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”持たない”選択。今増えている「DINKs」について考える

”持たない”選択。今増えている「DINKs」について考える

my-muse読者に多いアラサー女性には、結婚や出産について考える機会が多い方もいるでしょう。これからの生き方計画の一つとして、最近「DINKs(ディンクス)」という夫婦が増えてきているとか。DINKsって何? 増えてきている理由は? 読者と同じアラサーの筆者が、考えます。

2021.03.09 私の選択

DINKs=子供を持たないと決めた夫婦

赤ちゃんの足

「Double Income No Kids」の略である、DINKs。共働きで子供を持たないと自らの意思で決めた夫婦のことを指します。あるデータによると、核家族(未婚の子供を持つ夫婦)が子の30年で平均して減少しているのに対し、子なしの夫婦は約2倍に増加。このデータでは意図的に子供を持たないことを選んだかどうかまでは図れませんが、それでも確実にDINKsが増えていることが推測できます。

時代背景から考える、DINKsが増えた理由

それぞれの事情はあれど、最近の背景から、筆者は次の要素がDINKsを増やしている原因だと考えます。

1.女性のキャリアアップ思考が強くなっている

働いている女性

妊娠出産を考える20代・30代は、女性にとって同時にビジネスキャリアを考えるタイミングでもあります。近年は産後の復帰など、子供を持っても仕事ができるようさまざまなサポートを取り入れている企業も多いですが、いくらサポートがあっても、出産前と同様に働くのは至難、ましてや出産前以上に仕事中心の生活をするのはかなり難しいでしょう。

こういった背景を考えると、キャリアや社会に参加することを大切にする女性は、100%の力で仕事に臨めるDINKsという形を望むでしょう。そして女性の社会進出を推しはかる昨今の流れが後押しとなり、そういった女性が増加してきているのではないかと考えられます。

2.時間や金銭に余裕のある暮らしを望んでいる

お金を持った女性

余裕のある暮らし・裕福な暮らしは誰しも望むと思いますが、昨今はそれが顕著だと筆者は感じます。その大きな原因と考えられるのが、SNSの普及です。

一昔前は自分が知れる人の生活なんてせいぜい遠くても友人の友人。自身と価値観や世帯収入、住む環境が近い人たちくらいでしたが、SNSが爆発的に普及した現在では、すぐいろんな人の暮らしぶりが覗けます。「こんな世界もあるんだ」と知り、「自分もこんな暮らしがしたいから働かなきゃ!」となる人もいるでしょう。結果、収入が減ったり旅行などの娯楽にどうしても制限がでてしまうことを考えると、「子供を持たない」という選択肢に至る人もいると思います。

コロナは、DINKsの増減にどう影響を与える?

女性のキャリアそして暮らしに求めるもの。筆者はこの2つがDINKsの増加に大きく影響していると考えますが、去年から「新型コロナウイルス」という大きな要因が加わりました。コロナはDINKsの増加にどう影響を与えるでしょうか。

「ウイルスが蔓延している環境下で妊娠・出産」「新しい生活しようで生活が安定しない中で、子育て出費が発生すること」。こういったリスクを考えると、やはり子なし家族はこれからも増加していくことが考えられます。しかし一方、「リモートワークが普及し地方に暮らせるようになるので、お金も時間も余裕が出て子育てしやすくなる」などといった考えもあります。

ワクチン接種が世界的各地で始まり、コロナウイルスとの戦いにも変化がありそうですが、このコロナ禍によって、DINKsに対する考えやDINKsを選択する人たちに変化があるのは間違いないでしょう。

■Writer's Profile

MAHARU

雑誌編集者・フリーライター。女性ファッション誌読者モデル。30代に入り、色んな意味で人生の岐路に立っています。働き方や美容をメインに発信していきます!

Instagram:@mahal_mahar

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