとされる建物がある、台湾旅行の定番スポット「九份」にある「保險套世界(コンドームワールド)」という雑貨店。こちらでは、コンドームをはじめ様々な種類のグッズが売られており、ポップな見た目でお土産にぴったりな商品がズラリと並んでいます。ユニークな台湾土産としてプレゼントすれば、お友達の印象に残るかも?

保險套世界

ポップに避妊を!台湾の学生発案の野菜みたいなコンドームって?

「性行為は食事することと同じくらい自然で健康なこと」というメッセージのもと、台湾の大学生が考案した「Love Guide Condom」。男性器のサイズに合わせて5種類の野菜から着想を得たパッケージデザインが施されており、一目でコンドームのサイズがわかるという優れモノ。フレッシュでポップなデザインが避妊具のイメージを明るく覆します!

台湾の学生が考案したコンドーム「Love Guide Condom」

台湾の性教育、ゴールは「自分らしさを伸ばす」。

ポーズを取る女性

性教育はデリケートなトピックと認識されがちですが、自分を肯定するためのカギを握ってるとても重要なもの。台湾の性教育の特色として挙げられるのは、ひとりひとりの自分らしさを伸ばすというベクトルで進められていることです。日本の性教育はまだまだ保守的な部分が目立ちますが、同じ東アジアに位置しており、文化的にも似た側面の少なくない台湾からだからこそ取り入れやすい部分があるかもしれませんね。

参考文献「台湾におけるジェンダー平等教育と性教育」

■Writer's Profile

竹田 歩未 Takeda Ayumi

関西在住の大学生。「わたしの性は、じぶんゴト。」というテーマでフェムテックグッズを紹介するフェムテクラブ(Instagram @femteclub)を運営。大学ではジェンダーについて学ぶ傍ら、台湾好きが高じて中国語学習に奮闘中。

Instagram @ayumin_tkd Instagram @femteclub

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