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私の愛するmuseたち/ 年末年始に観たい!女性をエンパワーメントする映画3選

私の愛するmuseたち/ 年末年始に観たい!女性をエンパワーメントする映画3選

2020.12.25 インナービューティー

新型コロナウィルスの影響で、いつもとどこか違うホリデーシーズン。今年の年末年始は家で映画やドラマを観ながらゆっくり過ごしてみるのもいいかも。

今回は「私の愛するmuseたち」という共通のお題をもとに、筆者自身が過去に観て影響を受けた、女性のエンパワーメント映画について考えてみました。落ち込んだ気分を晴れやかにしてくれたり、イライラした気持ちを鎮めてくれたり、一歩踏み出せない時に勇気を奮い立たせてくれたり笑いあり、涙あり、観るだけでデトックスできるような、とっておきの3選をご紹介しましょう。

1. 「HUSTLERS」

HUSTLERSのDVD表紙

ニューヨークのウォール街を震撼させた、驚愕の実話(!)を映画化したクライムエンターテイメント「HUSTLERS 2000年代前半リーマンショック前後のNYを舞台に、ストリッパーとして強く逞しく生きるシングルマザーたちの“sisterfood”(=人種を超えた姉妹同然の熱い友情)、女性のempowermentなどの社会問題さえも、リアルに、生々しく、テンポよく描いた、女たちの女たちによる痛快ムービーです。

人気ストリッパーRamonaを演じるジェニファー・ロペスの体当たりなポールダンスパフォーマンスは圧巻!パワフルでセクシーでゴージャス、まさに奇跡の50歳! Mother has a mental illness(子供のことになるとつい判断が鈍ってしまうのよ、的な意味)」というセリフが印象的でした。外ではどんなに強く気丈に振る舞う女性も、家に帰れば誰かの母であり、我が子は絶対的な存在だということを痛感させられます。他人事ではいられない、見過ごしてはいられない作品。

ちなみに、私の隣で鑑賞していたメンズに映画の感想を問うと、「女性って怖いね」の一言でした(笑)

2.「OCEAN’S 8」

OCEAN’S 8DVDの表紙

オーシャンズシリーズといえば、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツら豪華キャストが扮する犯罪スペシャリスト集団が、ラスベガスやパリを舞台にカッコ良く暴れまくる、映画史上に残る大ヒットクライムアクションムービーです。

Oceans11が公開されたのは2001年。111213を経て、10年越しに全員女性の新生オーシャンズが結成されました。サンドラ・ブロック、アン・ハサウェイ、ケイト・ブランシェット、リアーナなど、8人の豪華絢爛なハリウッド女優が大集結!

え?待って、リアーナってシンガーじゃなくて?と思いきや、ハマり役で見事な名演技でした。白人だけにとどまらず、インド人やチャイニーズもしっかりキャスティングされていて、個性が光る面々。人種差別や性差別問題も題材として盛り込んでくるところはさすがハリウッド作品です。

舞台はニューヨーク、メトロポリタン美術館で開催される世界最大のファッション祭典「METガラ」で150億円相当のカルティエ強盗計画に挑みます。 華麗な盗みテクニックと、美しく豪快な彼女たちに終始魅了されっぱなし。予想外な展開もあり、ワクワクドキドキが止まらない。見終わった時のスカーッとした爽快感といったら、暑さ寒さも、悩みさえも吹き飛ばしてくれるよう。

そういえば最近スニーカーやペタンコ靴しか履いていなかったけれど、たまにはハイヒールを履いて、カツカツとカッコ良く歩いて街に繰り出してみたくなりました。そして4050代になっても、真っ赤なレザーのパンツをカッコよく着こなせる、ルー(ケイト・ブランシェット)のような女性でありたいと強く思いました。 未来にあれこれ妄想を膨らませたら、久々にニューヨークに行きたくなりました。メトロポリタン美術館とか五番街とか、映画のロケ地巡りも楽しそう!

爽快!軽快!豪快!痛快!とにかく観ていて気持ちがいい!史上最強のオーシャンズの誕生かも。

3. 「SEX AND THE CITY」

SEX AND THE CITY 2

言わずと知れた世界的大人気ドラマ「SEX AND THE CITY」は、ガールズエンパワーメントの先駆けと言っても過言ではないのでは? 劇場版が公開されたのは今からもう10年以上も前のこと。当時「SATC2」の公開を記念して六本木ヒルズで開催されたジャパンプレミアに運良く参加でき、来日した主演4女優がレッドカーペットに現れた時の興奮といったらもう!しばらくはキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)の派手なファッションを意識してみたり、「どちらかといえばA子はシャーロット(クリスティン・デイビス)系だよね?B子はサマンサ(キム・キャトラル)ね!」とグループの中で役割分担をしてみたり(笑)それくらい日本中の女子たちが熱狂し、世界中で社会現象を巻き起こしたのを覚えています。

2020年になった現在、改めて作品を観てみると、確かに時代の移り変わりは感じさせるものの、ニューヨークで暮らす女性4人の等身大に描かれた恋愛模様は、30代の筆者にとっては、憧れと共感する気持ちを同居させながらもよりリアルに映りました。 結婚、出産、マンネリ、浮気、育児ノイローゼ、家庭崩壊など、ライフステージの変化に伴い、年頃の女性なら誰しもが直面するであろうトラブルや悩みを明るく赤裸々に、かつコミカルに描写していて、なんだか一緒に乗り越えて行けそうな気にさえなりました。 女性が女性らしく、強く、逞しく、カッコ良く生きるためのtipsがたくさん潜んでいるはず。いっそのこと、今年の年末年始はドラマのシーズン1から見直してみようかな?

■Writer's Profile

渡辺由布子 Yuko Watanabe

17歳から読者モデルとして「Vivi」「JJ」「non-no」など多数女性誌に出演。MBSラジオパーソナリティとして出演。大学卒業後、化粧品会社勤務を経て、フリーランスに転身し、ヨガインストラクターを務める傍ら、トラベルライターとして世界中を飛び回る。過去渡航した国は40カ国以上。特にタイに精通し、渡航回数は20回以上。ハワイ留学経験有り。現在は拠点をロサンゼルスに移し、東京と行き来してデュアルライフを送る。

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