エコバッグの簡単な作り方!お出かけの必須アイテムを自分好みに手作りしよう
レジ袋が有料になった今、エコバッグはお出かけに欠かせないアイテム。あると便利なのはわかるけど、わざわざ購入するのはちょっと…と思っている方も多いでしょう。そこで今回は、エコバッグの簡単な作り方をご紹介します!レシピを参考に、好みのバッグを作ってみてください。
手作りエコバッグに必要な材料と道具
①生地
手作りエコバッグには、なんといっても生地が欠かせません。お気に入りの素材や柄、模様の生地を選べば、毎日のお買い物もきっと気分が上がるはず。頑丈なエコバッグを作りたい時は分厚い生地がおすすめ。反対に折りたたみ式のエコバッグを作る際は、薄手の生地を採用してみて。
本体用の表地だけでも良いですが、よりしっかりした作りにしたいなら裏地用の生地も用意しましょう。また、持ち手用の生地も必要。肩掛けタイプにしたいなら長めの生地を、手提げにしたいなら短めの生地を準備してください。
②ミシン・ミシン糸
エコバッグ作りには、ミシンも欠かせません。小さいバッグならともかく、大きいエコバッグは手縫いだと時間がかかります。縫う箇所も多くなるため、手間に感じるでしょう。
また生地をしっかりと縫えるよう、ミシン糸も用意してください。生地と糸の色が違いすぎると、違和感のある仕上がりに。生地の色に合わせた糸を使ってくださいね。
③ハサミ
ハサミもエコバッグ作りに欠かせない道具の一つ。生地をカットしたり、糸を切る時に使います。ハサミは糸切り用と生地をカットするもの、2種類を用意しておきましょう。
ハサミの切れ味が悪いと、仕上がりが汚く見えてしまいます。生地がほつれ、バッグが破れてしまうことも。必ず切れ味の良いハサミを準備してください。
手作りエコバッグにおすすめの生地とは?
①ナイロンタフタ生地
手作りエコバッグには、ナイロンタフタ生地の使用がおすすめです。タフタとは、長い繊維を平織りにしたもの。ポリエステルやナイロンなどの合成繊維が使用されており、防水性が高いのが特徴です。
伸縮性はないため、折りたたみには向いていません。その代わり丈夫なので、重たい荷物を入れるのに重宝しますよ。肩掛けタイプの頑丈なエコバッグを作りたい時は、ナイロンタフタ生地を使ってみて。
②ナイロンオックス生地
ナイロンオックス生地も、頑丈さを重視したい方にピッタリの生地。厚手で耐久性が非常に高い上、撥水性も抜群です。まさにエコバッグ向きの生地だと言えるでしょう。
ナイロンオックス生地は厚みがある上、型崩れしにくい素材。そのため折りたたみ式のエコバッグには向きません。形状記憶型のバッグを作りたい時に重宝する生地です。
③リップファブリック
小さくたためるエコバッグを作りたい時は、リップファブリック生地がおすすめ。非常に薄手の生地で、折りたたんだ時に生地が戻ってくることもありません。
薄手なのにかなり頑丈で、重たい荷物もしっかり支えてくれるのも特徴。おしゃれな柄の素材も多く、デザイン性を重視したい方にもおすすめです。
エコバッグの簡単な作り方5選!
