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アメリカ子育てで感じた日本がママに求める「普通」は表彰レベル

アメリカ子育てで感じた日本がママに求める「普通」は表彰レベル

2021.02.02 インナービューティー

アメリカ人夫と結婚しアメリカで妊娠出産、子宝に恵まれた私は妊娠中の検診から育児に葛藤する今に至るまで、日本との違いを肌で感じています。

アメリカ育児と、日本育児、社会環境において、それぞれにいいところもありますが、「ママの役割」にフォーカスしてみると、日本のママ達の頑張りは表彰レベルではないでしょうか。

そんな日本が求める「普通」をやってのけるママたちは、本当に素晴らしいですが、日本社会、世間のイメージもあり、「日本のママの役割」にプレッシャーを感じているママも多くいるはずです。

今回は、アメリカの子育てと見比べながら、ご自身は十分すでに立派なママであることを再確認してみてください。

自然分娩で出産しなきゃ立派なママじゃない?

最近は日本でも出産方法の選択も増えてきましたが、未だに自然分娩だけを特別褒める傾向が日本にはあるのが事実です。

中には、自然分娩の願いが叶わずに、帝王切開になったり、命をかけて挑む出産に褒められる順番など本来ないはずです。

この世に新しい生命を誕生させる事ができただけで十分立派で奇跡的な事なのです。

一方アメリカは?

アメリカでは専門医制度が進んでいる背景もあり、多くの妊婦さんが無痛分娩にて出産します。

実際に私も、無痛分娩で出産しましたが、それでも陣痛の痛みは言い表すこともできない痛みでしたし、産後の傷跡も長いこと痛みました。

どんな出産方法だって、長い間お腹の中で一生懸命育てて、出産という大仕事をしたママはすでに立派です!

母乳育児じゃなきゃ立派なママじゃない?

赤ちゃんの大切な栄養源でもあるママの母乳は、赤ちゃんに最適な成分が多く含まれ免疫力を高める効果があると言われています。

しかし、母乳育児は想像を絶するほどの重労働!

ましてや産後間もないママの体は、まだ完全に復活もしていない上に、赤ちゃんのお世話で睡眠を取るのも一苦労なんてママも多いはず。

未だに多くの産院が母乳育児を推薦している理由は赤ちゃんのためではありますが、ママ自身が疲れてしまうようなら、時にはミルクを与える混合育児でも十分立派です。それから、母乳が出なくて悩めるママもいるかと思いますが、それは仕方がないことで、ママが悪いわけではありません。

また、ミルク育児にはパパが赤ちゃんにミルクを与え、スキンシップをはかれるメリットもあります。

ミルク育児でも赤ちゃんは立派に育つので、自分を責めるのはやめて我が子にたくさんの愛情を捧げましょう!

一方アメリカは?

アメリカでも基本的に日本と同じで母乳推薦です。これは世界共通ですね。

アメリカにも育休制度はありますが、平均産後1ヶ月程度なので、搾乳して頑張るママもいますが、母乳育児を諦めざる得ないママも多くいます。

私は外で働いていないので今でも母乳育児をしてますが、産後の産婦人科検診で、母乳育児と伝えたところ、1年分のミルクを提供していただき、「たまには休んでね」と声をかけていただき嬉しかったです。

夫の協力があれども、それくらい疲れた姿だったんだと思います。

赤ちゃん第一に変わりはないですが、子育てはママの体が資本です!

離乳食は手作りしなきゃ立派なママじゃない?

ケーキに顔を突っ込む赤ん坊

今や、離乳食の本がなくともインスタグラムなどで、大人がみてもワクワクするような離乳食がSNS上には溢れています。

離乳食には日本独自のバランスの取れた食育文化が色こく反映されていて素敵だなと、アメリカに住む私は関心する毎日です。

しかし、この離乳食作り、とっても大変ですよね?

かわいい我が子のために楽しんで離乳食作りをするママもいれば、そうじゃないママ、時間がないママだっています。

離乳食を作る時間がなければ、市販の離乳食を与えたってなんの問題もありません。

それに、離乳食を与えている期間は母乳やミルクで栄養はしっかり取れているはずなので、赤ちゃんの食が進まなくても神経質にならずに楽しむ余裕を持ってくださいね。

一方アメリカでは?

アメリカでは離乳食の種類が豊富に揃っていて、スーパーなどに行けば、棚一列全てが離乳食なんて事もあります。

それくらい市販の離乳食は当たり前の存在です。

私もはじめの頃こそ、張り切って全てを手作りしてましたが、今では市販の離乳食なしでの育児は考えられません。

それくらい市販の離乳食に助けられています。

無理しない子育てそれがアメリカのいいところ!

両親と赤ん坊

アメリカでは、出産にしろ、母乳育児しろ、離乳食にしろ、ママの負担になるようなことは誰も望んでいません。

「ママのできる範囲でやる」これが大前提で、パパをはじめとする周りのサポートも手厚いです。

これも私の実体験ですが、息子の生後1ヶ月検診の際、息子の睡眠時間を問われ答えたところ、平均より短い息子の睡眠時間を気にして、「ママの睡眠も大切よ、たまには思いっきり寝ていいのよ」とデイケア一覧表を手渡されました。

息子の睡眠や授乳ばかりに気を取られたいた私は、寝れなくてあ当たり前と思っていたので、この時、すっと肩の荷が降りた感じがしました。

ママとパパの子育てを周りが見守る体制が整っているのは、アメリカ子育てのいいところ。

子育て本来の理想の形です。

日本では待機児童などの問題もあり、課題は山積みですが、少しでもいい変化が訪れ子育てがしやすい社会になるのが待ち遠しいです。

そのためにもまずは、ママ本人がママに求める期待度を下げてみてはどうでしょうか。

ママはママであるだけで十分立派!

専業主婦でも働くママでも、それぞれに大変な部分があると思います。

子育てをしていると、赤ちゃんに付きっきりであっとゆーまに1日が過ぎ去り、掃除機がかけれなかった日、夕飯の支度が出来なくてスーパーのお惣菜が晩ご飯の日、パパが帰宅する前にお風呂掃除が出来なかった日、そんな日があるのが当たり前です。

それほど、子育ては大変です!

子育てと家事に完璧を求める必要はないのです。子育てをするママはそれだけで十分立派です。

今はリモートワーク・テレワークが進み、パパとの時間が増えたご家庭もあると思いますし、パパがママの役割をしているご家庭もあるはずです。

社会や時代は少しづつ確実に変化しているので、従来の日本のママのイメージに囚われず、それぞれのご家庭のスタイルで、育児に家事を楽しむ時ではないでしょうか。

■Writer's Profile

ダブリン 遥香

アメリカ人夫と国際結婚。一児のおとこのこママ。妻になってもママになっても私らしく!

夫と息子とアメリカ暮らしを満喫中。

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