作り方①小さくたためる!簡単エコバッグ
折りたたみ式のエコバッグが欲しい方には、こちらの作り方がおすすめです。ゴムがバッグの入れ口に付いているのが特徴で、小さくたたんだ後はゴムで留めておくことができます。たためる上にかさばらない、人気のハンドメイドバッグですよ。
このエコバッグは縦36センチ、横30センチの比較的小さいサイズ。コンビニなどのレジ袋代わりにちょうどよいサイズ感となっています。底マチはありませんが、サイドにマチがあるため作りも頑丈。
- 本体用生地 40×49センチ2枚
- 持ち手用生地 40×18センチ 2枚
- ゴム 24センチ
- 持ち手の布を中表に折り、縫い代1センチで縫います。
- 縫い代をアイロンで割り、表に返して両端3ミリにステッチを入れます。
- 生地の下部を、1.5センチの3つ折りにして、アイロンで折り目を付けます。
- 三つ折りを一旦広げ、外表で2枚の生地を重ね、サイドをまち針などで止めます。
- 生地の両端を、縫い代5ミリで縫いましょう。
- 生地をひっくり返し、更に両端を縫い代1センチで縫います。
- 入れ口と底から9センチの箇所に、チャコペンで印を付けます。
- 印を付けた所に、小さく切り込みを入れてください。
- 生地を横向きにし、印の所で折り曲げ、縫い代5センチで縫います。
- 生地を表に返し、切り込み部分を合わせるように折ります。
- 底になる辺を、端から1センチの所で縫いましょう。
- ゴムを半分に折り、入れ口の中央部分に縫い付けます。
- 先ほど作った持ち手の中央と、本体の切り込みを合わせ、縫い代5ミリで縫ったら完成です。
作り方②裏地付きまん丸エコバッグ
まん丸エコバッグは、裏地までかわいいと大人気のアイテムです。裏地があるため安っぽく見えませんし、作りも頑丈ですよ。他のエコバッグとは違う、丸い形もおしゃれです。持ち手が長いため、肩掛けバッグとしても使用できるでしょう。
動画内では、MサイズとLサイズの寸法が紹介されています。小さい買い物袋が欲しい方はMサイズ、大量の荷物を運びたい方はLサイズを作ってみると良いでしょう。
- 表地 39×44センチ 2枚
- 裏地 39×44センチ 2枚
- 持ち手用生地 12×108センチ
- 持ち手用の布を、4つ折りにします。
- 端の10センチは開け、両サイドを縫い合わせます。
- 表地を中表に折り曲げ、下部分の生地半円状に切り取ります。
- 生地の左上の角を、縦6.5センチ・横5.5センチの四角形状にカットします。もう1枚の表地、2枚の裏地も同様にカットしてください。
- 表地2枚を中表に合わせて、入れ口以外の端を縫い代1センチで縫います。
- 裏地も中表に合わせ、入れ口と真ん中10センチ以外の縁を、1センチの部分で縫います。
- 生地をひっくり返して、表地と裏地を中表に合わせましょう。
- 入れ口の5.5センチ部分から、②で切り抜いた箇所を1センチでステッチします。
- ②でできた四角部分の角に、小さく切り込みを入れてください。
- ②の切り取り部分の側面の生地を、1センチの所で折り、0.5センチでステッチします。
- 縫い代が交互になるように合わせ、1センチでステッチしてください。
- 生地をひっくり返して裏地を出し、④で縫わなかった10センチを縫います。
- 裏地を中に入れ、入れ口0.5センチと4.5センチ部分を縫いましょう。
- 本体に持ち手を通し、持ち手の端を広げて1センチでステッチします。
- 持ち手を折り、両端を縫い合わせたら完成です。
作り方③底マチ簡単エコバッグ
中身を安定させて持ち運びたい方は、底マチタイプのエコバッグがおすすめ。底マチを作るのは難しそう…と敬遠していませんか?こちらの作り方では、難しい手順いらずで簡単に底マチバッグが作れてしまいます。
底マチがあるエコバッグなら、ショッピング用のカバンとしてだけでなく、お弁当バッグとしても使えますよ。大きめサイズだけでなく小さいサイズも合わせて作り、場面ごとに使い分けても良いですね。
- 生地用の布 80×40センチ
- 2センチ幅の綿テープ 40センチ 2本
- 本体用の布の上下を1センチ幅で三つ折りにし、ミシンで縫います。
- 縫った所の表面2箇所に、綿テープを固定します。
- 綿テープの両端12センチを、コの字型に生地と縫い合わせます。
- 生地を中表で半分に折りたたみ、更に下部10センチを折ります。
- 生地をたたんだまま、両サイドの1センチ部分をミシンで縫います。
- 生地を表に返したら、完成です。
作り方④シュパッとたためるエコバッグ
サッとたためるエコバッグとして人気なのが、このシュパッとバッグ。バッグを横に引っ張るだけで、生地をたたむことができます。肩掛け用の持ち手もついているため、荷物が多くなる日にも重宝しますよ。
持ち手の部分に髪ゴムを付けておくことで、折りたたみ後には小さいサイズにして収納することができます。すぐにたためるエコバッグが欲しい!と考えている方は、是非チャレンジしてみてください。
- 本体用の生地 100×50センチ
- カバンテープ 35センチ 2本
- 髪ゴム 1つ
- ハギレ 6×11センチ 2枚
- 生地の上部5センチを、3つ折りにします。
- 折り返しが中に入るように、真ん中の生地を7.5センチ幅で折りたたみます。
- 下部の5センチも、上部と同じように3つ折りにしましょう。
- 生地を2つ折りにし、中心部分から両端8.5センチの箇所に印を付けます。
- カバンテープの両端から5ミリの所に印を付けましょう。
- 髪ゴムをテープに通し、本体生地の印と、テープの印を合わせます。
- 本体生地と持ち手を縫い合わせます。
- ハギレを真ん中で折り合わせ、アイロンで折り目を付けておきます。
- ハギレと本体の両端を合わせ、ハギレの1つ目の折り目を縫い合わせます。
- ハギレを折り目通りにたたみ、ハギレと生地を縫ったら完成です。
作り方⑤収納ポケット付きバッグ
エコバッグを小さく収納したい!という方におすすめなのが、こちらの収納ポケットが付いた手作りエコバッグ。内側に作ったポケットに、エコバッグ本体を入れ込むことができます。折りたたみがスムーズにできるよう、薄手の生地を選ぶのがコツ。裏地も付けない方が、より小さいサイズにたためるでしょう。
肩掛け用の紐も付いていますし、容量も大きいので、たくさんの荷物を持ち運びたい時におすすめ。また本体には裏地が付いていませんが、肩掛け用の持ち手には裏地が付いています。重たい荷物を入れても、肩掛け紐がちぎれる心配はナシ。
難しそうに見えますが、比較的簡単にできます。収納ポケットがあれば、エコバッグを入れる袋がいらなくなるのも嬉しいですね。小さいポケットを複数作り、小物を入れられるようにするのもおすすめ。ポケット付きのエコバッグが欲しい!という方は、是非挑戦してみてください。
- 本体用の生地 50×86センチ
- 持ち手生地 50×10センチ 表地2枚、裏地2枚
- ポケット用生地 30×20センチ
- 紐布 3×24センチ
- 持ち手用の表地・裏地を、中表で重ね、縫い代1センチで縫い合わせます。
- 生地を裏返し、アイロンで形を整えます。
- 紐用の布を、外表で半分に折りたたみます。
- 布を一度開き、折り線に合わせて付き合わせるように折ります。
- 更に布を半分に折りたたみ、両端を縫い代2ミリで縫いましょう。
- 生地の両端を5ミリの部分で折り、ミシンで生地を縫い合わせます。
- ポケットの入れ口となる部分に、アイロンで1センチの折り目を付けてください。
- 更に1センチに折りたたみ、三つ折りにして縫い合わせます。
- 布の表を上にして置き、入れ口の反対側から1.5センチの場所に印を付けます。
- 片方の印の5センチ下にも、印を付けてください。ここに、半分に折った紐を置きます。
- ④で付けた1.5センチの印まで生地をたたみ、両端を縫い代1センチで縫いましょう。
- 生地を外表で半分に折りたたみます。
- 入れ口部分と「わ」以外の2辺を、L字型に縫います。
- 縫い代の角をカットし、縫い代をアイロンで割って本体を裏返してください。
- 入れ口以外の3辺を、縫い代8ミリで縫います。
- 入れ口に1センチの折り目を付け、更にもう1センチ折って三つ折りにします。
- 入れ口の真ん中と、ポケットの真ん中に印を付け、印同士を合わせます。
- ポケットの隣側に持ち手を差し込み、入れ口の縁を1周縫いましょう。
- 全体を裏返して、完成です。
エコバッグを手作りする時のコツ
①縫い始め・縫い終わりは返し縫いをする
エコバッグを作る際は、必ず返し縫いを行うようにしてください。返し縫いとは、一度縫った箇所を重ねて縫うこと。ついつい忘れがちな作業ですが、これを忘れては丈夫なエコバッグは作れません。
ミシンでは手縫いの時のように玉止めを行いません。そのため少し生地を引っ張ると、糸がほつれてしまうのです。必ず、縫い始めと縫い終わりは返し縫いを行なってくださいね。
②最初は針の速度を遅くする
手作りエコバッグに初めて挑戦する方は、ミシンの針の速度を一番遅く設定してください。慣れないうちから針の速度を上げてしまうと、まっすぐに縫うことができなくなります。
エコバッグ作りで一番大切なのは、糸を真っ直ぐに縫うこと。ミシンのスピードに慣れるまでは、ゆっくりのスピードからチャレンジしましょう。
簡単な作り方を知ってお気に入りのエコバッグを手作りしましょう!
難しそうに見える手作りエコバッグですが、実は簡単に出来るレシピが多数。折りたたみ式や底マチタイプ、収納ポケットがあるものなど、種類が豊富なのも嬉しいポイントです。今回紹介した作り方を参考にして、手作りエコバッグにチャレンジしてみてくださいね。
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